CLIENT:日華化学

クライアントは、 スタイレム瀧定大阪株式会社。
ブランドは、160年近くの歴史を持つ生地屋のノウハウと今治地方がタッグを組んだ今治タオルの最高級ライン『今治謹製』。
ギフトでも自分使いでも「外さない」存在として知られています。
最初の相談はシンプルでした。
「ECの売上を伸ばしたい」。
でも、私たちPA Communication(PAC)が最初にお伝えしたのは、少し意外な答えです。
『ECを伸ばす前に、まず“チームの羅針盤”を整えましょう。』
ECの 売上を上げるには、まずチームが同じ方向に進む状態が必要でした。
PACが提案したのは、
①みんな同じ方向を向く「羅針盤」=年間MDスケジュールを見直すことを提案し、そこから製品の意味合いまで言語化をするというサポートし、定期的なコンサルミーティングを提案。
②羅針盤で皆同じ方向を向いたのちに、年間で売り上げが落ちる期間は、シーズナルアイテムを制作して発売をすることを提案。そしてそのシーズナルアイテムの発売前後でのPR施策(リリース作成 / キャラバン)を提案しました。
そう、そのシーズナルアイテムこそが、話題になり早々完売したというタオル「Chocolat Luxe」です!
タイトル通り、ECを伸ばす前に、まずはチームをテンパリングした(チョコレートを溶かして、もう一度固めてツヤのある滑らかな状態に戻す作業。口溶けの良さ、ツヤ、スナップ性(パキッと割れる食感)を引き出す)ことから始まった、甘い今治謹製プロジェクトの裏側を見てみましょう!
目次
目的
①売上の前に、設計図を作る
②“選ばれる理由”がある商品を、時事性と導線で話題化する

EC売上を伸ばす時、最初にやりがちなのは“施策の足し算”です。
広告を追加、投稿を増やす、キャンペーンを回す。
でも、足し算の前に必要なのは「迷いを減らす」こと。
チームの迷いも、売上の敵です。
そこでPACは、今治謹製の課題を「EC」ではなく
「 MD+コミュニケーションの連動不在」 と捉え直しました。
MDスケジュールがない
→ シーズンの“出す理由”が弱くなる、PRのネタも弱く伝わりにくい
→ ユーザーが「今買う理由」を持てない
→ 結果、EC(や店頭)は伸びにくい
と、このままでは悪循環になってしまいます。
そこでまずは土台を整えるために、
部署を横断し、ステークホルダー全員でコンサルミーティングを重ね、
同じ羅針盤(年間MDスケジュール)を共有することから始めました。
そこで、売上が鈍化する期間を見つけ、その期間にシーズナルアイテムの開発&発売するという施策を打つことにしました。
年間MDスケジュールのおかげで、チームの足並みが揃い、
売上が偶然ではなく”再現できる”形に進化しました。

コンサルミーティングで出たアイデアを形にすべく、第一弾シーズナルアイテムはバレンタインデーに渡す「チョコ型タオル」の開発でした。
「チョコ型タオル」だけ聞くと、面白いネタに見えます。
でも本質はそこではありません。
バレンタインは「ギフトの理由」が社会に用意されている「限定された時期」。
そこに“見た瞬間わかるシーズン性”を持つ形状(チョコ)を載せる。
つまり話題化のためだけでなく、「購入意思決定を早めるための設計」です。
それに、バレンタインデーに毎年同じような本来のチョコレートを渡すのではなく、ユニークな物を渡したい。
パートナーがいて愛や感謝を示したいけど、そのパートナーがチョコレートや甘いものが苦手な人もいる。
そういう人たちもターゲットにするアイテム開発でした。
商品の出来上がりも素晴らしく、カカオから抽出した染料を使用し、タオルの名産地「今治」の熟練の職人の手で丁寧に染め上げたボタニカルダイのオーガニックコットンタオルに!
もちろん、吸水性に優れた今治クオリティはそのままに、チョコレート柄と自然でやさしいカカオブラウンが、上質で落ち着いた印象を演出する仕上がりです。
さあ、シーズナルアイテムは製作したので、次はそれをどう伝えるかです!

PACが得意なPRで、シーズナルアイテム「Chocolat Luxe」のストーリーを伝えました。
行ったのは、リリース作成とBCC配信。ここでの狙いはシンプルです。
その結果、FASHION PRESSから掲載依頼が入り即時掲載!
さらに店頭では
「FASHION PRESSを見て来ました」
「PACのBCC配信を見て買いました(メディア関係者)」
といった反応が生まれました。
そして後日には めざましテレビ でも紹介され、露出拡大へ!
PACが得意とするPR リレーションから拡がるメディア掲載は
露出は“量”ではなく、“連鎖”が価値です。
最初の1本が点火すると、次の火がつきやすくなるように設定しました。

EC売上:単月目標クリア/前年比大幅成長/過去最高
店頭売上:通常落ち込む時期でも想定を大きく上回り過去最高水準
インバウンド比率:約40%維持
数字は“最後の結果”ですが、
私たちが見ていたのは“途中の変化”です。
・クライアントチームが同じ設計図を持ち、
・「何を、いつ、どう売るか」と「どう伝えるか」が揃ろい
・一丸となって施策を続けた。
その積み上げが、数字になりました。
クライアントの声も『PACさんのおかげで売上も着実に伸びており、大変感謝しています。MDスケジュールを策定いただいたことで、強化すべきアイテムの選定から販売計画まで一貫して整理され、施策の実行精度が高まっています。』と好評!
結果、クライアントも、シーズナル商品も、PACも、
チョコレートのように美味しくて甘い施策でした!
今回の中長期的なプロジェクトはまだまだ続きますが、
プロジェクトを始める提案の核は、PACの強みでした。
PACは、普段はライフスタイル領域における“統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)”を主軸に活動しています。
つまり、普段から「ブランド」から「コンシューマー・顧客」までのタッチポイントである、ブランディング、マーケティング、PR、の企画から制作・運用まで全てを網羅していたからこそ、今治謹製の課題は「EC単体」に課題があるのではなく、「 MD(売る設計)とコミュニケーション(伝える設計)を一体で設計する」ことがブランド成長の鍵じゃないか?と、広い目で気づき、提案できたのです。
今治謹製プロジェクトの次の一手は、SSです。
“夏が長期化する時代”に合わせて実需に対応した商品設計へ、
またクライアントと一緒に羅針盤を持って、出航しております。
プロジェクト第二弾のSSを実施しましたら記事にするので、楽しみにしていてください。
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いかがでしたでしょうか?
Brand Booster Companyである PACは、PRだけではなく、ブランドが新たなステージへ進むために、最大限ブランドの価値を発見し磨くブランディング→PR中心の認知施策→購買につながるマーケティング施策→ブランドを成長させるロイヤルカスタマー施策まで一気通貫し、共に歩み続けます。
また、企業様が持っている様々な課題や目的も、当社のブランディング戦略やPR戦略とクリエイティブな発想の「ビスポーク型の提案」で解決に導きます。
ぜひお気軽に一度ご相談ください。