【STAFF INTERVIEW_vol.8】「PACの強み」を追求し、PR連携で軌道に乗せた2つのSNS広告事例

PACでは、これまでメディアPR活動を基盤としたマーティング支援施策による認知拡大施策を展開しています。近年のSNSマーケティングトレンドである、Instagramのディレクションや運用、SNS広告配信、サイトのオウンドコンテンツ制作まで、PRとデジタル領域を一貫して行うメリットであるブランドコミュニケーション活動の最大化を目指しております。

PACのSNS マーケティンググループ、デジタルADプランナーであるANJUさんは入社後から地道な努力を重ね、多い時で10ブランドまで担当し、着実に結果につなげています。クライアント、そして社員内でも信頼が厚い存在に成長を遂げる川瀬さんに、「メディア連動のバリューを活かした広告配信事例」についてお話を伺いました。

 

―SNS広告の取り扱い状況について教えてください

弊社では、国内外のブランドのアカウント運用実績がありますが、現在、広告運用領域においては、10億人のユーザーが利用するInstagram、3.4億人が利用するTwitterの2つに力を入れるブランドが大多数を占めております。最近の傾向として、若年層に強くショートムービーに特化した動画SNSの TikTokのアカウントも関心をもつブランドも増えてきている状況です。SNS広告は、ブランドの規模に関係なく、少予算からでも取り組み可能なことがメリットだと思います。

―徹底したブランド世界観の統一、ユーザーへの自然なアピール力など、PR会社らしい強みが生かされた?

2020年日本初上陸のカナダのコスメブランド「BLEU LAVANDE(ブルーラバンド)」は、カナダ東部ケベック州で生まれた天然のトゥルーラベンダー・エッセンシャルオイル(精油)製品を販売しているラベンダーブランドです。日本上陸後、ブランドの認知拡大に悩んでいたことから、弊社ではメディアPRやブランドの世界観の統一したSNSマーケティングも担当させていただきました。

SNSマーケティングでは担当者が2人の構成で、私がSNS広告配信し、もう一人はアカウント運用とUGCプロモーションを担当しておりました。
広告配信を行う際は、広告の配信結果の分析を行うだけでなく、PR活動によるメディア露出からのターゲットの選定やアカウント運用で獲得できているターゲット層およびその世界観を崩さないなど、PRとInstagramアカウントの連携を常に取りながら、ターゲティングセグメントや毎月数枚のバナーを作成しておりました。

―どのようにPDCAを回しましたか?

新しいアカウントの場合、UGCプロモーション戦略が信頼度向上に効果的ですが、UGCでのクリエイティブ素材の2次利用した広告配信も実現させました。主となるブランドの世界観の表現に加え、ユーザー目線が盛り込まれたクリエイティブを拡散することによって、広告バナーに対する新規ユーザーが感じる違和感が解消され、フォローバック率は市場平均の倍近くという結果となりました。ブランドサイトへの流入数は、運用開始時と比べ約5倍に伸び、製品売上へも繋がりました。メディアPRからSNSの広告配信まで一貫した戦略によって、最大限に自然な形でブランドの魅力を引き上げ、短期間でより多くのユーザーへ伝えていくことができたと実感しました。

―ターゲット選定に、メディアPRの連動性を生かす意味とは?

Instagram広告運用においてターゲットを明確にすることが肝要だと考えております。ターゲット選定の精度をあげるためバックアップとして、PRチーム連動の動きが機能していると思います。特に、メディア掲載や季節のおすすめ製品情報は、随時、Instagram のストーリー投稿を活用していきました。製品掲載メディアの読者層と広告ターゲット層をリンクさせ、1つの情報から幅広いリーチを獲得いたしました。メディア掲載自体が、製品のブランディング活動において、信頼性向上へと寄与します。弊社の長年のメディアとの信頼基盤を活かしたPR連動型広告配信こそ、ブランド活動においての様々な場面メリットにつながっていくのではないかと感じています。

「BLEU LAVANDE 」Instagram:https://www.instagram.com/bleulavande_japan/

―潜在顧客獲得を目的としたTwitter広告事例「Nature Lab Tokyo」はどうでしたか?

ブランド認知度拡大を目標に、2021年11月から2022年4月Twitter広告の取り組みを開始しました。これまで、2019年より「Nature Lab Tokyo」のPR活動及びInstagramマーケティング活動を弊社が担当していましたが、潜在顧客獲得を目的とし、Twitterでの広告配信を担当させていただきました。

Twitter広告特性として、興味関心というだけではなく、「フォロワーが似ているアカウント」や「キーワードターゲティング」の選定があります。この2つを掛け合わせて、Twitter上の美容感度が高い層へ注力しました。

前者では、ブランドイメージ、価格帯が似通ったブランドのほか、掲載獲得メディア、掲載目標であるメディア関連のアカウントまで幅広くターゲティングしました。後者では、「クリスマスコフレ」や「ホリデーギフト」などの季節性のキーワードを取り入れるほか、「Qoo10メガ割」「ベスコス」等の美容業界に独自に存在するトレンドキーワードをターゲティングしました。ターゲットのセグメント後、通常の投稿で高反応であった画像をセレクトし、バナー作成しました。

PDCA戦略としては、PR活動のメディア掲載の訴求軸、SNSエンゲージメント訴求軸、Instagram広告でのエンゲージメント訴求軸にセグメントし、訴求内容のPDCAを素早く回しました。結果としてKPIは毎月達成し、フォロワー獲得単価が目標値の1/4に抑えて配信することもできておりました。

「Nature Lab Tokyo」 Twitter:https://twitter.com/naturelabtokyo

―広告事例の成功要因は?

InstagramもTwitterの広告運用ともに、PRチームとの情報交換が非常に役立っています。ブランドターゲットのペルソナ理解、美容に強いキーワードの洗い出しまで、自分自身の学びも深まる機会だと思います。メディアPRが伴走することで、SNSマーケティング活動によるユーザーへの情報発信がより豊かなものとして寄与できると考えております。

―最後に川瀬さんが仕事をする上で大切にしていることはありますか?

私は、クライアントとの密なコミュニケーションを大切にしています。例えば、バナーデザインを作るとしても、ブランドの目指す方向性とお互いの意見とがマッチすることが大変重要です。市場のトレンドを反映することを優先課題にしても、丁寧にお話し、納得の上で進めていきます。Zoomミーティングの場では、細かくヒアリングさせていただいております。また、直近の事例でいうと、SNS広告配信と絡めたオウンドサイトのコンテンツ制作まで行いました。ソーシャルメディアから、オウンドメディアへ流入したユーザーへさらに良質なブランド情報をお届けできればと思っております。

「LUMIURGLAS」 https://lumiurglas.jp/pages/sp001

こちらより本オウンドコンテンツ事例をご覧いただけます。
https://www.pa-c.co.jp/post/news/lumiurglas_digital/

【スタッフプロフィール】

ANJUの画像

SNS Marketing Group / Digital AD Planner
ANJU

美容ブランドを中心に広告運用を担当。
担当ブランド:ルミアグラス、資生堂プロフェッショナル、ブルーラバンド、ネイチャーラボ、クラフトオーガニック etc…

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PACでは、お客様の課題に合わせて最適なSNSマーケティングを提供しております!
お気軽にご相談ください。
SNSマーケティングについて:https://www.pa-c.co.jp/about/#service_02
お問い合わせ:https://www.pa-c.co.jp/contact/

クリエイターとはどんな仕事?職種や向いている人などを解説

近年、テレビやYouTubeなどで、クリエイターという職業を多く目にするようになりました。しかし、多く目にするものの、具体的にどんな職業がクリエイターに該当するのかを答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。

今回は、クリエイターについて深く知りたい人向けに、クリエイターと呼ばれる職種や、どういう人がクリエイターに向いているのかを解説します。

クリエイターとは

クリエイターとは

クリエイターとは、自分自身のスキルや能力を発揮し、価値や作品として提供できる人のことです。

組織では、デザインや制作、編集などを担当します。職業としては、デザイナーや芸術家、映画監督などが挙げられますが、現在ではIT技術の進歩のおかげで、クリエイターとしての幅はより広いものとなっています。

近年では、YouTuberやエンジニアなどもクリエイターと定義付けをされる場合があります。また、ディレクターやプロデューサーといった、組織を取りまとめる役割もクリエイターに該当する職業です。

このように、仕事内容や役割などで見方を変えると、クリエイターという定義の幅広さが分かるでしょう。

クリエイターの職種と仕事内容

クリエイターの職種と仕事内容

クリエイターという職種は、大きく分けて7種類とその他に分けられます。なかには、資格が必要な職種もあるため、希望している職業に資格が必要かどうかも合わせて確認しましょう。

マスコミ系クリエイター

マスコミとはマスコミュニケーションの略であり、メディアを通して不特定多数の人に情報を伝達することを指します。

メディアとは、具体的には新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどが該当します。マスコミ系クリエイターはまさに、このメディアを作る職種です。マスコミ系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・デザイナー
  • ・漫画家
  • ・イラストレーター
  • ・フォトグラファー
  • ・編集者
  • ・アートディレクター
  • ・フォトグラファー

メディアを作る際は編集者がまとめ役となり、絵やデザイン、写真など、コンテンツに必要な要素を各職業へ振り分けて、進行していきます。

数ある職種のなかでも、職業名からどんな仕事内容なのかを想像しやすいのが、マスコミ系クリエイターです。マスコミ系クリエイターを目指している場合は、自分が得意なものを基準にすると、職業を選びやすいでしょう。

エンターテイメント系クリエイター

エンターテイメント系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・CMディレクター
  • ・アニメーター
  • ・ゲームシナリオライター
  • ・キャラクターデザイナー
  • ・3Dデザイナー
  • ・パフォーマー
  • ・舞台監督
  • ・シンガーソングライター
  • ・作曲家
  • ・サウンドディレクター

人を楽しませることに重きを置くのが、エンターテイメント系クリエイターです。多数存在するクリエイターのなかでも、自ら創造して企画をしていく力がとくに重要です。

近年では、IT技術の進歩により、携わるメディア数は増加傾向にあります。具体的には、テレビ関係の仕事以外に、SNSや YouTubeなどのWebメディアでの需要が拡大しています。とくに、CMディレクターやキャラクターデザイナーの活動幅はより広がるでしょう。

建築・工業系デザイナー

建築物の外装や内装をデザインする職種です。建築・工業系デザイナーに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・建築士
  • ・インテリアデザイナー
  • ・空間デザイナー
  • ・プロダクトデザイナー
  • ・ランドスケープデザイナー
  • ・ガーデンデザイナー
  • ・ディスプレイコーディネーター
  • ・照明デザイナー
  • ・CGクリエイター

上記のなかでは、資格を持っていると有利になる職種が含まれています。実際に、建築士は国家資格が必須であり、インテリア関連の仕事はインテリアコーディネーターの資格を持った方が望ましい場合があります。

また、建築・工業系デザイナーはクリエイティブなセンスが問われる一方で、資材の仕入れやものの耐久性なども計算しなければなりません。よって、作るものと予算とのバランスも考える必要があります。

服飾・インテリア系クリエイター

服飾・インテリア系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・服飾デザイナー
  • ・家具職人
  • ・ジュエリーデザイナー
  • ・ガラス工芸作家
  • ・鍛鉄家

上記の職種は、クリエイティブなセンスと合わせて、居心地や使い勝手のよさも問われます。理由としては、服飾・インテリア系クリエイターは、衣食住のなかでも「衣」と「住」に関わる仕事であるためです。

高い技術力を求められる職種でもあるため、知識や経験値を学校や現場で働くなどして、身につける必要があります。

美術・芸術家

美術・芸術家に含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・画家
  • ・彫刻家
  • ・版画家
  • ・書家
  • ・陶芸家
  • ・絵画修復士
  • ・立体造形作家

アートに携わる仕事が多く、オリジナリティ溢れる表現や、芸術的センスが求められる職種です。また、一人前として確立するまでに長い年月を要するため、忍耐強さも重要です。

上記のような仕事に就くまでのプロセスは、多数存在します。もし美術・芸術家として活動したい場合は、現役で活躍している方々から直接情報を得るのがおすすめです。

美術教育や普及・芸術家の支援 

クリエイティブなことをする人に対して、サポートを行う仕事です。美術教育や普及・芸術家の支援に携わる職業は、以下のとおりです。

  • ・中学校美術教員
  • ・美術館学芸員
  • ・幼児造形講師
  • ・デザイン専門学校教員
  • ・アートマネージャー
  • ・陶芸教室講師
  • ・ギャラリスト
  • ・アートセラピスト

相手がクリエイターとして持っているものを見抜く力や、その力を世へ発揮させるために適切に指導する力が求められます。

また、芸術に対する知的好奇心や、コミュニケーション能力も適性かどうかの基準となります。とくに、ほかの職種と比べて人と向き合う時間が長いため、コミュニケーション能力はより求められる職種ともいえるでしょう。

伝統工芸

長年受け継がれてきた技術で作られる工芸品のことを伝統工芸と呼びます。伝統工芸に携わる職業は、主に以下のとおりです。

  • ・染色家
  • ・絵付師
  • ・漆芸家
  • ・仏壇職人
  • ・能面師
  • ・刀鍛冶
  • ・彫金師
  • ・花火師

伝統工芸に携わる職人になるためには、長年の修行に対する忍耐力と高い技術力が求められます。何年の修行が必要であるかは職種によって異なり、免許や資格の取得が不要な職業がほとんどです。

たとえば、国家資格となっている伝統工芸士という資格は、受検できる条件の一部を「実務経験12年以上」と定めています。伝統工芸士は、技術を磨きながら後世まで伝統工芸の文化を語り継ぐ役割を担っています。

その他

世のなかを見渡してみると、クリエイターと呼ばれる職業はまだまだ多く存在します。

  • ・フィギュア原型師
  • ・ギター製作職人
  • ・フラワーアーティスト
  • ・時計作家
  • ・ペーパークラフト作家
  • ・飴細工職人

上記のクリエイターは、創作物をとおして新たな価値観を提供する一面が強い職種です。自身のクリエイティブさを存分に発揮し、見る人の心を躍らせます。

クリエイターに求められる能力

クリエイターに求められる能力

クリエイターとして地位を高めるために必要な能力として、代表的な能力を3つご紹介します。3つの能力のなかには、クリエイターだからこそ伸ばすべき能力もあれば、職業問わずどの仕事でも重要視される能力もあります。

セルフマネジメント能力

セルフマネジメント能力は、仕事をするうえでのベースとなる能力です。クリエイターとして、よいパフォーマンスを行うためにも重要な能力です。

セルフマネジメントとは、自己管理のことを指します。具体的には、業務タスクをこなすことや時間管理をすることが、自己管理の主な内容として当てはまります。

ほかにも、体調管理や感情のコントロールなど、自分自身の内面に関しての管理も、セルフマネジメントの一部です。セルフマネジメント能力を高めると、業務の効率化や自己成長へと大きく結びつきます。

アウトプット能力

クリエイターとして最大限に発揮させる能力が、アウトプット能力です。このアウトプット能力は、創作物というかたちとして具現化され、クオリティの高いものであれば人々の心に刺さる素晴らしいものとなるでしょう。

創作物のクオリティ次第で、クリエイターとしての活動幅が広がり、自分自身の地位を上げられる可能性も見込めます。

アウトプット能力を伸ばすためには、インプットが不可欠です。実際には本や映画など、好みの創作物からインプットし、自分の能力へと落としこみます。

世界的工業デザイナーである、奥山清行氏の例が分かりやすいでしょう。奥山氏の代表的作品であるフェラーリのエンツォという車は、自身が幼いころ大好きだったガンダムのプラモデルからインスピレーションを受け、デザインされています。

アウトプットする際には、自分の好きだったものが自身のクリエイティブさを発揮する原動力となる場合が多いです。インプットとアウトプットの繰り返しで、アウトプット能力を伸ばしていきましょう。

コミュニケーション能力

営業職や接客業で求められるイメージのあるコミュニケーション能力ですが、コミュニケーション能力はクリエイターに対しても求められます。

なぜなら、クリエイターもほかの職業と同様に、人に対して行う仕事であるためです。コミュニケーション能力がとくに必要となる場面は、主に以下のとおりです。

  • ・打ち合わせや会議のときに、クライアントが求めているものを引き出す
  • ・自分が作りたいものとターゲットのニーズを照らし合わせ、調整する
  • ・社内スタッフに対し、的確な指示を出す

コミュニケーション能力を伸ばすと、ほかのクリエイターとの差別化を図れます。クリエイターとしての成長を望むのであれば、コミュニケーション能力も伸ばしていきましょう。

クリエイターに向いている人

クリエイターに向いている人

クリエイターにも適性があります。今回は、クリエイターに向いている人の特徴を3点ご紹介します。

自分が持っている、あるいは伸ばしていきたいスキルや能力が3点のなかに含まれているかを考えながら読み進めると、クリエイターに向いているかどうかが見えてくるでしょう。

創作が好きな人

まずはなんといっても、創作自体が好きであるかどうかがクリエイターへの適性につながります。

創作に対する「好き」という気持ちは、すべての過程においてのベースとなるものです。創作には、多大な時間と労力を必要とします。そのため、好きという感情が前提にないと、クリエイターとして活動を続けることはなかなか難しいでしょう。

また、クリエイターは、ゼロの状態から何か新しいものを作成することが多い職業です。自分が携わった創作物を通じて、人々を魅了させたいという思いや、新たな価値提供をしたいと思っている人も、創作が好きな人の特徴ともいえます。

創作の過程から、創作物に対する人々のリアクションを観察するところまで総合的に見た結果「創作が好き」と感じる人は、クリエイターへの適性があるといえるでしょう。

表現能力がある人

クリエイターには、自分の考えやアイデアを形にしていく表現力が必要です。表現するためには、クライアントやターゲットが求めているものを引き出し、色や空間認識能力、情報を取捨選択する情報処理能力などを融合させながら、具現化していく作業が求められます。

ポイントとなるのは、自分のスキルを優先せず、クライアントやターゲットから求められているニーズを重要視することです。人々の目や心に刺さるような創作物をどう作成するか、常に心がけながら、表現能力を伸ばしましょう。

論理的な思考ができる人

論理とクリエイティブは一見かけ離れたような存在に見えますが、実はクリエイティブに論理的思考は不可欠です。

よい創作物には、理性的かつ客観的視点が求められます。それらの視点を創作物へつなげるために、論理的思考が必要です。

たとえば、クライアント側が求めているものをヒアリングし具現化するためにも、論理的思考が必要です。クライアント側のヒアリング内容をもとに、下記の3点を理性的かつ客観的視点でとらえていきます。

  • ・クライアント側のニーズ
  • ・ターゲット側のニーズ
  • ・クライアント側とターゲット側のニーズのマッチ具合

3点の内容を固めたあと、論理的思考で3点を組み立て、創作物へとつなげていきます。自分が手がけた創作物に対し、クライアント側とターゲット側はどういう受け取り方をするのかを重点的に考えましょう。

クリエイティブの意味や、クリエイティブな人の特徴や性格をこちらで紹介しています。あわせてご覧ください。
参考記事:クリエイティブとは何か?意味や性格の傾向をわかりやすく紹介

まとめ

まとめ

今回は、クリエイターの職種や向いている人などについて解説しました。クリエイターと呼ばれる職業は、豊富に存在しています。クリエイターの力を借りて、自主制作したコンテンツを大きくしようと挑む場合では、どんなクリエイターに頼るべきか悩むかもしれません。

その際は、株式会社PA Communicationに相談することをおすすめします。株式会社PA Communicationは、PR活動やコンテンツのプロデュースなど、幅広い戦略のなかからクライアントの要望に対して最適なアプローチを提案します。

密なコミュニケーションやスピーディーかつ丁寧なサポートを心がけている企業です。まずは気軽にお問い合わせください。

【PAC事例はこちら】

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CHARLES & KEITH:SPRING & SUMMER 2023イベント
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インスタグラマーの主な活動内容とは?おすすめのジャンルは何がある?

Instagramには、インスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーがいます。Instagram内で商品を紹介する投稿や、ファッションなどの投稿に、多くの「いいね」やコメントが寄せられることもあります。

たくさんのユーザーに支持され、 Instagramで紹介した商品がヒットするなど、強い影響力を持っています。しかし、インスタグラマーとはどのような人を指すのか、どのような活動をしているのか、疑問に思うこともあるでしょう。

そこで今回は、インスタグラマーの特徴や活動内容について詳しく解説します。また、 Instagramに投稿する際のおすすめジャンルも紹介します。本記事を読むことで、インスタグラマーのように知名度を上げられるヒントが得られますので、ぜひご覧ください。

インスタグラマーとは

インスタグラマーとは、Instagramにて多くのフォロワーを抱え、特定の分野において影響力を持っている人を指します。インスタグラマーは芸能人や著名人とは限らず、一般の人である点も特徴のひとつです。

ファッションやグルメなど、何らかのジャンルを突き詰めてInstagram内で知名度を獲得しているケースが多いです。Instagram内で知名度が上がると、テレビや雑誌などにも活躍の場を広げて、多くの人に影響を与えます。

たとえば、化粧品の紹介やメイク方法を発信しファンを獲得すると、化粧品メーカーから商品PRの案件を獲得する場合があります。案件を受けたインスタグラマーは、広告塔として商品PRに関する投稿を発信します。

その結果、メーカー側は商品の認知度がUPし、インスタグラマーは報酬を受け取れます。企業案件によって、お互いが利益を享受できる関係性ができあがります。

インスタグラマーの特徴

インスタグラマーの特徴には、以下の5点があります。

  • ・投稿に統一感がある
  • ・継続的に投稿している
  • ・投稿写真や画像に力を入れている
  • ・コミュニケーションを大切にしている
  • ・フォロワーから信頼を得ている

人気インスタグラマーの投稿を観察すると、上記の特徴を意識していることがわかります。ここでは、上記の特徴について詳しく解説するので、アカウントを育成するための参考にしましょう。

投稿に統一感がある

インスタグラマーは、発信する内容に統一感がある点が特徴です。特定のジャンルに関する投稿をすることで、ユーザーからは、どのような発信をしているのかが一目でわかります。

反対に、さまざまなジャンルの投稿をすると統一感が生まれず、フォロワーに認知されにくい状態になってしまいます。

ジャンルを絞った投稿は、ファンを獲得する範囲が狭まってしまうのではと思ってしまうでしょう。しかし、投稿を見たユーザーの心に刺さりやすいメリットがあります。

テーマがわかりやすいのはもちろんのこと、投稿の見やすさを重視して、画像のレイアウトや色味にも統一感を意識しています。

継続的に投稿している

毎日のように投稿を続けている点もインスタグラマーの特徴です。Instagramは世界中で利用されており、毎日膨大な量の投稿がされています。そのため、投稿頻度が低いと投稿がすぐに埋もれてしまい、認知度向上につながりません。

インスタグラマーはInstagramで知名度を上げる方法を知っているほか、継続して投稿することの重要性を知っています。投稿に対して「いいね」やコメントをもらうとうれしくなりますが、有名になるには、何より継続力が一番と言っても過言ではありません。

投稿写真や画像に力を入れている

人気インスタグラマーは、投稿する画像や動画の質を意識します。投稿を見たユーザーへ印象を与えるためにも、加工アプリを利用してインパクトを感じられるようなクオリティに仕上げます。

見た目の質を上げるための加工も重要ですが、投稿の内容にも気を配らなければなりません。Instagram内でのトレンドを分析し、自分の投稿に取り入れて、多くのユーザーの目に留まってもらう必要があります。

InstagramをはじめとしたSNSには、投稿内容が多くの人に拡散される「バズ」と呼ばれる現象があります。知名度を上げるためにも、あえてバズを狙った投稿をすることも時には重要です。

コミュニケーションを大切にしている

人気のあるインスタグラマーは、ユーザーと積極的にコミュニケーションをとっている点も特徴のひとつです。

投稿に対するユーザーからのコメントへの返信や、インスタライブでのコメント読み上げなどが主なコミュニケーションの手段です。Instagram内でコミュニケーションをとることは、フォロワー獲得のためには重要です。

「ホーム率」と呼ばれるフォロワーのフィード画面に、自分の投稿が表示された割合を示す指標があります。ホーム率を上げてバズにつなげるためにも、日常的な交流は不可欠です。

フォロワーから信頼を得ている

インスタグラマーとして人気になるには、フォロワーからの信頼を獲得することが欠かせません。

おすすめ商品の紹介や日常で役立つ情報などを発信する際に、情報の信ぴょう性が重要になります。その際に情報元が怪しい場合、ユーザーから投稿者に対する信頼は薄れていき、フォロワー獲得につながりません。

SNS上でのつながりはリアルとは違い、つながりやすい分、離れやすい一面もあります。簡単につながりを終わらせられるInstagramだからこそ、確かな情報を発信し、信頼を勝ち取る努力が必要です。

企業から依頼されたときの主な活動内容

インスタグラマーとしての活動は、個人で行うイメージがあるかと思います。しかし、実際は企業から仕事の依頼を受けて活動しているケースも多くあります。企業から依頼される活動は以下のとおりです。

  • ・イベントや展示会への参加
  • ・タイアップ投稿
  • ・スナップ撮影
  • ・コラボアイテムの制作

以下で詳しく解説するので、将来的に企業から仕事を受けたいと思う人は参考にしましょう。

イベントや展示会への参加

イベントや展示会にインフルエンサーを招待し、自身や企業のアカウントでPRする活動があります。影響力のあるインフルエンサーを起用することで、投稿を見たユーザーに興味を持ってもらえる可能性があります。

また、イベントや展示会に足を運んでもらうことも目的のひとつです。インスタグラマーにとっては、無料でイベントを体験できる機会が得られます。さらに、企業アカウントをフォローしているユーザーから、反応を得られるなどの効果も期待できるでしょう。

イベントに足を運んでくれた人はもちろんのこと、参加できなかった人に対しても商品の訴求につなげられます。また、企業のブランディングにもつながるなどのメリットもあります。

タイアップ投稿

タイアップ投稿とは、企業がインスタグラマーに商品のPRを依頼した際に、ユーザーに対して関係性を明確にするための手段です。

商品に関する投稿をすると、写真や動画の上部に表示されるアカウント名の部分に、タイアップしたアカウント名も表示されます。

タイアップ投稿であることを隠してPRした場合、ユーザーにステルスマーケティングと認識されて、批判を受けるおそれがあるでしょう。そのため、タイアップ投稿であることを明示することで、インスタグラマーと企業のイメージを損なわずにPRが可能となります。

企業PR・商品PRとはなにか、プロモーションとの違いやメリットをこちらの記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
参考記事:企業PR・商品PRとは?プロモーションとの違いやメリットを紹介

スナップ撮影

インスタグラマーが撮影した写真を企業が買い取るケースもあります。インスタグラマーが撮影した写真は、プロが撮影したものとは違い、ユーザーのニーズに近い写真だからこそ、広告としての価値も高いと認められる場合もあるのです。

コラボアイテムの制作

インスタグラマーと企業がコラボアイテムを制作して、販売するケースもあります。コラボアイテムの制作によって、インスタグラマーは認知度アップや報酬が得られる点がメリットです。

企業側も、インスタグラマーをフォローしているユーザーへの訴求が可能な点や、企業やブランドの認知度向上が期待できます。コラボアイテムの販売をInstagram上で発信することで、ユーザーの期待も上げられます。

また、ユーザー同士で話題になる可能性もあるため、新たなファンの獲得にもつながるでしょう。

インスタグラマーのおすすめジャンル

インスタグラマーを目指す場合、ジャンルを決めて活動することはとても重要です。ここでは、Instagram内で投稿するためのおすすめジャンルを12個紹介します。

  • ・グルメ系
  • ・料理系
  • ・ショッピング系
  • ・ファッション系
  • ・美容系
  • ・旅行系
  • ・ライフスタイル系
  • ・ファミリー系
  • ・ペット系
  • ・スポーツ系
  • ・漫画・イラスト系
  • ・アート系

自分に合うジャンルはすぐに見つかる可能性は低いですが、さまざまなジャンルを試すことで、出会える確率は上がります。まずは興味のあるジャンルからチャレンジして、ユーザーからの反応を見てみましょう。

グルメ系

グルメ系の需要は非常に高く、ひとつのジャンルとして確立されています。また、グルメに特化したインスタグラマーを「デリスタグラマー」と呼ぶこともあります。

一言でグルメと言ってもさまざまあり、飲食店の料理を紹介する人やスイーツを中心に投稿する人などが存在します。

グルメ系のインスタグラマーを目指す場合、投稿するテーマを細かく絞ることが大切です。グルメ系だからと、ラーメンや肉料理などジャンルにバラつきがあると、フォロワーの獲得につながりにくくなります。

飲食店の紹介に特化する場合、飲食店のリサーチも必要になります。自分の記憶のなかにあるレパートリーだけでは、投稿ネタが早々に尽きる場合もあるため、外出の際に飲食店を発掘する努力も必要です。

料理系

料理系は自分で作った料理の写真や、レシピ紹介がメインとなります。動画で投稿すると、作り始めから完成までの過程を発信できるため、投稿を見たユーザーに挑戦しやすい印象を与えられます。

プロが作ったような凝った料理でなくても、普段食卓で出している料理やお弁当に関する投稿でも主婦層を中心に需要があります。投稿用に写真を撮る際は明るさや角度を意識し、投稿を見た人が美味しそうと感じられるような雰囲気作りが大切です。

ショッピング系

ショッピング系も、Instagramでは人気のジャンルです。家具や家電、キッチン用品などショッピング系のなかでもさらにテーマを細分化でき、特化しやすい点が特徴です。

実際に使用している様子を発信すると、ユーザーも使用しているイメージがしやすく、購入の動機にもつながりやすいでしょう。

ショッピング系は、企業案件を受けやすい点も特徴です。企業から商品を無料でもらえるほか、まだ世に出ていない商品を発売前に触れられるチャンスも訪れやすいでしょう。

投稿する際は、商品のアフィリエイトリンクを貼り付けての誘導や、プロフィールのハイライトからブログへの誘導もできます。商品の数だけ投稿ネタがあるので、ネタ切れを起こしにくい点も魅力です。

ファッション系

Instagramは写真や動画に特化したSNSのため、ファッション系の投稿は多くのインスタグラマーが行っています。服やアクセサリーなどの紹介だけでなく、テーマに沿ったファッションの発信も活発です。

ハイブランドファッションだけでなく、ファストファッションを使った着こなしも多くのユーザーに需要があります。体型に合わせたファッションの着こなしについての投稿もユーザーにとって有益な情報となるため、挑戦しやすい分野でしょう。

美容系

普段使っている美容用品の発信なども、おすすめできるジャンルです。メイクやスキンケアなどの投稿が多く、有名インスタグラマーが使っているメイク道具の紹介は、多くの反応をもらっています。

化粧品の購入を考えているユーザーが、Instagramの投稿を参考に購入を決めるケースもあります。そのため、人気の商品を紹介すると反応がもらいやすいでしょう。

実際にメイクをしている動画を投稿する場合、どのような仕上がりになるのかユーザーが想像しやすい状況を作ることも大切です。

旅行系

旅行先でのおすすめの食べ物や宿泊先の紹介など、旅行に関する投稿もインスタグラマーを目指すうえで挑戦しやすいでしょう。

観光地の風景や、旅行の際に持参しているアイテムの紹介なども投稿のネタとして使えます。旅行好きなユーザーとの交流で、旅行に関する情報交換を楽しむのもよいでしょう。

旅行先の風景に特化した投稿も、ユーザーにとっては旅行気分を味わえます。その際は写真をよく見せるための構図を意識し、加工を駆使して風景の素晴らしさを引き立たせることも重要です。

ライフスタイル系

ライフスタイル系は、日常生活の一部分を切り取ったような雰囲気を意識した投稿をすることが重要です。

投稿を見たユーザーが、同じような生活を送りたいと思えるような投稿を心がけると、多くの反応が期待できます。普段の生活からかけ離れた内容ではなく、日常生活のワンシーンのような投稿の方が、ユーザーへの訴求も成功しやすいでしょう。

ライフスタイル系は企業からの案件も受けられるなど、インスタグラマーとしての活動の幅を広げやすいジャンルです。

ファミリー系

ファミリー系はおすすめの子育てグッズの紹介や、お子さまとお出かけをする際のファッションの紹介などをする点が特徴です。子育てに関する体験談を綴った投稿も、ママさんユーザーからの共感を集めやすい傾向にあります。

育児の悩みはさまざまあり、同じ悩みを抱いている人は多くいます。育児の経験が浅い人向けに、お悩みに対する解決方法を発信することもフォロワー獲得の有効な手段です。

ペット系

ペット系も Instagramでは根強い人気を誇るジャンルで、ペットを飼っている人は参入のチャンスがあります。ペット系のインスタグラマーは、写真や動画に映り込むことは少なく、ペットのみが映っているケースがほとんどです。

ペットの何気ない仕草や表情を切り取った投稿は、多くのユーザーに癒し効果を与えてくれるため、バズりやすい傾向にあります。日頃から撮影しているペットの写真や動画をすぐに投稿できる手軽さも魅力のひとつです。

スポーツ系

野球やサッカーなど試合でのスーパープレーや、お子さまがスポーツに取り組んでいる投稿は、スポーツが好きなユーザーに人気です。

試合だけでなく、上達するための練習方法に関する投稿もスポーツが上手くなりたいと思っているユーザーに閲覧されやすい傾向にあります。また、スポーツ系のコーディネートを紹介する投稿を多くのインスタグラマーが行っている点も特徴のひとつです。

漫画・イラスト系

漫画やイラスト系は、イラストの複数投稿や、4コマ漫画形式のように投稿するなど、活動の形はさまざまです。

漫画を投稿しているインスタグラマーの場合、投稿している漫画の数話先の話を自身のブログに掲載しているケースもあります。ブログへの誘導手段として、Instagramを利用しているケースは多く見受けられます。

Instagramでの活動で人気になると、雑誌への掲載や単行本の作成依頼が舞い込むケースも多くあります。このように、実力が認められて活動範囲が広がるチャンスが生まれる点も漫画・イラスト系の特徴です。

アート系

自らが作成した作品を発信するための手段として、Instagramを活用するケースもあります。アートと聞くと絵画や彫刻など、敷居の高そうなイメージを抱きますが、粘土を使ったアニメキャラクターの作成や、生け花なども立派なアート作品です。

Instagramを活用すれば、気軽に自分の作品を投稿できます。自分のなかに持っている世界観を自由に表現できる場として、Instagramを活用できるでしょう。

インスタグラマーになる方法

インスタグラマーを目指す場合、主に以下の2つの方法でアカウントを育てていきます。

  • 自分の力でアカウントを育てていく
  • 企業にサポートしてもらう

どちらの方法にも長所と短所があるので、自分はどちらの方法が合うのか考える必要があります。行き当たりばったりの行動ではなく、戦略的に運用していくことが求められるため、以下の解説を参考にしてください。

自分の力でアカウントを育てていく

自分の力でアカウントを運用していく方法は、Instagramのアカウントを作成してすぐに取りかかれる点が特徴です。自分の思う形で自由に運用できるので、さまざまなチャレンジが可能です。ここでは、自分の力でアカウントを育てる際のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

一番のメリットは、自分がやりたいことに自由にチャレンジできる点です。興味のあるジャンルに関する投稿を続けて、どのくらいの反応がもらえるか検証できます。

さまざまなジャンルに挑戦して、反応のよいジャンルを見つけたら、投稿内容を絞ることでユーザーの獲得がしやすくなります。

知名度が上がるまでには、努力が必要です。しかし人気インスタグラマーになると、収益の増加や、企業からの案件の依頼が舞い込むなどの恩恵が受けられます。

また、費用をかけずにインスタグラマーを目指せる点も自力でアカウントを育成するメリットのひとつです。たとえば、日用品の紹介をメインに投稿する場合、自宅で使用しているものを紹介するなど、コストをかけずに発信できます。

100円ショップで売られている商品のレビューもユーザーの需要が高いため、挑戦するハードルは低いでしょう。

デメリット

自分の力でアカウントを育てる際のデメリットは、人気アカウントになるまでに時間がかかる点です。自分自身でアカウントを育てるために、ユーザーのニーズの調査やエンゲージメントなど、データの見方を理解する必要があります。

バズを狙うにも闇雲に投稿するだけでは、多くのユーザーの目に留まる可能性は低いでしょう。写真や動画を撮影する際も、角度や明るさなどを意識する必要があるほか、見栄えをよくするための加工技術も欠かせません。

少しでも早く人気インスタグラマーになるためには、ほかのインスタグラマーの運用方法を分析することが重要です。分析をしたうえで自分の投稿にも反映させ、ユーザーからの反応を見ていきます。自分に合った方法を見つけて、長期的な目線で運用していく必要があります。

企業にサポートしてもらう

企業のサポートを受けながらアカウントの運用をすることも可能です。自力でアカウントを育てる場合とは異なる特徴を持っているので、効率面を重視したい場合におすすめです。

以下で、企業のサポートを受けた場合のメリットとデメリットを紹介します。企業への依頼を検討している人は参考にしてください。

メリット

企業はInstagram運用のノウハウを持っているため、効率的に認知度を上げる施策を試せます。

過去に携わってきたアカウント運営の実績が多い企業の場合、数か月でフォロワー数が増加した事例も持ち合わせています。運用方法次第では、短期間で人気インスタグラマーになれる可能性もあるでしょう。

自分でアカウントを運用する際、主観的に投稿内容を考えてしまい、ユーザーのニーズとズレが発生するケースがあります。しかし、企業のサポートを受けることで、客観的な目線で的確なアドバイスがもらえます。

自分では気づきにくい点も見つけてくれるため、投稿内容の深掘りも可能です。アドバイスの内容に関しても感覚で伝えるのではなく、数字やデータを用いるため、説得力のあるアドバイスが受けられます。

デメリット

企業にサポートを受ける場合、高額な費用が発生する点がデメリットです。費用はサポート内容によって変動しますが、およそ10〜50万円かかるケースが多く、なかには100万円かかる場合もあります。

企業もビジネスで行っている以上、サービスの料金が高くなってしまいがちです。しかし、その分Instagram運用に必要なノウハウの提供など、サービス内容は非常に価値のあるものだと言えます。

Instagramの運用をサポートする企業はさまざまあるため、複数の企業の料金体系を比較して検討するとよいでしょう。

まとめ

今回は、インスタグラマーの特徴や、企業から依頼された際の活動内容などを紹介しました。インスタグラマーとは、Instagram内で多くのフォロワーを抱え、特定の分野で影響力を持っている人を指します。

さまざまなジャンルにインスタグラマーは存在し、知名度の高いインスタグラマーは、テレビなどのメディアで活動の幅を広げています。

インスタグラマーになるためには、毎日のように投稿を続け、多くのユーザーに見てもらえるよう発信を続ける力が必要です。また、フォロワーから信頼を得るために、ユーザーとのコミュニケーションも不可欠でしょう。

人気インスタグラマーになるためには、自力でアカウントを育成してフォロワーを増やしていくことが可能です。そのほか、企業のサポートを受けながら効率的にインスタグラマーを目指せる方法もあります。

Instagramを運用する際は、自分に合う方法を見つけて人気インスタグラマーを目指しましょう。

【PAC事例はこちら】

VOLVO:電気自動車の若年層認知拡大及び新規獲得施策
モイ(Moii):リブランディング発表会を開催
プチバトー:期間限定ビーチカフェ「PETIT BATEAU♥OCEAN」プレス・関係者向けお披露目会を実施

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【STAFF INTERVIEW_vol.7】メンバーと振り返る2022年のファッションPR施策

PACでは、PR活動を基盤としたマーティング支援による認知拡大施策を展開しています。Instagramのディレクションや運用、SNS広告配信、オウンドメディアの制作まで、PRとデジタル領域を一貫して行うことでブランドコミュニケーションによる効果の最大化を目指しています。

ファッションや美容を中心としたライフスタイル業界に軸足を置くPRメンバーは、変化する時代の空気を反映した製品や多様なグローバルブランドのメッセージなど、トレンドの最前線に日々触れながら過ごしています。また、クライアントのパートナーとして、これまで蓄積されたPRナレッジをベースに、スピード感を持って日々施策のアップデートをし続けています。2022年におけるPACのファッションPRの現場には、どのような変化がもたらされているのでしょうか?

今回は、PR戦略コンサルティング、PRイベント、インフルエンサーマーケテイング等の活動を行うコミュニケーションプランニンググループで、長年にわたって、国内外のファッションやライフスタイルブランドのPRに携わっているディレクターのYUKOさん、Z世代の傾向分析を強みとするコミュニケーションプランナーのAMIさん、記者発表会イベントやPR実務経験豊かなメンバーが揃うPR プランニング グループのマネージャーとして会社のチーム力強化を推進するLISAさん、3名にお話を伺い、今年のファッションPRの現場を振り返っていただきました。

―2022年のPR活動でご自身にどのようなキャリアステップがありましたか?

YUKO:今年の4月に育休から復帰し、外資系ファッションブランドのPRを中心に数社担当しています。復帰当初は初めての子育てと仕事の両立がうまくできるのか?と不安に思う時もありました。8ヶ月近く経過した今、子供が急に熱を出した時も肩身の狭い思いをせずにリモートワークへ切り替えができ、お互いに体調がしんどい時は無理をしないで、といつも言い合える温かいチーム環境のおかげで、自分らしく仕事が継続できています。このような女性のライフスタイルの変化に寄り添ってくれるPACのスタンスには、感謝の想いが大きいです。そしてこのフレキシビリティー溢れた環境こそが、PACにとって会社としての大切なコアなんだと実感しています。

AMI: 新卒入社し3年目の今年もチャレンジに溢れた毎日を過ごさせていただいております。これまでのスタイリスト中心のショールーム業務と並行し、コミュニケーションチームのプランナーとして、Z世代インフルエンサーやSNSメディア分析にも注力しました。春夏に提案したインフルエンサー施策を秋冬にも継続することが決定し、クライアントへの施策提案力がついてきたかな、と思います。自分の成長の地続きには、クライアントさんの成果が繋がっていった、実りある1年でした。

LISA: 美容やファッション、オーディオのブランドを中心としたPRコンサルタントとして活動しています。フロント業務をメインに担当していましたが、今年は、マネジメント6割:フロント4割のバランスに移行し、チームメンバーのフロント経験値を増やす目的です。発表会イベントなどメディアP R業務以外にもオウンドメディア制作ニーズにもお応えしております。さらに特に最近は新規のお客様からのPRのご相談は増加傾向です。

―デジタルとアナログのハイブリッド戦略がスタンダード化した2022年ですが、主な施策について教えてください。

YUKO:オフラインのイベントが復活しはじめ、シンガポール発のグローバルファッションブランド「CHARLES & KEITH」では今年の下半期だけでも数多くの施策を行いました。7月の日本初開催のPRイベント「CHARLES & KEITH FALL 2022 FEELIN’LIKE RED」を皮切りに、夏の風物詩「フェス」のスタイルを提案するフェススナップ、9月には、ブランド初となるカスタマーイベント「K-DRAMA Watch Party」、10月にはソウルで行われたPOP UPイベントのメディアツアーを実施。11月には、ウィンタールックのモデルを務める女優・モデルの岡崎紗絵さんによるトークショーイベントを名古屋で開催しました。ブランドのさまざまな課題に対して、私たちのアイデアが採用されることはとても大きな喜びです。今後もグローバルブランドとしての世界観を大切にしながら、ローカルの施策においては今までにない新たなアイデアを迅速に形にし、期待にお応えしていきたいと思っています。

AMI: 1年目からファッションブランドを中心にPR業務、Showroom業務を担当。現在は、インフルエンサーを活用したデジタル施策の企画立案を中心に行っています。ブランドとの親和性が高いインフルエンサーの選定、提案が得意です。クライアントニーズが集中する「Z世代」のインフルエンサー、SNSメディアについてはは、ファッションだけではなく、ライフスタイルにも興味が高い傾向が見られています。

春夏から秋冬までメンズファッションインフルエンサーを活用した施策を実施しました。
インスタグラム投稿に、公式用素材UGCとして使えるよう各自フィード、リール、公式アカウントも並行した投稿を実施しました。またメンズ以外では、人気キャラクターのコラボアイテムの発売のタイミングに合わせ、インフルエンサー数名とSNSメディアのタイアップ企画も提案し、ソーシャルでの盛り上げを作りました。ブランドターゲットを見据え、ターゲットのZ世代は、自らの世代でもあり、リアルな感覚も提案に盛り込みながらコミュニケーションをとるように心がけています。

LISA: メディアイベントも常に新たなやり方を模索し、日々ブラッシュアップを図りました。常にリリースやニュース、オンライン発表会などの最新情報を発信しながらも、これまで以上に、 PACショールームでの年2回開催の展示会のリアルの場への価値が見直され、対面でしか得られない付加価値にフォーカスしたメディアリレーション戦略を進めています。ピークよりコロナの影響が落ち着いた今年は、PRイベントや発表会の実施数は、平常時に戻ってきておりますが、オンラインとオフラインのハイブリットPR戦略はスタンダード化していく可能性が高いと思います。今期はブランド全体として見てオンライン発表会、リアルイベントにオンライン生配信を取り入れるケースが多かったです。

―それぞれの立場から見るPACの環境ついて教えてください。

YUKO:自分のやりたいことに対して、手を挙げることを推奨される環境です。会社として新しいブランドを受注した際も、本人のやる気さえあればチームメンバーとしてジョインすることが可能です。そうした働き方で得られる、「自分の軸を持つ」ということは、「自ら働きかける力」であり能動的に取り組む姿勢を大切にする会社であるということを実感しています。今年はリモートワークと週2-3回出勤のハイブリット体制でしたが、心身のバランスがとれて、メンバー内でも好循環が生まれていると思います。私自身もまだ小さな子供を育てながらですので、本当に働きやすくて助かっています。

AMI: 振り返ってみると、入社前インターンへの価値を高く感じて過ごしています。約半年間の助走期間中に、現場のスピード感に慣れメディア掲載の基礎的なイメージづけることができたので、実際の現場で応用がきき、一つ一つの事柄へのギャップが少なく済んでいるのではないかと思います。今色々と任せていただく業務が拡大する中、上司には、「肌感覚で通常の新入社員の3倍以上のスピードで成長しながら生きていると思う。」とも言われますが、困ったこともチームで知恵を持ち寄り解決し、周りの友人と比べてもとても自由な社風です。

LISA: PACの内部環境としては、ライフワークバランスへの理解があり、それぞれの強みを活かして活躍できる会社だと思います。今年は特に、PR相談件数が増加傾向にあります。少数精鋭の組織ですが、今後の事業拡大していく中でぜひチームメンバーが増えていけばと思います。主体的に動くというゴールに対し、PR実務の経験者は確かに重要です。ただ、PACをきっかけにPRへ挑戦してくださる方も多く、人柄やスピード感、プロジェクトの自走経験があるかなど大切にしているのでぜひそのようなエピソードがあると嬉しいです。PACという会社を創造に対しても、楽しんで取り組める方でも嬉しいなと思っています。

インタビュー内のプロジェクト事例の詳細は以下よりご覧ください。

YUKO:
■2022春夏 「CHARLES & KEITH」
日本発開催PRイベント施策
https://www.pa-c.co.jp/post/news/_charles-keith-fall-2022event/
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/charlesandkeith-prevent/ 

■2022秋冬 「CHARLES & KEITH」
メディア&インフルエンサー施策
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/charles-keith_fesproject/
カスタマー施策 イベント
https://www.pa-c.co.jp/post/news/charlesandkeith-customerevent/

AMI:
■2022春夏/秋冬継続 「国内メガネブランド」メンズインフルエンサーを活用した強化アイテムの訴求施策 
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/zoffmensif/

LISA:
■2022秋冬 「CHARLES & KEITH」韓国メディアツアー、PRアテンド施策
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/charles-keith_itzy_mediatour/

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良質なコンテンツの作り方!成果につなげるための具体的な手順は?

売上や認知度の向上など、メディアはさまざまな目的で運用されています。しかし、どの目的でも良質なコンテンツが不可欠です。

今回は、メディア運用をしている人向けに、良質なコンテンツの作り方を手順別に解説します。メディア運用に、この記事の内容をぜひ活かしてみてください。また、弊社ではメディア運用の代行やコンテンツ作りも対応しています。ぜひ、お問い合わせください。

良質なコンテンツに必要な条件

良質なコンテンツの定義は、ユーザーが求めているニーズに応え、期待を上回るコンテンツです。この定義を細分化すると、良質なコンテンツに必要な条件が挙げられます。

1. ユーザーが抱えている表面的ニーズに応えられる情報が記載されている
2. ユーザーの潜在的ニーズまで満たせる情報が記載されている
3. 読みやすさへ配慮したコンテンツになっている
4. オリジナル性が含まれたコンテンツになっている

まずは、キーワードからすぐに推測できる、ユーザーの表面的ニーズに応えられるコンテンツ作りが大前提です。しかし、表面的なニーズを満たすだけでは、良質なコンテンツとはいえません。

ユーザーの表面的ニーズの先にある、潜在的ニーズまで満たしましょう。潜在的ニーズまで満たすことで、ユーザーが本来抱えていた悩みや願望を解決する有益なコンテンツとして、高い評価につながります。

また、コンテンツには、読みやすさへの配慮が必要です。読みにくいコンテンツはユーザーにストレスを与え、離脱率やコンテンツへの滞在時間に悪い影響を及ぼします。

さらに、オリジナル性をコンテンツに含めると、コンテンツ自体の品質が上がります。なぜなら、オリジナル性はユーザーに対し「読んでみたい」「知りたい」などの好奇心を掻き立て、Googleからも評価されやすいためです。

良質なコンテンツの作成手順

ステップを着実に踏みながら、良質なコンテンツを作成していきましょう。どのステップでも、ユーザーや検索エンジンに対しての配慮が必要です。

ステップ1:目的の明確化

設定する目的によって、良質なコンテンツの作成方法は異なります。今回は、3つの目標別に、良質なコンテンツにつながる作成方法を解説します。

サイトへの流入・集客が目的の場合

流入させたいサイトのターゲット層が持っていそうなニーズとコンテンツが、お互いにマッチしているかが重要です。もちろんコンテンツの質も大事ですが、より多くの流入や集客を望むのであれば、マッチ度も同程度に重視しましょう。

たとえば、若年〜中年層をターゲットに自社商品の使い方を広めたい場合は、文章がメインの紙媒体やWebサイトよりも動画にするほうが、見やすさと分かりやすさが補填されます。そのため、ターゲット層から注目されやすいでしょう。

もし、動画から自社サイトへ流入させたい場合は、動画の概要欄にURLを記載している旨を動画内で伝えるなどし、アプローチを試みましょう。ターゲット層と作りたいコンテンツを基準にし、適した媒体を選ぶことがポイントです。

コンバージョンの増加が目的の場合

コンバージョンとは「最終的な成果」という意味を指します。具体的には、商品購入やサービスへの予約、資料請求などをコンテンツの最終的な成果として定める場合が多いです。

コンバージョン増加を目的にした良質なコンテンツを作る場合は、ターゲット層へメリットを感じさせることが重要です。

たとえば、マイホームの購入を検討している人がネット上で「マイホーム 購入 注意点」と検索するとします。検索結果として表示されたページで、ターゲット層が有益だと感じる情報を得た場合、ページ作成者が住宅メーカーであれば、資料請求に結びつきやすいでしょう。

コンバージョンから逆算し、ターゲット層にどのようなアクションを起こしてほしいか、誘導するようなコンテンツ作りを心がけましょう。

ブランディングが目的の場合

ブランディングとは、企業やブランド全体のイメージや価値をターゲット層へ高く認知してもらうための取り組みのことを指します。

ブランディングを目的とした良質なコンテンツを作るためには、中長期的な計画が必要です。おすすめの手段としては、SEOや広告などを利用するコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングの実践方法は、以下のとおりです。
1. 現状の把握・分析
2. 目指すブランド像を明確にする
3. ターゲット層の設定
4. コンテンツの作成・発信
5. 効果測定

効果測定の段階では、発信したコンテンツの結果を分析し、改善と実践を繰り返しましょう。PDCAを意識しながら、スピード感を持って効果測定を行うことがポイントです。

成功しているブランディングほど、会社名とその会社の商品との結びつきが強いです。高級ブランドのシャネルや、大手自動車メーカーのトヨタをイメージすると分かりやすいでしょう。

ターゲット層が会社名の価値を強く感じると、商品購入やサービス利用への確率も一段と上がります。

ステップ2:ペルソナの設定

良質なコンテンツには、ペルソナの設定が欠かせません。ペルソナとは、商品やサービスを利用する際の典型的なユーザー像のことで、主にマーケティングにおいて用いられる用語です。

ペルソナの設定には、年齢や性別などの基本的な情報から、学歴や年収、家族構成など、あらゆる属性を含みます。

ペルソナを設定することにより、プロジェクト自体の全体像を把握しやすくなり、全員が同じ方向を向いて企画を遂行しやすくなります。

ペルソナ設定の具体的な方法のひとつは、3C分析(顧客:Customer、競合:Competitor、自社:Company)の実践です。3C分析で得た内容が、ペルソナ設定において最終的には重要な要素となります。

3C分析は「顧客→競合→自社」の順で行う必要があります。なぜなら、競合の定義は「顧客となるターゲットが重なる企業」であり、顧客分析を先に行わないと明確になりません。

また、自社の定義は、競合他社との比較で初めて明確になるものです。今回は、3C分析の方法に関して、項目ごとに詳しく解説します。

顧客:Customer

ペルソナを明確にするために、まずは顧客分析を実施しましょう。

顧客分析は、以下の4ステップで行います。
1. 情報収集
2. 情報整理
3. キーワード選定
4. ペルソナ設定

情報収集の段階では、既存顧客や見込み客の属性・商品またはサービスに関する問題点や、ニーズなどをメインに集めます。情報源となるのは、自社の顧客データや顧客へのアンケート調査、取材などの結果です。

情報整理の段階では、集めた情報を項目ごとに振り分けます。具体的には、年齢・性別・価値観などの顧客属性や商品・サービスを項目とし、問題点とニーズを抽出します。

キーワード選定の段階では、Googleのキーワードプランナーやキーワードリサーチツールを活用して、関連キーワードを探していきましょう。その際に軸となるワードは、情報整理の段階で抽出したニーズです。

関連ワードをある程度見つけたあとは、顕在ユーザーと潜在ユーザーごとにキーワードを選定します。

ペルソナ設定の段階では、まずメインターゲットを選定しましょう。この段階でも商品やサービスに関するニーズを重要視します。ニーズに顧客属性を付け加えながら、ペルソナを設定しましょう。

ペルソナ設定は、ニーズと最終的に起こしてほしいアクションが結びつくかどうか、考えながら行いましょう。

競合:Competitor

競合他社では、どんなビジネスを行っているのかを分析します。具体的には、競合他社に関する以下のポイントを確認しましょう。

● 企業全体の特徴
● 事業内容
● 実績
● 企業の強みや弱み
● 自社に反映できる点があるか

競合他社に関する分析を緻密に行うことで、自社の特徴が浮き彫りになります。

自社:Company

顧客と競合の分析が完了したあとは、自社の分析を行いましょう。自社の分析を通して、ユーザーが抱えているニーズや、競合との差別化を図る戦略が明らかになってきます。

分析方法としては、自社の企業理念や展開している商品やサービス内容をコーポレートサイトで確認するところから始めていきましょう。

ステップ3:キーワードの選定

キーワードは、コンテンツの中心となる要素です。実際には、5つの段階を経ながらキーワードを選定していきます。

ユーザーの検索意図

キーワードの選定を行ううえで、まずは設定したペルソナをもとに、ユーザーの検索意図を明確にしましょう。ユーザーの検索意図を明確にすることで、選定すべきテーマやキーワードが自ずと見えてきます。

具体的には、表面的ニーズ(顕在ニーズ)と潜在的ニーズを抽出します。たとえば、以下のような流れでユーザーの検索意図を汲み取りましょう。

【例】「ダイエット 継続」というワードで検索するユーザーの意図を汲み取る場合
表面的ニーズ:ダイエットを継続させる方法を知りたい
潜在ニーズ:継続しやすいダイエット方法や、ダイエット別の痩身効果も知りたい

表面的ニーズと潜在ニーズを抽出する際は、ユーザーがなぜそのワードを検索するのかをとことん深掘りしましょう。そして、候補となるワードは自分がどういうときに検索するものかを合わせて考えると、両者のニーズはより抽出しやすくなります。

キーワード候補の洗い出し

軸となるワードを2つほどに絞り、膨大な検索ワードのなかからキーワード候補を洗い出します。実際にキーワード候補を選定するには、ツールを活用しましょう。ユーザーの検索意図と照合しながら、自力でキーワード候補を抽出するのは至難の業です。

おすすめのツールは、以下のとおりです。
● Googleキーワードプランナー:検索ボリュームや競合性が分かる
● ラッコキーワード:関連キーワードを大量に取得可能
● Uber suggest:検索ボリュームやSEO難易度が分かる
● Yahoo!リアルタイム検索:トレンドをリアルタイムで把握可能

検索ボリュームを知りたいのか、トレンドを確認したいのかなど、目的別にツールを活用し、効率よくキーワード候補を洗い出しましょう。

キーワードの絞り込み

キーワードを洗い出したあとは、優先順位をつけながらキーワードを絞り込みます。実際にキーワードを絞り込む際は、ユーザーの検索意図やコンテンツを制作する目的を踏まえたうえで行いましょう。

SEOの成果を出しやすいキーワードを選定することがポイントです。具体的には、ロングテールキーワードを選定しましょう。ロングテールキーワードは検索意図が明確に伝わり、SEOの成果が出やすいとされています。

かえって、検索ボリュームが多く、上位表示が難しいとされるビッグキーワードを序盤で選定することは避けましょう。

競合調査

キーワードを選定したあとは、競合調査を行いましょう。競合調査の実践方法としては、まず検索エンジンで選定したキーワードを検索し、上位表示される競合サイトを調査します。

競合サイトを実際に読み込み、どのような点がユーザーに対してメリットをもたらしているのか分析しましょう。競合サイトの調査がひととおり完了したあとは、ツールを使って競合調査を行います。調査の目的別におすすめのツールは、以下のとおりです。

● SimilarWeb:競合サイトの滞在時間やアクセス数の確認
● Keywordmap:競合サイトのSEO調査
● GRC:競合サイトの検索順位の確認

競合サイトの内容やツールを活用した結果などを、自作のコンテンツへ活かしていきましょう。

テーマの決定

コンテンツ制作におけるテーマとは、メディア全体に通じる事柄のことです。そのため、キーワードよりも枠組みが大きいものとなります。

テーマを決める方法としては、コンテンツ制作の目的から逆算する方法や上位表示されている競合サイトを参考に決める方法などが挙げられます。また、テーマを決める際は、ユーザーの興味関心を中心に選定しましょう。

ステップ4:コンテンツアウトラインの作成

目的・ペルソナ・キーワード設定を終えたあとは、本文作成ではなくアウトライン(コンテンツの構成)を作成しましょう。アウトラインを作成することで、最初から最後まで整合性が保たれたコンテンツへつながります。

目的・ペルソナの再確認

コンテンツ制作において非常に大切なのは、誰に向けて、何のために書くのかということです。執筆する前に、目的やペルソナを再度確認し、ターゲットを明確化させましょう。

また、執筆を進めていくうちに、目的やペルソナへの意識は薄れがちになります。目的やペルソナの確認は、区切りのいいところで定期的に行うことを心がけましょう。

タイトル

タイトルは、ユーザーの興味が最初に惹きつけられるきっかけになります。魅力的なタイトルをつけるように心がけましょう。

具体的には、ユーザーに自分のことだと思わせられるような言葉選びを行うと、魅力的なタイトルへ近づきます。たとえば、以下のようなタイトル作りを行いましょう。

ユーザー:ダイエットがなかなか続かない人
コンテンツ:ダイエット法
タイトル:「毎日5分続けるだけ!プロトレーナー監修のおすすめダイエット法」

「毎日5分」というワードを用いることで、ユーザーに簡単に続けられそうだという印象付けができます。また、タイトルに「プロ」というワードや具体的な職業名を用いることで、コンテンツ自体の信ぴょう性を補えます。

導入文

タイトルの次に載せる文が導入文です。ユーザーが本文まで読み進めるかどうかは、導入文の質が明暗を分けます。

質の高い導入文を作成する方法は、コンテンツ全体を通して伝えたいことを導入文に取り入れることです。ただし、伝えたいことは長々と詳細に書くのではなく、短く簡潔にまとめましょう。長文にしてしまうと、離脱率の高さへつながってしまいます。

伝えたいことを簡潔に導入文へ取り入れることで、ユーザーの理解度がある程度満たされ、その先の本文でもユーザーへ読みやすさを提供できます。ユーザーが抱えている悩みやニーズを満たせるかも合わせて確認しながら、導入文を作成しましょう。

見出し

本文の内容を大まかにまとめたものを見出しに取り入れましょう。

また、アウトライン作成の段階で見出しを作成する際は、その見出し内で語られる要旨まで分かるようにしておきましょう。要旨まで把握しておくことで、執筆時のスピードが上がり、コンテンツ制作の効率アップへつながります。

各見出しの作成が完了したあとは、コンテンツ全体から見て、違和感のある内容の見出しが混ざっていないかを確認しましょう。

まとめ

まとめでは、ユーザーへ分かりやすく簡潔に結論を伝えましょう。タイトル、導入文、見出し、まとめに至るまで整合性が保たれているかが重要です。

結論を執筆したあとは、コンバージョンに沿ってゴールに導くような文章を書きましょう。最終的にほかのサイトへ誘導したい場合は、リンクを貼るのもおすすめです。

ステップ5:記事本文の作成

本文作成は、コンテンツが良質であるかを左右する大事な部分です。今回はWebコンテンツの作成において、とくに重要なポイントを5つご紹介します。

ユーザーの欲求に応える内容

執筆を進める際は、ユーザーの欲求を満たすコンテンツを作れているかを常に意識します。ユーザーの欲求を満たしているかどうかは、Googleのガイドラインを読むと分かりやすいでしょう。

Googleのガイドラインには、主に以下の要素が含まれているサイトを上位表示させ、高く評価していると記載されています。

● オリジナリティがある
● 有用なものになっている
● 分かりやすい
● 信頼性が高い
● 間違った情報が記載されていない

上記の要素を取り入れながら、答えがユーザーへ正確に伝わる文章作りが重要です。余計な情報を盛り込まないようにしましょう。

ユーザーにとっての読みやすさ

ユーザーの欲求に応えると同時に、コンテンツ制作では読みやすさも重視しましょう。具体的には、以下の点に注意しながら文章を作成しましょう。

● 難しく感じられそうな漢字や単語を使っていないか(例:専門用語)
● 専門用語がどうしても必要な場合、フリガナや脚注で理解度を補えているか
● 誤字脱字はないか
● 段落が長すぎていないか
● 句読点の位置や改行に違和感はないか

コンテンツの読みやすさは、ユーザーの離脱率や滞在時間に大きく関わってきます。

画像や動画の使用

ユーザーへの負担を軽減させるためにも、画像や動画を必要に応じて導入しましょう。画像や動画を導入することで、以下のようなメリットを与えられます。

● SEOやアイキャッチへの効果
● SNSで拡散されやすくなる
● ユーザーの興味や関心を高める
● コンテンツへの理解度を促進させる

テキストでは伝えきれないと判断した際に、画像や動画をぜひ活用しましょう。

文字の装飾

各見出しでとくに伝えたい文章がある場合は、文字の装飾を行いましょう。文字の装飾を行うことで、ユーザーにより強く・早い情報を届けられます。具体的には、太字やマーカの活用、文字色の変更などが文字の装飾に該当します。

ただし、文字の装飾は使い過ぎには要注意です。伝えたいことがあり過ぎるからといって、文字の装飾を過剰に行ってしまうと、かえって読みにくいコンテンツになってしまいます。

ステップ6:記事修正と公開

本文の作成が終わっても油断していては、良質なコンテンツは作れません。文章作成後は、ユーザーや検索エンジンになりきり、見やすさや分かりやすさ、検索時の見つけやすさを考慮しましょう。

文章構成

ユーザーに読みやすさを提供するために、前後の関係が自然な流れになるような文章を作るように心がけましょう。

実際には、各文章は基本的に結論から書くように意識します。理由としては、Web上の記事は、早く情報を得られるものが高く評価される傾向にあり、結論が分かりにくい記事は離脱率へつながるためです。

そして、記事全体を見て、論理的に成立しているかを確認しましょう。確認する際に活用できる代表的な文章の型は、三段論法です。三段論法とは「大前提→小前提→結論」の順で成り立つ文章構成です。三段論法を適用させると、以下のような文章が完成します。

1. 大前提:多くの人が認知している絶対的な事実
【例】スマートフォンは便利なものである。

2. 小前提:具体的な内容
【例】iPhoneはスマートフォンである。

3. 結論:大前提と小前提をもとにしたもの
【例】ゆえにiPhoneは便利なものである。

タイトルからまとめまで、ひとつの論理が成立しているかを確認しましょう。

タグ

ユーザーと検索エンジンにコンテンツを伝えるために効果的なのは、タグの活用です。具体的には、titleタグやdescriptionタグ、見出しのタグであるh1〜h6を設置しましょう。

とくにtitleタグとdescriptionタグは、ユーザーが検索画面で最初に目にする内容なので、必ず最適化させましょう。

また、h1〜h6の見出しタグも設定することで、記事の内容を検索エンジンに伝えやすくなります。場合によっては検索画面での上位表示が期待できるため、忘れずに最適化しましょう。

画像のaltタグ

検索エンジンでは画像の認識ができないため、SEO効果を上げるためには、altタグを設定する必要があります。altタグとはhtmlのテキスト情報のことであり、何を示す画像であるのかを入力できます。

画像自体にはユーザーへの満足度につながるアイキャッチ効果があり、良質なコンテンツを作るには欠かせない存在です。よりSEOの効果を上げるためにもaltタグを活用しましょう。

コピペチェックと校正

良質なコンテンツを発信する前に、コピペチェックと校正は必ず行いましょう。

コピペチェックが必要である主な理由は、著作権やSEO効果との関係です。コピペ率の高いコンテンツは、最悪の場合、著作権法違反に該当する可能性があります。また、コピーコンテンツと見なされたものはGoogleからの評価が下がり、自ずとSEO効果の低下にもつながります。

校正とは、文章が正しい意味合いで表記できているかを確認する作業です。よって、誤字脱字の防止につながります。誤字脱字が原因でユーザーに間違った情報や意味が流れないように、校正も欠かせない作業のひとつです。

構造化データのマークアップ

構造化データとは、検索エンジンへ認識させるために適切化させたデータのことです。適切化させたデータを実際に認識させることを構造化データのマークアップと呼びます。

このマークアップを行うことで、検索エンジンへコンテンツを正確に認識させやすくなり、SEO効果により期待が持てます。

実際にマークアップを行うには、HTMLへ直接書き込む方法やツールを使う方法などがあります。自分に合った方法でマークアップを行いましょう。

また、マークアップ後は、テストツールやリッチリザルトテストなどでエラーが出ないかを確認しましょう。

プレビューで確認して公開

コンテンツが完成したあとは、PCやスマートフォンなどで作成したコンテンツが違和感なく表示されるかを確認しましょう。

画像が予想以上に大きく表示されたり、見出しの設定を間違えていたりなど、プレビューで確認しないと分からない点は意外と隠れています。

オウンドメディアの作り方や、立ち上げ前に把握しておきたい全知識をこちらの記事にまとめました。あわせてご覧ください。
参考記事:オウンドメディアの作り方を紹介!立ち上げ前に把握しておきたい全知識

今回は、良質なコンテンツの作り方について解説しました。良質なコンテンツを作るためには、終始ユーザーや検索エンジンの目線を取り入れ、プレビュー確認まで丁寧に行うことが重要です。

今回解説した良質なコンテンツの作り方を、ぜひオウンドメディアで活かしてみましょう。万が一壁にぶつかった際は、株式会社PA Communicationのホームページを確認してみてください。

株式会社PA Communicationでは、クライアントが希望するブランディングやプロモーション事業などを、デジタルマーケティングを通してサポートしています。

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【STAFF INTERVIEW_vol.6】 PAC のPRチーム、美容担当3名に聞いた「仕事で大切にしていること」とは?

PACでは、これまでメディアPR活動を基盤としたマーティング支援施策による認知拡大施策を展開しています。近年のSNSマーケティングトレンドである、Instagramのディレクションや運用、SNS広告配信、サイトのオウンドコンテンツ制作まで、PRとデジタル領域を一貫して行うメリットであるブランドコミュニケーション活動の最大化を目指しております。

PACのPR Planning Groupは最も、通常PR業務のリリース作成やキャラバン活動、展示会企画や集客サポート、オウンドメディアやSNSディレクションに至るまで、幅広くブランド活動を推進する部署です。スタッフは美容やファッションなど、ライフスタイル業界に精通し、「個性」と「チームワーク」でPRの課題を解決しています。グループマネージャーのRISAさん、YUKARIさん、RIKOさんに、今回は「仕事で大切にしていること」についてお話を伺いました。

―これまでに培った仕事をする上での「理念」はありますか?

RISA:「お客様目線に立ち、気持ちを探り、何がしたいのかの筋道に沿って自分の意見を伝える」ようにしています。美容販売員時代からの積み重ねですが、製品ごとに「買う人の気持ち」の分析を徹底する習慣が身についています。

YUKARI:PR担当として「自分が製品の一番のファンになること」が大切だと思っています。

RIKO:PR業界に飛び込んだばかりの時、憧れの上司に出会ったことがきっかけで、常に「一緒に仕事をしたいと思ってもらえる自分か?」という視点に立った、「人間力の向上」が大切だと考えています。

―その背景にどんなことがありますか?

RISA:さまざまな製品の売り場を回り、新作情報だけではなく実際に接客を受けてみて、いつも最新トレンドや人気傾向をキャッチアップするようにしています。たとえ製品をよく知っていたとしても、「買う人の気持ち」を体感する機会になるのですが、特に意識せずに「趣味」に近い感覚でいます。

YUKARI:これまで企業広報経験では、モノよりサービスでしたので「社長の思い」「開発背景」などの情報にも注目します。キャラバンでは、美容メディアの方に好意的なフィードバックをいただけると、新鮮な驚きが尽きませんし、ますます製品に愛着が湧く感じがしています。

RIKO:「チーム力で、お客様へサービス提供を目指す」という前職の航空会社の業界とは大きく違いがあり、担当者意識として、「クライアント」、「メディア」、「PR会社」それぞれ3つの重なりを良い方向に進めることが大切な感じがしています。

―仕事の各場面でどのように活かされていますか?

RISA:2021年夏頃からPR Planning Groupのマネージャーになりました。自分の発言が相手へどう伝わったか?適切だったかどうか?など、毎晩、振り返っています。過去のマネジメントの現場経験から「自分のやり方」に固執せず、製品ごとの方向性を見極めるため、必ずしも成功事例と同じやり方をすることが正しいとは限りません。さまざまな意見に耳を傾け、常に良い聞き手でいたいと思いますね。フラットな姿勢だからか、割とどんな方とも仲良くなることが得意でプライベートは多様な友人に恵まれています。

YUKARI:前職のPR会社で、幅広く事業会社の広報支援に携わり、プレスリリースの講師も任せていただいていました。製品PR中心のPACに入って自分が1番のファンになることを重要だと思いました。社長の思いの強い製品、良い品質の製品、営業から携わらせていただいているブランドなどのストーリーもそうですが、メディアの方からのちょっとした愛用コメント一つでも「ファン」でもあるからこその喜びを感じております。ヘアケアブランドですと夫も一緒に愛用でき、意見をもらうこともしばしばあります。夫の興味関心が高いからこその鋭い質問が、メンズラインのアイデアに活かせるなと思うこともあります。また、1年半前に出産したばかりで、「子供目線」「時短」などの生活感覚がメディアリレーションへ活かされています。

RIKO:私は、「仕事=人」であると思っています。その中で特に柔軟性を高めたいと意識しながら行動しています。航空業界からPR業界に飛び込んだばかりの時の上司がまさにそういう力を持っていた方で、仕事に対する考え方の全般において影響を受けました。メディアとクライアント、そしてチームという関係の中では、様々な意見に耳を傾け、時には言いにくいことを上手に伝えなくてはならない場面もあります。だからこそ長期的に「人間力」を高めることが大事だと思います。今はチームメンバーから毎日沢山吸収することがあります。困難なことも、チームの信頼が厚く解決できています。

―リリース作成、新作発表会や展示会、オウンドメディアディレクションなど幅広い現場で、エピソードはありますか?

RISA:プレスやクライアントの会食なども最新の美容トレンドや注目の成分の話でいつも盛り上がってしまいます。美容部員時代の経験から、展示会での製品紹介の最中、「このまま製品を売ってしまうかも?」と思うほどに熱く語っていまして、「後で買います!」とメディアの方からリアクションいただくことも、結構ありますね。

YUKARI:美容メディアの方は、積極的に商品を知ろうとしてくださる姿勢があり、常に自信を持ってお話をすることを心がけています。また私は前職でプレスリリースの講師経験がありますが、PACのリリースはレベルが高く、魅せ方にこだわった華やかなリリースで、会社として作り方にも独自性があると思います。メディアが欲しい情報にまとめる必要がありますので、担当者と電話で対話し、ブランドの思いを汲みつつ丁寧な進め方を心がけています。

RIKO:製品からアプローチしていた美容ライターさんが携わっていたラジオ番組に、クライアントのゲスト出演が叶いました。桶川さんが事前に作成していた代表のプロフィールシートのおかげで、メディアニーズに合った取材切り口を広げられました。ブランドの創業背景を伝えることも重要なPR業務なので、チームメンバーの力でこれまでになかった露出機会に繋げられたことが嬉しかったですね。

―担当ブランドPR事例を教えてください。

RISA:ヘアケアブランド「資生堂プロフェッショナル」「ネイチャーラボ」、「La CASTA」、「C’BON」等の美容ブランドをメインに担当しています。「資生堂プロフェッショナル」の2022年上半期活動として、ベストコスメ二誌の獲得、新商品発表会のメディア誘致、オウンドコンテンツなど多岐に渡るPR活動を展開いたしました。サロン専売ラインのブランドは、一般的にもシリーズ数が多く、そのため製品特性にマッチした購入者の嗜好やニーズの理解に注力する必要があります。ブランド情報を深くまでメディアに理解していただくような工夫をしています。

「資生堂プロフェッショナル」のPR事例は以下よりご覧ください。
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/shiseidoprofessional-q12/

YUKARI:ヘアケアブランドの「La CASTA」、「SPRINAGE (アリミノ)」、「CRAFT ORGANIC」を中心に、受注時から担当したアイライナーコスメブランドの「LUMIURGLAS(ルミアグラス)」は、展示会などでメディアの方から「今日、ルミアグラスのアイライナーをつけてきました!」という愛用の声も嬉しく、「プロフェッショナルとして、良い仕事をする」ことへのモチベーションにも繋がっています。

「ルミアグラス」のPR事例の詳細は以下よりご覧ください。
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/lumiurglas_lp/

RIKO: 「CRAFT ORGANIC」、「MYTREX」、「C’BON」等を担当しています。メディア全体で増加中の「SDGs」を切り口に、「CRAFT ORGANIC」社代表自ら、自然の恵みからブランド製品を作らせていただくからこそ、自然へお返しすることも大切にするというラジオ番組出演という形でメッセージを伝えることができました。今後も新たなチャンスにチャレンジしていきたいです。

CRAFT ORGANIC 公式HP:
https://www.sokamocka.com/DefaultBrandTop.aspx?bid=CF01

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オウンドメディアの作り方を紹介!立ち上げ前に把握しておきたい全知識

オウンドメディアとは、ユーザーの興味を引く有益な情報を発信する役割を担います。オウンドメディアでうまく集客できると、売上向上につながったり、ユーザーからの信頼を強められたりするメリットが期待できます。

しかし「オウンドメディアってどうやって作るの?」「適切な集客方法を知りたい」と考えている方もいるでしょう。よいオウンドメディアの特徴や作り方、構築や運用にかかる費用についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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良いオウンドメディアの特徴

オウンドメディアの記事は、誰が読んでも理解できる分かりやすい文章で書く必要があります。

取材から得られる一次情報といった内容を盛り込み、独自性を出すのも有効です。よいオウンドメディアの特徴について詳しく紹介していくので、参考にしてください。

オウンドメディアのより詳細な意味や、立ち上げる目的と運用のポイントをこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

参考記事:オウンドメディアとは?意味や立ち上げる目的・運用のポイントを紹介

誰が読んでも理解できる文章で書かれている

ユーザーフレンドリーなコンテンツを心がけましょう。読者は基本的に、記事を飛ばし読みしたり、流し読みをしたりするのはもちろん、わかりにくい表現で記載されていると離脱する原因となります。

読者が離れてしまわないように、簡単な言葉でわかりやすく書くほか、一目で書かれている内容を理解できるような見出しをつける意識が重要です。

「これ・この」「それ・その」「あの・あれ」「どれ・どの」といったこそあど言葉は、飛ばし読みするときに、どの部分を指しているのか分からなくなりやすいため避けましょう。上記以外には「非常に」「とても」「とくに」など、副詞の多用も避けるようにしてください。

イラストや図表などが使われている

オウンドメディアの記事において、イラストや図表、画像は、読者の印象を決める重要な要素のひとつです。

いくら内容が充実している記事であったとしても、画像やイラストがほとんどなかったり、イメージに合っていなかったり、クオリティの低いものだったりすると、読者が離脱してしまう可能性があります。

文字だけのテキストは、読むのを面倒に感じてしまう可能性があります。テキストだけで説明したものよりも、図表を用いて解説している記事のほうが読者にとって理解しやすいです。

マーカーや文字色を変えて重要な部分が一目で分かる

読者は何が大切なことか、この記事で伝えたいことはどのような点なのか、素早く理解したいと思っています。そのため、マーカーや文字色を変えて、重要な部分を一目で理解できるよう工夫しなければなりません。

また、読者はじっくり文章を読まず、装飾された文章をさっと読む傾向にあります。そういった点もよく理解して、装飾された文字だけでも意味が伝わるように工夫しましょう。

冗長な文章が削られている

冗長表現とは、文章のなかに内容と関係ない表現や単語があり、読みづらくなっている状態を指します。文章に不要な言い回しが含まれていると、一文が長くなり、意図が伝わりにくくなってしまいます。

冗長表現など文章の無駄を省けば、すっきりとわかりやすいテキストに仕上がります。自分で執筆する場合、知らず知らずのうちに冗長表現を用いているケースも多いため、書き上がった記事を音読して確認するとよいでしょう。

使ってしまいがちな冗長表現は、以下のとおりです。

・ 「の」を連続で使っている
・ 二重敬語を使用する
・ 一文のなかに同じ単語を繰り返し用いる
・ 二重否定を使用する
・ 同じ単語を繰り返し用いる
・ 同義語や類語を重複している

また、以下のように、回りくどい言い方はなるべく簡潔な言葉で置き換えるよう、意識しましょう。

・ ~することができる→~できる
・ ~があるものである→~がある
・ ~というものがある→~である

取材や体験談などの一次情報がある

オウンドメディアには、取材や体験談などの一次情報を盛り込みましょう。一次情報を盛り込むと、ほかのメディアと差別化を図れ、情報の信頼度の高さをアピールできるからです。

二次情報は、少なくない複数人が情報を持っている可能性があります。ほかのサイトよりも有益な情報を載せるためには、なるべく一次情報を収集するとよいでしょう。

専門家による監修を受けている

オウンドメディアの運営は、内容の網羅性についても意識していきたいポイントです。読者にとってより有益な情報を届けるためには、専門家など監修者を用意するのも有効です。

記事に専門家ならではの視点を盛り込み、情報の信憑性を高められるよう意識してみましょう。

調査や論文などのデータを活用している

論文のような専門的なコンテンツをはじめ、現場の一次情報が理解できるインタビュー記事、調査などを盛り込むのも有効です。その領域にいる読者からすると、一次情報はとくに知りたい情報でしょう。

とくにニッチな領域のオウンドメディアは、アクセス数が少ない傾向にありますが、情報の希少性が高く、ターゲット層からすると重宝されやすいと考えられます。

調査や論文などのデータを掲載しておくと、競合との差別化も図りやすく、自社の専門性をアピールする材料として活用できます。オウンドメディアに専門的で濃い情報を増やし、競合優位性を獲得していくのが望ましいでしょう。

オウンドメディアの作り方

オウンドメディアを作る場合、立ち上げ前の準備から始まり、サイト制作、運営体制の構築へと進みます。

オウンドメディアは、ユーザーが問題解決していけるように、必要な情報を過不足なく伝える必要があります。オウンドメディアの作り方について詳しく解説していくので、チェックしてみてください。

STEP1.立ち上げ前の準備

準備段階からどのようなサイトを作ればよいのかと悩んでしまい、運営方法でつまずいたり、挫折したりする人もいるのではないでしょうか。

オウンドメディアを立ち上げて成功させるためには、念入りな準備が大切です。成果を出すために、しっかり準備してから取り掛かるようにしましょう。この章では、立ち上げ前の準備について説明していきます。

目的を決める

まず、オウンドメディアを運営する目的を決めます。運営する目的が曖昧なまま見切り発車してしまうと、途中で「そもそもなぜオウンドメディアをやるのか」と疑問に思い、成果が出ないどころか、挫折につながる可能性もあります。

オウンドメディアを運営する目的には、以下のものが挙げられます。
・ 企業のブランディングへつなげる
・ 商品やサービスの購入につなげる
・ 新規リードの獲得を目指す
・ 人材の新規採用に役立てる

上記からひとつもしくは2つを選び、オウンドメディアの運営を行いましょう。

集客媒体を決める

目的を決めた後は、ターゲットをどこから集めるのか集客チャンネルを決めます。主な集客チャンネルは、検索またはSNSのどちらかに絞って決めましょう。

検索で集客をする(SEO対策)

SEOとは検索エンジン最適化を指します。GoogleなどのWebサイトで検索したときに、検索上位表示を狙う手法を言います。検索で上位表示させて多くのアクセスを集められると、オウンドメディアの目的達成に近づけるでしょう。

検索は、積み上げ型という特徴があります。検索上位を狙っている記事であれば、何年も前に作成した記事でもアクセスが取りやすいです。1記事当たりのアクセス数がほぼ変わらないと仮定した場合、記事数が増えるほどアクセス数も増えていきます。

しかし、必ずしもひとつの記事が長きにわたってアクセス数を稼げるわけではなく、短期間しか見られない記事もあるのが特徴です。

SNSで集客をしてファンを作る

もうひとつは、SNSからアクセスを集めるフロー型と呼ばれる方法です。SNSの大きな特徴と言えば、ファンを作れることです。自社のファンを増やしていくと、友達やフォロワーに対して定期的にシェアしてもらえるメリットが期待できます。

またSNSなら、潜在層と呼ばれる、検索しないユーザーにもアプローチできるでしょう。しかし、FacebookやTwitterを使うと、1か月前に投稿されたものはなかなか見られません。SNSで集客するなら、常にトレンドや旬を意識しながら投稿する必要があります。

KPIを設定する

KPI(Key Performance Indicators)とは、重要業績評価指標を指します。たとえば、資料請求やお問い合わせといったリードの獲得のために、オウンドメディアを始めるとしましょう。

その場合、月に何件のリードを獲得すればオウンドメディアの運営が順調だと言えるのか、判断する基準がKPIです。

KPIを設定しないまま運営を続けると「アクセス数が増えているから運用が順調」「アクセス数が減っているからうまくいっていない」といった曖昧な判断となってしまいます。
オウンドメディア運用の成果を正しく測るためにも、KPIの設定が重要です。

内製か外注かを選ぶ

サイトの設計と構築は、サーバー環境の準備とともに進めていく必要があります。大きく分けて、内製か外注する方法があります。

内製か外注のどちらを選ぶかは、サイトの構築のノウハウはもちろん、リソースの有無を確認して判断するとよいでしょう。

内製の場合

サイトの設計や構築を内製する場合、プログラマーやデザイナーといった技術者を雇うか、ツールを使って作るといった方法があります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

・ 秘術者を雇う場合:人件費が発生するが、ツールを用いるよりも高度なシステムやデザインを実現しやすい。

・ ツールを活用する場合:デザインやプログラミングの知識がなくても見た目がある程度整ったサイトを作れる。しかし、デザインの融通が効きにくい。

オウンドメディアの場合、デザインやシステムにプラスしてSEOに関する知識も重要です。自社でSEOに関するノウハウを持ち合わせていない場合は、コンサルに依頼したり、スキルのある人材を採用したりする必要があります。

外注する場合

サイト制作を外注する場合、適切な業者を選ぶ必要があります。外注する場合にはクラウドソーシングの活用や、web制作会社に依頼する方法があります。メリットとデメリットは以下をご覧ください。

・ web制作会社:オウンドメディアにおけるプログラミングやデザインはもちろん、SEOに関する対策もまとめて依頼しやすいが、コストがかかる。

・ クラウドソーシング:比較的低コストで済みやすいが、人によってレベルやスキルにばらつきがある。オウンドメディアに関するさまざまな要素をひとまとめにした依頼が難しい。イメージと異なるものを納品されるおそれや、納期が守られないリスクもある。

外注する場合、オウンドメディアに関する実績の有無はもちろん、SEOの知見についても必ずチェックしておきましょう。サイトのジャンルに関する専門知識のある人材を選ぶのが理想的です。

外注先が決まった後は、発注の仕方が重要となります。なぜなら、発注の精度が高いと、業者の提案や作業内容の質もよくなり、やり取りにかかる手間が減るからです。

サイト制作を依頼する場合、外注先に提案を依頼するための文書であるRFP(提案依頼書)を作っておくのが望ましいでしょう。サイト制作の目的やターゲット、スケジュール、課題といった情報を網羅できます。

IT業界ではRFPが扱われるケースが多いため、ネットで検索するとさまざまなテンプレートをチェックできるでしょう。 

3C分析する

3C分析は事業戦略に用いられるケースが多く、オウンドメディアを構築する際に欠かせません。

3Cとは「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つを指します。3C分析を行うと、これから構築するオウンドメディアに求められる点や、成長の可能性を探れます。

Customer(市場・顧客)

最初に分析する項目です。ターゲットにする顧客を決めておくと、オウンドメディアの方針が決められます。

Competitor(競合)

競合とは、ターゲットとターゲットニーズが重なるものであり、単に同業他社のオウンドメディアとは限りません。

たとえば、操作の手軽さと機器の安さが特徴のカメラを販売する場合、ハイエンドモデルのカメラメーカーではなく、カメラ機能を備えたスマートフォンが競合となりうるでしょう。

Company(自社)

自社製品やサービスといった一般的な強みではなく、Company(自社)を分析したうえでの強みや独自性となります。

強みや弱み、新規参入の見込み、目的達成の障害になるものについて、それぞれ分析します。実施していくとメディアの方向性やルールを明確化できるため、オウンドメディアを構築する前に、しっかりと事前調査や分析を行っておきましょう。 

STEP2.サイト制作・構築

サイト制作や構築は、自社で開発または外部に委託する方法があります。自社で開発する場合、サーバーやドメインを選定したりサイトデザインの選定を行ったりする必要があります。

サイト制作や構築に関する知識がない場合、成果を出せるオウンドメディアにするために、外部へ委託するとよいでしょう。

自社で開発する

オウンドメディアを自社で制作する場合、決めておく項目は以下のとおりです。

・ サーバーやドメインの選定
・ サイトデザインの選定
・ CMSの選定

オウンドメディアを立ち上げる際には、環境の整備をしておく必要があります。

・ サーバー:主流ともいえるクラウド型がおすすめ。使い勝手がよいだけではなく、機能や容量の変更がしやすい。

・ ドメイン:オウンドメディアにどのような役割を持たせるかにもよるが、新規取得より、コーポレートサイトなどのサブディレクトリ内での立ち上げがおすすめ。

外部に委託する

サイト制作や構築を外部に委託するのもひとつの手段です。成果が出やすいオウンドメディアにするためには、ユーザーが使いやすいデザインやサイト構造になっているのが重要です。

なかでも、SEOからの流入を想定している場合は、SEO対策に知見のある制作会社かどうか確認する必要があります。具体的な選び方のポイントは、以下をご覧ください。

・ 類似の業界で実績があるか
・ SEOの知見や実績
・ 料金が予算内かどうか

上記のポイントを踏まえて制作会社に依頼すると、成果につながりやすいオウンドメディアを作れるはずです。

CMSを利用する

サイトを立ち上げる環境が整った後、サイトデザインやCMSの選定を行います。CMSはコンテンツの更新や保存といった管理を手軽に行えるシステムで、代表的なものにはWordpressやHubSpotといったものがあります。

多くのCMSはサイトのテンプレートを提供しているため、希望のデザインも含めて選定するのがおすすめです。

こだわりがない場合、Wordpressを選ぶとよいでしょう。なぜなら、Wordpressはテーマが豊富なのはもちろん、ゼロからデザインを決める手間がかからないからです。

また、世界的に利用者が多いので、不明点があった場合にも解決策が見つかりやすいメリットがあります。

STEP3.運営体制の構築

オウンドメディアの構築や運営は、ひとりではこなせません。チームを作り、誰がどの仕事を担当するのか決めるのはもちろん、レギュレーションの用意、スケジュール管理を行う必要があります。運営体制の構築について、具体的にご紹介します。

運用体制を決める

仕事の流れを細かく決め、誰がどの仕事を担当するのか、一連の流れの設計をします。たとえばプロデューサーは予算管理や企画管理、クライアントとの折衝、全体の把握まで行います。

ディレクターは進行管理やクオリティ管理、末端のスケジュールを把握しておくといった体制まで決めておきましょう。

よく起こりがちなミスとして、スタッフひとりに複数の役割を任せてしまうことが挙げられます。ひとりでカバーしきれず運用がストップしてしまう事態になりかねないため、注意が必要です。

業務の流れが曖昧になってしまうと、差し戻しや修正依頼といった工程のたびに、原稿がさまざまな人の手に渡り、効率よく進みません。時間を有効に活用できるように、作業フローを決めておくのが重要です。

チームを編成する

オウンドメディアの運営は、チームで行うのが鉄則です。記事の構成や品質の管理を担う編集者、執筆を担当するライターがいなければなりません。

それだけではなく、アクセス解析やマーケティング担当、校正担当、リライト担当者がいると、質の高い記事の作成を行えます。

そしてオウンドメディアの運営を成功させるためには、高頻度での更新が必要です。そのためには人数もいなければならないため、外注ライターの募集も検討しましょう。

ディレクターやデザイナー、校正者、監修者など社外の人に依頼する場合、実績のあるフリーランスや会社に依頼してください。

マニュアルやレギュレーションを作成する

業務フローやレギュレーションは、運用しながら作成と改善を行う必要があります。レギュレーションには、ターゲットやトーン&マナー、表記統一、NGワード、引用の表記方法といった、独自ルールをまとめます。

マニュアルやレギュレーションが曖昧なまま外注のライターに依頼すると、ルールやトーン&マナーに沿った記事にならない可能性があります。内容のバラつきを抑え、なるべくイメージに近い記事を納品してもらうためにも、レギュレーションの作成は重要です。

立ち上げ時から業務フローやレギュレーションを確定するのは難しいケースもあるため、少しずつ作成しましょう。

スケジュールを管理する

編集体制が決まった後、納期やスケジュールの管理についても考えておく必要があります。コンテンツの制作が少量なら問題なくこなせても、運用期間が延びるほど、既存のコンテンツの重複といった面も考慮が必要です。

コンテンツ制作を大量にこなす場合は、進捗管理も含めて、現場に混乱が生じないように管理する必要あります。

進捗管理を各スタッフが1箇所で行えるように、情報共有の仕組みを決めておきましょう。なるべくリアルタイムで変更を共有できるように、googleスプレッドシートやクラウド型のツールを活用するのがおすすめです。

ライターへ依頼する本数とだいたいの納期を管理するだけでは、進捗に遅れが生じる可能性があります。記事ごとにライティングが完了するタイミング、校正が完了するタイミングを把握しておきましょう。

ツールを活用する

Excelやスプレッドシートの管理に限界を感じる場合、その他のツールを積極的に活用するとよいでしょう。

タスクやプロジェクト管理に利用できるJIRA、ナレッジの共有には、Confluenceと呼ばれるツールを活用します。

Confluenceなら担当ディレクターが不在でも、ほかのディレクターがナレッジボードを見れば情報共有できます。随時アクセスしてメッセージをためておけるため、ディレクター業務を柔軟に行えるでしょう。

STEP4.コンテンツ制作

コンテンツの制作を行うには、ペルソナをしっかりと決めておく必要があります。オウンドメディアのターゲットが明確でないと、方向性が定まらず、成果につながりにくいものになってしまうからです。

コンテンツ制作の順序や、ポイントについて紹介していくので、チェックしてみてください。

対策キーワードを選定する

検索キーワードとは、ユーザーが検索時に検索画面に打ち込むキーワードを指します。ユーザーの困りごとを想像し、どのようなキーワードで検索するのか、先回りして考えておく必要があります。

キーワードを決める方法は、以下から決めるとよいでしょう。
・ 検索ボリュームが多いキーワード
・ CVR(コンバージョン率)の高いキーワード

コンバージョン率とは、記事を読んだユーザーが資料請求やお問い合わせといった行動を起こす確率を指します。記事を読んでも、商品を購入したり資料請求したりする行動をしなければ意味がないため、定期的な数値分析が必要です。

ペルソナを設定する

事前調査が済んだところで、オウンドメディアのターゲットを明確にします。具体的に述べると、どのような人間なのか、属性を紐づけるペルソナの設定が必要です。ペルソナを設定する理由は、以下のとおりです。

・ ターゲットへの理解を深めるため
・ ニーズやウォンツを把握し、目標達成まで最短距離で進むため
・ 制作メンバー間でターゲットを共有するため
・ ターゲットを明確にして、制作進行をスムーズに進めるため
・ 統一感のあるオウンドメディアの構築をするため

ペルソナがぶれてしまうと、オウンドメディアの方向性が定まらず、成果につながりにくいため、適切に設定しましょう。

記事構成を作る

記事にどのような内容を盛り込めばよいか、全体の構成を作成する必要があります。キーワードをバランスよく入れたり、必要な情報を考えたりしたうえで、ライターに読みやすくなるよう書いてもらいましょう。

構成や記事作成前までに、レギュレーションを用意しておきます。長文で複雑な内容だと読み切れず、逆効果になる可能性があります。重要な点をまとめて、なるべくシンプルなレギュレーションを用意してください。

コンテンツのテーマを決めた後、記事の構成案に落とし込みます。構成案に記載する内容は、以下のとおりです。

・ 記事のタイトル
・ サブキーワード(関連キーワードやサジェストキーワード、共起後)
・ ペルソナ
・ 読み手にどのような行動をしてもらいたいか
・ 記事の説明文
・ 見出し
・ 参考資料
・ 取材先の情報

記事を作成する

キーワードや構成案が決まった後、記事の作成に入ります。SEO記事の極意は、ペルソナが問題解決できるかどうかです。

関連キーワードの調査や、上位コンテンツをチェックし、ペルソナがどのような情報が欲しいのか、問題解決を目指した記事になっているのか意識しながら作成しましょう。

記事を校正する

事実と異なる情報を掲載したり、間違った漢字を使ったりすると、ユーザーに迷惑がかかるおそれがあります。事実と異なる情報を掲載すると、もしそれが店舗に関する情報の場合、相手の業務妨害につながってしまう可能性があるでしょう。

また、正しい情報を知っている人が読むと、オウンドメディアに対してユーザーから信頼を損なってしまうリスクもあるのです。メディアに対する信頼を損ねないためにも、完成した記事の校正を必ず行いましょう。

具体的に行う作業は、以下のとおりです。

・ 誤字・脱字を確認する
・ 表記揺れをチェックする
・ 文体に統一感があるか確認する
・ 一行が長すぎないかチェックする
・ 口語表現はないか確認する
・ 冗長表現がないかチェックする
・ NGワードがないか確認する
・ 差別的な表現が使用されていないかチェックする
・ 整合性をチェックする
・ 事実と異なった内容はないか確認する

外部ライターへ依頼する場合、執筆後に自分で校正してから納品するよう、レギュレーションに校正リストを載せておくのがおすすめです。あらかじめ構成しておけば、誤字脱字や表記揺れといったエラーを減らせるため、校正者の負担軽減につながります。

STEP5.公開後のデータ分析

オウンドメディアの記事は、作成後に校正と編集をかけて公開しますが、それで終わりではありません。

定期的な分析を行って、自社のオウンドメディアでユーザーのニーズに沿ったコンテンツを提供できているか、既存記事でどれだけコンバージョン率につながっているのか明確にする必要があります。

分析をしっかりと行わないままオウンドメディアの運営をしていると、設定した目的や成果を達成できず、失敗してしまうリスクがあるからです。

オウンドメディアの成果を適宜振り返り、方向性がぶれていないか、ニーズに沿っていないコンテンツを発信していないか分析し、問題点があれば即改善していきましょう。

オウンドメディア運営で活用できる効果測定ツール

オウンドメディア運営は、高頻度で記事をアップし、効果が出ているかツールを活用して測定する必要があります。オウンドメディアの現状を把握するためにも、各ツールの特徴を把握して実際に取り入れてみましょう。

googleアナリティクス

googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールを指します。オウンドメディアへのアクセス数をリアルタイムに把握でき、期間や閲覧デバイスごとに比較も可能です。

立ち上げ時に重要となるPV数やUU数、SS数といったデータは、googleアナリティクスで分析できます。また、コンバーション数も事前に設定しておくと、googleアナリティクスで確認可能です。

googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Google検索におけるオウンドメディアのパフォーマンス解析に役立つツールです。オウンドメディアの記事の掲載順位を把握できるとされ、具体的には以下の点が分かります。

・ ユーザーが、どのような検索ワードで流入したか
・ 特定の検索ワードで、どのくらい検索結果に表示されたか
・ 検索結果に表示された回数のうち、クリック数はどのくらいだったか

Googleサーチコンソールを活用すると、SEOの観点からオウンドメディアの分析ができるため、課題把握や改善につながります。

エイチレフス

Ahrefs(エイチレフス)は、世界で利用されている有料のSEO分析ツールを指します。自社サイトはもちろん、自然検索流入キーワードや自然検索トラフィックなど確認できます。

現代はさまざまな情報であふれているため、自社のオウンドメディアを選んでもらうには、競合サイトの研究が重要です。エイチレフスは、オウンドメディア運営の成長期や成熟期に活用できるツールです。

ヒートマップツール

ヒートマップツールとは、ユーザー目線でウェブページを視覚的に表現できるツールです。サイトの訪問者はどのページを熟読して、どこからどこまでを読み、クリックしたのはどこか、ヒートマップによって可視化できます。

ヒートマップを活用すると、問い合わせや資料ダウンロードボタンの位置の調整に役立てられ、クリック率などの改善と向上を目指せます。

オウンドメディアを作る際のポイント

オウンドメディアを作る場合、ユーザーファーストを心がける必要があります。いくらSEO対策を施したとしても、見やすくて魅力的なコンテンツでなければ、ユーザーが離脱してしまうからです。オウンドメディアを作る際に心がけたいポイントについて紹介します。

ユーザーファーストを大切にする

SEO対策も重要ですが、サーチエンジンばかりを重視してコンテンツを作成しても、ユーザーが離脱してしまったら本末転倒です。

網羅性の高さや情報量の多さはもちろん、見せ方にも注意しなければ、ユーザーが読む労力を要する魅力のないコンテンツになってしまいます。

重要な箇所を強調したり、関連している写真や画像を使用したりと工夫し、独自性のあるコンテンツづくりを目指しましょう。

一貫性を持たせる

運用の目的が曖昧なままだと、コンテンツが定まらず、一貫性のない訴求になる可能性があります。一貫性を持たせるのはもちろん、ユーザーが問題解決できるコンテンツを目指しましょう。

SEO対策を施す

オウンドメディアが狙うべきSEOキーワードの選定が重要です。オウンドメディアで集客するには、SEO対策や広告、SNSといった方法があります。

SEO対策は検索ニーズが顕在化していて費用がかからず、対策しやすいメリットが期待できます。適切なキーワードを選定するなど、SEO対策をしっかりと行いましょう。

定期的に記事をリライトする

オウンドメディアは、完成した記事に校正や編集をかけ、アップして終わりではありません。成果を出していくためには、継続的な記事作成はもちろん、既存記事のリライトが重要です。

サイトの規模やかけられる予算を考慮しながら、外部へ依頼するかどうかなど、運用体制も決めていきましょう。

成果が出るまで時間がかかる

オウンドメディアの運営は、成果が出るまでに時間がかかると理解しておきましょう。とくにSEOコンテンツは公開してすぐに評価されるわけではなく、立ち上げ当初は評価されるまでに時間がかかる傾向があります。

定期的に記事を更新していくと検索エンジンに評価され、アクセス数が増えて、ユーザーとの接点が生まれるといった段階を踏みます。

SEO対策は、短距離走ではなく長距離走です。成果の測定には半年から1年はかかるため、忍耐強く継続する必要があります。

オウンドメディアの構築や運用にかかる費用

オウンドメディアを構築する場合、サーバーやドメインにかかる費用のほかに、サイト制作や分析ツールにも費用がかかります。

サイト制作を内製するか外注するかによっても費用が大きく異なるため、余裕をもって予算を確保する必要があります。オウンドメディア構築や運用にかかる費用を見ていきましょう。

サーバー費用

レンタルサーバーまたはクラウドサーバーを活用する場合、5,000~100,000円の年間費用が発生します。サービスやサイトの段階によって、大幅に金額が変わります。

メディアが大きくなってデータやアクセスが多くなれば、その分費用も高くなります。また、クラウドサーバーはレンタルサーバーよりも性能が優れているため、料金が高い傾向があります。

ドメイン費用

オウンドメディアの作成にともなって、独自ドメインを新しく取得する場合、1,000~3,000円ほど年間費用が発生します。ドメインの種類によって料金が異なるのが特徴です。

たとえば末尾が「.com」や「.net」になっているドメインは、誰でも取得でき、比較的安い傾向にあります。一方「.jp」が末尾になっているドメインは、日本でしか取得できないため料金が高額です。

サイト制作費用

サイト制作を内製する場合、採用コストや人件費だけで済みます。しかし、内製ではなく外注するなら、数十万万円~数百万円ほどコストが発生するため注意が必要です。

たとえばサイトデザインにこだわりがなく、記事投稿の準備さえ整えばよいという場合は数万円で済みます。一方、戦略の策定や計画立案までサポートしてもらいたい場合、数百円以上のコストがかかると考えておきましょう。

記事制作・外注費用

記事制作にかかる費用は、ライターの文字単価や記事のボリュームによって変動するのも覚えておきたいポイントです。

たとえば、依頼したい記事の分野について、深い知識を持っていたり資格を有していたりするライターに依頼する場合、文字単価も上がる傾向にあります。

分析ツール費用

分析ツールの費用は、オウンドメディアの段階によって変動します。立ち上げ期であれば無料で済ませられますが、規模が大きくなってくれば、最大で年間 で数百万円ほどかかるケースもあるでしょう。

各費用は参考額となり、ご依頼内容によって変動致します。

まとめ

オウンドメディアの記事は、誰が読んでも理解できる文章を心がける必要があります。チームを編成し、念入りに準備をしながら進めていくことが重要です。

オウンドメディア運営は、定期的に記事をアップし、効果が出ているかツールを活用して測定します。改善が必要な場合は、記事をリライトしたり対策を講じたりしながら、運営しなければなりません。

株式会社PA Communicationは、オウンドメディアの開発、記事制作、SNSと連動しながらECサイトを改善し、購買促進からファン化まで、戦略的かつ包括的なサポートを行っています。

オウンドメディア作りや集客方法で不明点のある方は、せひお問い合わせください。

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■資生堂プロフェッショナル
サイトトラフィック最大化に向けた支援 /資生堂プロフェッショナル
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【STAFF INTERVIEW_vol.5】ビューティーブランド「L‘ORÉAL PARIS」インフルエンサーマーケティング施策

PRのプロによるインフルエンサーマーケティング成功事例をご紹介

弊社では、PRはもちろん、SNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングといったデジタル戦略をお客様の課題に合わせてカスタマイズしています。今回は、インフルエンサーマーケティングに成功した事例として、長くお取引させていただいている「L‘ORÉAL PARIS」の「エルセーヴヘアオイル」インフルエンサー体験イベントについて、本プロジェクト担当のRISAさん、MINAさん、RINAさんにお話を伺いました。

 

インフルエンサーマーケティングのアサイン重要ポイント

−「L‘ORÉAL PARIS」の「エルセーヴヘアオイル」インフルエンサー体験イベントをサポートされたと伺いましたが、イベントに至った経緯についてお聞かせください。

RISA:ブランドのラグジュアリー感をより認知拡大させるために、インフルエンサーを起用したホテルイベントを開催したいといったご相談を受け、弊社では、インフルエンサーアサイン、イベント内容の企画から進行、当日のサポートを担当させていただきました。東京のホテル1泊の宿泊をペアでプレゼントにするといった提案もさせていただき、4日間のホテルイベントで1日1組の計4組8名のインフルエンサーの方々に宿泊体験をしていただくことになりました。

−インフルエンサーのアサインは、イベントの成功を左右するかと思いますが、キャスティングの際は、どのような点に気をつけましたか。

RISA:ブランドのイメージと合っている方を選ぶのはもちろん、ラグジュアリーな雰囲気を持っている方や、髪がきれいな方を選ぶなど今回のテーマに沿ったキャスティングをしました。また、今回のイベントは、宿泊の企画なので、仲が良いインフルエンサーをペアでお呼びして楽しんでいただくことも提案しました。

−効果の出る最適なキャスティングをするために、御社ならではのアサインのポイントをお聞かせください。

RINA:ターゲットへのリーチ率の高いインフルエンサーを、あらゆる角度から検証しキャスティングしています。具体的には、エンゲージメント率はもちろん、ファンの属性やコメントを細かく調べ、ユーザーとしっかりコミュニケーションをとれているか、実際に購入につながりやすい方なのかをリサーチした上で、アサインしていますね。

フォロワー数が多くて有名な方でも、男性のファンが多い方だと、女性向けの商品につなげられない場合も多く、ファン層をしっかり調べる必要があります。ブランドに合わせて効果を出すための人選を細かく行うのが弊社のインフルエンサーマーケティングの強みです。

インフルエンサーの拡散力を最大化するイベント企画の事例

−インフルエンサーに拡散いただくために、イベントの企画についてどんな工夫をしましたか?

RINA:オイルの良さを実際に体験していただくという今回のイベントの目的に合わせて、宿泊のルーティンでオイルを使っていただくだけではなく、オイルを使ったヘアアレンジ体験を提案し、実際に企画が実現しました。

2日目の朝にプロのヘアメイクの方をお部屋におよびして、オイルの使い方などを盛り込みながらゲストにヘアアレンジをするといったコンテンツでしたが、結果として、「アレンジしてもらいました!」とSNSでアップするインフルエンサーの方も多く、SNSでより拡散できたのではないかと思います。

−確かに、プロのヘアメイクによるアレンジだとみんなに見せたくるので、拡散のモチベーションが上がる企画になりますね。フォトスポットなどはあったのでしょうか。

RISA:はい、フォトスポットも、弊社からの提案で実現しました。テラスにフォトスポットを作ったことや、オイルにあったお花をスタイリングしました。また、今回宿泊した虎ノ門エディションは、東京タワーがよく見えるのですが、ブランドを想起させるパリのエッフェル塔をイメージした写真が撮れるようアレンジもしましたね。

客室では、バスローブ、パドルブラシまで、ロゴが印字されているアイテムを提供し、ホテルステイの中で思わず撮りたくなるフォトスポットを演出してインフルエンサーの方に、楽しんでいただきました。

さらに、アフタヌーンティーを体験してもらう企画も採用されたのですが、アフタヌーンティーに「L‘ORÉAL PARIS」の世界観を表現していただき、体感していただきました。

−ホテルステイで「L‘ORÉAL PARIS」の世界観に浸れる企画を散りばめたイベントだったんですね。クライアントからは、どのようなフィードバックをいただきましたか。

RISA:イベントを通して、ブランドの世界観を企画内容から装飾の細部にいたるまで戦略的に作り込むことで、インフルエンサーの方々にブランドの世界観をより楽しんでいただき、拡散の方も、リール投稿をはじめ予定していた内容よりも多く拡散することができました。

クライアントからは、こうした拡散の結果にもご満足いただけましたが、イベント前の提案やホテルの装飾の段階から、弊社のアウトプットに対してポジティブなフィードバックをいただき、イベントが始まる前から熱量の高いチームの雰囲気をつくることができたのは、大変よかったなと思います。

ブランド力を高めるインフルエンサーマーケティングとは

−インフルエンサーマーケティングを成功に導く考え方について 意識しているポイントについて教えてください

RINA:やはり、インフルエンサーの選定の部分が成功させる上で大切だと思うので、さきほどお伝えしたように、アサインの際にかなり詳細な部分までインフルエンサーの活動をリサーチし、ユーザーのエンゲージメントが高い方をキャスティングするのがポイントだと思います。

弊社では、これまで様々なプロモーションで、インフルエンサーマーケティングを行なってきたので、SNSのチャネルごとに、エンゲージメントが高くファンもしっかりついているインフルエンサーの方々とのコミュニケーションをとりコミュニティを作ってきました。PRも行うエージェンシーの視点から、ブランドや企画に合うインフルエンサーの質の方を重視し、これまでの成功事例をもとにキャスティングを効果的に行っています。

また、インフルエンサーマーケティングの成功において、クライアントの課題や目標に合わせて戦略を練ることも大切だと思います。弊社では、クライアントとのコミュニケーションをしっかりとり、課題や目標に寄り添いながら戦略を立て、施策の実現までサポートさせていただいております。

MINA:話題になっていたり、有名なインフルエンサーをただキャスティングするのでは、最適な結果を得られることができないので、ブランドがターゲットとするユーザーの界隈でしっかり話題になるかといったところも重要だと思っています。

弊社には、20代前半から30代前半まで、さまざまな年齢層の社員が在籍しているので、ブランドのターゲット層のインサイトをリサーチする際も、リアルな声を聞くことができます。ただフォロワー数の多い方や有名な方をキャスティングするのではなく、しっかりターゲットを見据えた上で、インサイトを分析し、最適なリーチができるような方をアサインすることで、インフルエンサーマーケティングを成功に導けると考えています。

【スタッフプロフィール】

PR Marketing Group Manager
RISA

美容ブランドを中心にPRを担当。
担当ブランド:資生堂プロフェッショナル、La CASTA etc…

SNS Marketing Group Manager
MINA

ファッション・美容ブランドを中心にSNSを担当。
担当ブランド:クラフトオーガニック、豊田貿易 etc…

SNS Marketing Group Planner
RINA

ファッション・美容ブランドを中心にSNS(Instagram、Twitter)の運営を担当。
担当ブランド:Julier Yoga and Relax,zoff, etc…
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オウンドメディアとは?意味や立ち上げる目的・運用のポイントを紹介

オウンドメディアとは、企業や個人が運営する「自社で保有するメディア」を指します。具体的には、自社サイト、ブログ、SNSアカウントなどが該当します。このようなメディアは、自らのブランドや商品を直接発信し、ターゲットとする顧客との関係を構築するための強力な手段です。広告に頼らず、独自の情報を発信できる点が特徴で、近年では多くの企業がマーケティング戦略の中心に据えています。

本記事では、オウンドメディアの基礎知識からメリット・デメリット、さらに成功事例や運用ポイントを詳しく解説します。また、効果的な運用方法や実践的なステップも取り上げ、初めてオウンドメディアを検討する方でもわかりやすく学べる内容を提供します。この記事を通じて、オウンドメディア運用のイメージを具体化し、自社のマーケティングに活用できる第一歩を踏み出しましょう。

オウンドメディアの定義と役割

オウンドメディアは、企業や個人が自ら所有・管理する情報発信の場を指します。具体的には、企業の公式サイトやブログ、顧客向けのニュースレター、SNSアカウントなどがこれに該当します。広告や第三者が運営するプラットフォームに依存せず、自らのメッセージを直接顧客に届けるための重要な手段です。

オウンドメディアとは何か?

オウンドメディアとは、企業や個人が「所有」する情報発信の場を指します。「Owned Media」という言葉が示すように、企業やブランドが自らの所有権を持ち、コンテンツを直接管理・発信できるプラットフォームです。具体例として、自社の公式ホームページ、ブログ、会員向けのメルマガやSNSアカウントが挙げられます。

オウンドメディアの背景と意味

オウンドメディアは、従来型の広告やメディア依存型のプロモーションから進化した形です。かつてはテレビ広告や新聞といった「ペイドメディア」によるマーケティングが主流でしたが、現代では情報の自主発信と顧客エンゲージメントが重視されています。オウンドメディアはこの流れの中で注目されるようになりました。

他のメディアとの違い

オウンドメディアは、「ペイドメディア」「アーンドメディア」と明確に区別されます。

メディアタイプ 内容
オウンドメディア 自社が保有し管理するメディア 公式サイト、ブログ、メルマガ
ペイドメディア 費用を支払って利用する外部広告 Google広告、テレビCM
アーンドメディア 顧客や第三者による口コミや評価 SNSシェア、レビューサイトの投稿

これらの違いを理解することで、オウンドメディアの価値をより深く理解できます。

なぜオウンドメディアが重要なのか?

オウンドメディアの最大のメリットは、長期的に安定した情報発信の基盤となることです。他のプラットフォームに依存せず、企業が直接コンテンツを管理できるため、SEOによる検索流入の獲得や、顧客との一貫性あるコミュニケーションを実現できます。

オウンドメディアが注目される理由

オウンドメディアが注目される背景には、現代の情報消費やマーケティングの変化があります。以下にその主な理由を示します。

デジタル化と消費者の情報収集の変化

現代では、消費者は自ら積極的に情報を検索し、比較する時代となりました。この傾向はスマートフォンやインターネットの普及により加速しています。その結果、企業が提供する正確で信頼できる情報源が求められるようになり、オウンドメディアが注目を集めるようになりました。

広告離れと顧客の信頼

広告に対する消費者の信頼は低下しています。一方で、オウンドメディアは企業の専門性やストーリー性を打ち出すことができ、自然な形で顧客の信頼を獲得できます。広告費を抑えつつ、ブランド価値を高める手段としても効果的です。

データ活用と顧客インサイトの取得

オウンドメディアを通じて得られるアクセス解析データは、顧客のニーズや行動を把握するのに役立ちます。このデータは、商品開発やサービス改善の基盤としても活用でき、企業戦略に直結する重要な資産となります。

オウンドメディアは、情報発信の場としてだけでなく、顧客理解や信頼構築の手段としても極めて重要です。次のセクションでは、「オウンドメディアのメリットとデメリット」について詳しく解説します。

オウンドメディアのメリットとデメリット

オウンドメディアは、多くの企業や個人がマーケティング戦略に取り入れるほどの魅力があります。しかし、全ての戦略と同様に、メリットだけでなくデメリットも存在します。それぞれの特徴を理解することで、オウンドメディアを効果的に運用できるようになります。

オウンドメディアのメリットとは?

オウンドメディアを活用することで得られる主なメリットは以下の通りです。

1. 広告費を削減できる

オウンドメディアは、広告や外部サービスへの依存を減らし、自社発信のみで顧客を引き寄せられる手段です。一度運用を開始すれば、継続的にトラフィックやリードを生み出せるため、長期的に広告費を削減する効果が期待できます。

2. 顧客との信頼関係を構築

質の高いコンテンツを発信することで、顧客からの信頼を得やすくなります。特に、専門性を発揮した記事や動画、インフォグラフィックなどは、「この企業なら信頼できる」と感じてもらえる重要な要素です。

3. SEO効果を高め、検索流入を増やせる

オウンドメディアにおける良質なコンテンツは、Googleなどの検索エンジンで評価されやすくなります。特に、読者の課題解決を目的とした記事は検索上位に表示されやすく、無料で安定したトラフィックを生み出します。

4. 顧客データを蓄積し分析できる

オウンドメディアを通じて蓄積されたデータは、顧客行動やニーズを把握するうえで重要な情報源です。このデータは、今後のマーケティング戦略や商品開発にも活用できます。

オウンドメディアのメリットは、短期的な効果ではなく、中長期的なマーケティング資産として活用できる点にあります。

オウンドメディアのデメリットとその対策

一方で、オウンドメディアには注意すべき課題もあります。ここではデメリットとその対策を紹介します。

1. 成果が出るまでに時間がかかる

オウンドメディアは、始めた直後に効果が現れるものではありません。コンテンツ制作やSEO対策が成果を生むまでには、数カ月から1年以上かかることがあります。

対策:
計画的にコンテンツを作成し、長期的な視点で運用を続けることが重要です。また、短期的な集客はペイドメディアと組み合わせることで補完できます。

2. 運用コストやリソースが必要

質の高いコンテンツを継続的に発信するには、専門的な知識や運用リソースが欠かせません。小規模なチームでは負担が大きくなりがちです。

対策:
社内に専門人材がいない場合は、外部ライターや制作会社の活用を検討しましょう。また、CMS(コンテンツ管理システム)や分析ツールを導入することで効率化を図れます。

3. 競争が激しい

多くの企業がオウンドメディア運用に取り組む中で、競争が激化しており、目立つための差別化が課題です。

対策:
特定のニッチ分野や専門性の高いテーマに絞ることで、競合との差別化を図りやすくなります。また、読者ニーズに徹底的に応える内容を意識しましょう。

4. 継続的な改善が必要

オウンドメディアは、一度作ったら終わりではありません。コンテンツの鮮度や効果を保つために、定期的な更新と改善が必要です。

対策:
アクセス解析や読者アンケートを活用し、データに基づいた改善を行いましょう。古い記事も定期的に見直し、最新情報を反映させることで効果を維持できます。

オウンドメディアの成功事例と運用ポイント

オウンドメディアを効果的に運用するためには、成功事例から学ぶことが重要です。また、運用時のポイントを押さえることで、継続的に成果を上げることが可能になります。ここでは、具体的な事例とともに運用時の注意点を解説します。

成功するオウンドメディアの特徴とは

成功しているオウンドメディアには、共通するいくつかの特徴があります。以下で具体例を挙げながら解説します。

1. ターゲットに合わせた明確なコンセプト

成功するオウンドメディアは、ターゲット層を明確に設定し、そのニーズに応えるコンセプトを持っています。例えば、BtoB向けでは業界情報や専門知識を重視し、BtoC向けではライフスタイルに関する役立つ情報を発信する傾向があります。

  • 事例:
    HubSpot(海外のマーケティングソフトウェア会社)は、マーケティングやセールス関連の専門ブログを運営し、ターゲットに役立つ情報を提供することで、認知度とリード獲得を向上させています。

2. 定期的なコンテンツ更新

成功するオウンドメディアは、定期的に新しいコンテンツを発信し続けています。これにより、検索エンジンでの評価が向上し、リピーターを増やすことができます。

  • 事例:
    無印良品の「くらしの良品研究所」は、商品紹介だけでなく、読者の暮らしを豊かにするアイデアを継続的に発信することで、多くのファンを獲得しています。

3. SNSやメールマーケティングとの連携

オウンドメディア単体ではなく、SNSやメールマーケティングと連携することで、より多くの読者を集めることができます。これにより、拡散力が向上し、新規ユーザーへのアプローチが可能です。

  • 事例:
    Airbnbは、ブログで旅のインスピレーションを提供しながら、SNSでのシェアを促進する仕組みを活用し、ブランド認知を拡大しています。

オウンドメディア運用のポイントと注意点

オウンドメディアを効果的に運用するためには、以下のポイントを意識することが重要です。

1. KPIを明確に設定する

運用の目的を達成するためには、具体的なKPI(重要業績評価指標)を設定する必要があります。例として、月間のサイト訪問者数やコンバージョン率、リード獲得数などが挙げられます。

  • 注意点:
    無理のない現実的な目標を設定し、定期的に進捗を確認しましょう。

2. SEOを意識したコンテンツ作り

オウンドメディアの集客の多くは検索エンジンからの流入です。適切なキーワードを選定し、読者の課題を解決する記事を作成することが大切です。

  • 注意点:
    キーワードを詰め込みすぎると逆効果になるため、自然な文脈で使うことを心がけましょう。

3. ユーザー体験を最優先に考える

オウンドメディアでは、読者がストレスなく情報を得られることが重要です。デザインの使いやすさやページ読み込み速度も成果に大きく影響します。

  • 注意点:
    モバイルユーザーに配慮したデザインを採用し、アクセス解析を活用して改善を繰り返しましょう。

4. 継続的な効果測定と改善

オウンドメディア運用は一度設定して終わりではなく、継続的な効果測定と改善が必要です。GoogleアナリティクスやSEOツールを活用し、データを分析しましょう。

  • 注意点:
    目標達成のために、古いコンテンツの更新や新しい企画を柔軟に取り入れることが大切です。

オウンドメディアを始めるためのステップ

オウンドメディアを立ち上げるには、明確な目的と計画を持ち、必要なリソースを準備することが重要です。ここでは、成功につながる具体的なステップを解説します。

オウンドメディアの企画と準備

オウンドメディアを成功させるためには、立ち上げ前の企画と準備が重要です。以下の手順を参考に進めてください。

1. 目的とターゲットを明確にする

まず、オウンドメディアを運用する目的を明確にします。例として、以下のような目的が考えられます。

  • ブランド認知の向上
  • リード(見込み顧客)獲得
  • 顧客とのエンゲージメント向上

同時に、ターゲット層を具体的に定めることで、コンテンツの方向性が定まりやすくなります。

2. コンセプトとテーマを決める

ターゲット層に刺さるテーマを選定し、それに基づいたコンセプトを作成します。例えば、BtoB企業であれば業界の専門知識を、BtoCであればライフスタイルに関するアイデアを発信することが効果的です。

3. プラットフォームを選定する

オウンドメディアの形態に応じて適切なプラットフォームを選びます。

  • ブログや自社サイト: SEO効果を狙う場合に最適
  • SNSアカウント: 拡散力が強く、顧客との双方向コミュニケーションが可能
  • ニュースレター: エンゲージメントを深めたい場合に有効

4. リソースを確保する

オウンドメディアの運営には、専門的なスキルと時間が必要です。社内にリソースが不足している場合は、外部のライターやデザイナーの活用を検討してください。

企画と準備をしっかり行うことで、運用開始後のトラブルを最小限に抑えられます。

効果的な運用と改善方法

オウンドメディアを効果的に運用するためには、継続的な改善を意識しながら運営を進めることが大切です。

1. コンテンツカレンダーを作成する

コンテンツを計画的に発信するために、投稿スケジュールを管理する「コンテンツカレンダー」を作成します。これにより、更新頻度を維持し、季節やイベントに合わせたテーマを取り上げやすくなります。

2. 効果測定ツールを活用する

運用開始後は、GoogleアナリティクスやSEOツールを使って、コンテンツの効果を測定します。以下のデータを定期的に確認することをおすすめします。

  • ページビュー(PV)
  • 滞在時間
  • コンバージョン率(例: 資料請求や商品購入)

3. 定期的にコンテンツを更新する

一度作成したコンテンツも、放置せずに定期的に更新します。特にSEOを意識する場合、検索エンジンは最新情報を好むため、記事の鮮度が重要です。

4. ユーザーの声を反映する

読者アンケートやSNSでの反応を分析し、読者のニーズに基づいて新たなコンテンツを企画することで、顧客満足度を向上させることができます。

成功への鍵は「PDCAサイクル」

オウンドメディアの運用では、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のサイクルを回すことが成功の鍵です。常に改善を続ける姿勢を持つことで、オウンドメディアは企業やブランドの強力なマーケティング資産になります。

まとめ

今回はオウンドメディアとは何か、メリットとデメリット、および開設方法と運営時のポイントについて解説しました。

見込み客の獲得や企業のブランディング、売上の向上など多大な恩恵をもたらしてくれるオウンドメディアですが、即効性は期待できないため根気よく取り組まなければなりません。継続することが成果を生む鍵といえます。

また良質なコンテンツ制作のためには人的リソースの確保やSEOの知識も必要です。失敗に終わらせないために立ち上げ時から戦略を練り、場合によってはプロに依頼することも検討しましょう。

弊社オウンドメディアの事例はこちら
■資生堂プロフェッショナル
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/shiseidoprofessional-q12/
■ルミアグラス
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/lumiurglas_lp/
■Vibram
https://www.pa-c.co.jp/post/strategy/vibram_ism_pr/

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デジタル戦略について:https://www.pa-c.co.jp/about/#service_05
お問い合わせ:https://www.pa-c.co.jp/contact/

【STAFF INTERVIEW_vol.4】ラベンダーコスメブランド「BLEU LAVANDE」SNSマーケティング施策

PRと連動したSNSマーケティングの成功事例をご紹介!

弊社では、ブランドに合ったPR戦略でメディアの露出をはかるとのと同時に、SNSマーケティングも実行することでより認知拡大を狙う施策も多数行なっています。今回は、PRと連携したSNSマーケティングに成功した事例として、カナダのブランド「BLEU LAVANDE」の施策について、本プロジェクト担当のRINAさんにお話を伺いました。

 

PRと連動したSNSマーケティングでブランド価値を高める

−「BLEU LAVANDE」のSNSマーケティングをサポートし始めた経緯について教えてください。

RINA:「BLEU LAVANDE」は、2020年に日本に上陸したブランドなのですが、Instagramに関しては投稿がない期間も長く、クリエイティブのトーンも投稿ごとにまちまちでブランドのイメージと乖離があった点が課題でした。

最初のご依頼は、PRだけだったのですが、SNSと連動することで販促につながり、相乗効果でより認知拡大できる点を弊社から提案し、SNSマーケティングのサポートも実施する流れとなりました。

―PRと連動したSNSマーケティングを展開されたということですね。どのようなチーム体制だったのでしょうか。

RINA:チームは4人体制でPR担当が2名とSNSマーケティング担当2名の構成で、私がアカウントの運用とUGCプロモーションを担当し、もう一人のスタッフが広告配信を担当していました。

PRと連携して、メディアに掲載された内容を随時Instagram のストーリーで流して、ユーザーにブランドの話題性をより広く拡散し、さらに、ブランドがその月に推していきたい商品に関しても、ニュースレターの配信と同時にInstagramの投稿、広告配信でも拡散することで、より認知拡大につなげていました。

―なるほど、その月のタイムリーなブランドの情報をPRとInstagramで同時に拡散していったのですね。

RINA:そうですね。季節ごとにおすすめの商品も変わっていくので、ECサイトとメディア掲載、フィードの内容が合うように、チームで連携しながら、最適なタイミングで拡散することが効果的なSNSマーケティングにとって重要ですし、ブランドがメディアで話題になっていることをSNSのユーザーに拡散することは、ブランド価値を高めることにもつながります。こうした相乗効果をうまく発揮することで、おすすめ商品への購入の流れを構築できるのではないかと思います。

チームワークを生かしたSNSマーケティングの成功事例とは?

―PRチームとの連携もうまくとりながら、ブランドの価値を高めていかれたとのことですが、SNSマーケティングのチームでは、どのような施策をされたのでしょうか?

SNSマーケティングの目的は、Instagramのフォロワーを獲得することだったのですが、フィード投稿で反応の良かったクリエイティブを広告配信の方で使用して広告の効果をより高めていきました。さらに、広告配信の方で実際の反応をみてチームで分析し、フィード投稿の方にも反映させるなど、結果ベースでより効果的なクリエイティブを見つけることができましたね。

また、タグ付が多い方がアカウントの信頼度が上がることから、UGCプロモーションにも力を入れていたのですが、UGCのクリエイティブを2次使用できるように許可をもらい、広告配信のクリエイティブにも使えるように動いていました。結果的に、フォローバック率(プロフィールにユーザーが遷移した際にフォローする割合)が市場平均の倍近く上がりました。

―それは、すごいですね!アカウント運用、UGCプロモーション、広告配信のそれぞれの施策がうまく作用して結果が出たのですね。

RINA:そうですね。チームワークのおかげもあり、結果につながっていったのだと思います。アカウントのフィード投稿を整え、UGCプロモーションを走らせてブランドの信頼感を構築した状態で広告配信をするといった一連の流れをチームで連携しながら構築していくことが大切だと感じました。

ECサイトへの流入を高めるSNSマーケティングとは

―ECサイトの流入や売上についても貢献されたと伺っていますが、成功した施策について教えてください。

RINA:フィード投稿内の商品のタグ付けやテキスト内のタグ付け、ストーリーでリンクをはるのはもちろん、プロフィールにはっているサイトのリンクについても、送料無料のキャンペーンなどを随時更新して、ユーザーがプロフィールを見た時に、サイトに遷移したくなるように見せ方にもこだわりました。

もともとUGCプロモーションに力を入れていたというのもあり、インフルエンサーのタグ付けからのサイト遷移も大きいと思いますね。

―なるほど。サイトへのあらゆる導線を設計し、UGCプロモーションの方も、効果的に展開されていたのですね。一般的に、ECサイトの流入をねらったSNSマーケティングの成功のポイントについてどのように考えておられますか?

RINA:リアルタイムの発信をすることでユーザーの興味や関心の惹きつけ具合が違ってくるので、より新鮮でシーズンにあったコンテンツを最適なタイミングで拡散することが、ECサイトの流入が増えるポイントのひとつだと思います。

例えば、新商品や季節にちなんだフェアなどをECサイトで展開されている場合に、そういった情報をインスタグラムでも拡散すると、やはりユーザーの購入意欲も高まると思います。こうした情報はPRチームとの連携で共有していくものでもあるので、やはりPRとの連携をうまくとっていくことも重要になってくると思います。

―やはりPRと連携していくことは大切だということですね。クライアントからは、このようなPRと連携したSNSマーケティングについて、どのようなフィードバックをいただいたのでしょうか。

RINA:PRとSNSマーケティングを連動し、Instagramでもおすすめの売れ筋商品を拡散していくことで、結果的に拡散した商品の認知拡大を実現し、そこから購入に繋がっていったので、クライアントからは、前向きな言葉をいただきました。

本国の方からも、「日本のInstagramのクリエイティブや内容がとても良いですね!」といった言葉をいただき、投稿の内容やクオリティについて信頼をいただいていました。フォロワー数の推移についても広告配信とうまく連携したこともあって順調に進み、KPIも毎月達成していたので、結果を出していたことからも、信頼を得ていたと感じています。

スタッフプロフィール

  • SNS Marketing Group Planner
  • RINA
  • ファッション・美容ブランドを中心にSNS(Instagram、Twitter)の運営を担当。
  • 担当ブランド:Julier Yoga and Relax,NatureLab TOKYO,Lavons Holic,zoff,資生堂プロフェッショナル etc…

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