インフルエンサーマーケティングとは?メリットや成功させるためのポイントを紹介

現代のマーケティングにおいて、「インフルエンサーマーケティング」は欠かせない手法の一つです。SNSが普及し、消費者の情報収集の場が多様化する中で、信頼できるインフルエンサーを通じた商品やサービスの訴求は、広告に対する信頼性を高め、購買意欲を促進する強力な武器となっています。

しかし、初めてインフルエンサーマーケティングを実施しようと考える企業や個人にとっては、「どのようなインフルエンサーを選ぶべきか」「具体的にどのように進めるのか」「どのような成果が期待できるのか」といった疑問がつきものです。また、メリットだけでなく、リスクや注意点を事前に把握しておくことも、成功への近道と言えるでしょう。

この記事では、インフルエンサーマーケティングの基本から応用、さらには実際の成功事例や失敗を避けるための注意点まで、実践的な視点で解説します。このガイドを通じて、効果的なマーケティング戦略を構築するためのヒントを得てください。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、SNSやブログなどのオンラインプラットフォームで多くのフォロワーを持つ「インフルエンサー」を活用し、商品やサービスを宣伝・訴求するマーケティング手法です。この方法は、従来のマスメディア広告とは異なり、ターゲット層に対して個別的かつ信頼性の高いコミュニケーションを取れる点が特徴です。

インフルエンサーが持つファンとの強固な信頼関係を活用することで、単なる広告ではなく、消費者にとって身近で説得力のある情報発信が可能になります。その結果、ブランド認知の向上や購買意欲の促進、さらにはロイヤルカスタマーの獲得に繋がります。

本節では、インフルエンサーマーケティングの定義と特徴、そしてこの手法がなぜ近年注目されるのかについて詳しく解説します。

インフルエンサーマーケティングの定義と特徴

インフルエンサーマーケティングとは、SNSやブログ、動画プラットフォームで影響力を持つ個人(インフルエンサー)を通じて、商品やサービスをターゲット層に効果的に訴求する手法を指します。この手法の主な特徴として以下のポイントが挙げられます。

  1. 信頼性と親近感
    インフルエンサーは、フォロワーと直接的なコミュニケーションを重ねて信頼関係を築いています。そのため、彼らの意見や推薦は一般の広告よりも受け入れられやすいです。
  2. ターゲティングの正確性
    インフルエンサーごとにフォロワー層の特徴が明確であるため、特定のニッチ市場にリーチしやすいという利点があります。
  3. 低予算でも実施可能
    マイクロインフルエンサー(フォロワー数が1,000〜10,000人程度)を活用すれば、低予算でも高い効果を期待できます。

このように、インフルエンサーマーケティングは、特定のターゲット層に向けて強力なメッセージを発信するための効果的な手段と言えます。

なぜインフルエンサーマーケティングが注目されるのか

近年、インフルエンサーマーケティングが注目される理由は、デジタル化の進展と消費者行動の変化にあります。以下にその主な理由を挙げます。

  1. SNS利用者の増加
    InstagramやTikTok、YouTubeなど、SNSの利用者が爆発的に増えたことで、インフルエンサーの活動領域が広がりました。特に若年層をターゲットにしたい企業にとって、SNSは欠かせないマーケティングチャネルです。
  2. 広告への信頼低下
    消費者は従来型の広告に対する信頼を失いつつあります。その一方で、インフルエンサーの「リアルな声」は信頼されやすく、説得力があります。
  3. 費用対効果の高さ
    マス広告と比べて、インフルエンサーマーケティングは比較的低コストで実施できるうえ、ROI(投資対効果)が高いことが分かっています。

これらの背景から、インフルエンサーマーケティングは多くの企業にとって重要な施策の一つとして位置付けられています。

インフルエンサーマーケティングのメリットとデメリット

インフルエンサーマーケティングは多くの利点を持つ一方で、注意すべきリスクも伴います。その特性を正しく理解し、活用することが成功への鍵となります。本節では、メリットとデメリットを明確に整理し、それぞれのポイントを詳しく解説します。

メリット|ブランド認知の向上と顧客への影響力

  1. ブランド認知の拡大
    インフルエンサーはフォロワーとの信頼関係を活かして、商品やサービスを効果的に広めることができます。特にフォロワー数が多い「マクロインフルエンサー」は、短期間で多くの人にリーチするのに適しています。
  2. 高いエンゲージメント率
    インフルエンサーが投稿するコンテンツは、フォロワーからの「いいね」や「コメント」を多く集めやすく、ターゲット層の関心を引きつける力があります。これにより、商品やブランドへの関心が高まりやすくなります。
  3. 消費者の購買行動に直接影響
    インフルエンサーの推薦やレビューは、消費者に「自分も使ってみたい」という心理を生みやすいです。この効果は特に、口コミの影響が大きい業界(コスメやファッションなど)で顕著です。
  4. 多様なターゲット層へのアプローチ
    マイクロインフルエンサー(フォロワー数1,000~10,000人程度)を活用すれば、特定のニッチ層にも効率的にアプローチ可能です。これは、大規模な広告では難しいターゲットへの接触を可能にします。

インフルエンサーマーケティングの利点を最大化するには、適切なインフルエンサーを選び、ブランドのメッセージを効果的に伝えることが重要です。

デメリット|注意すべきリスクと課題

  1. インフルエンサーの信頼性に依存
    インフルエンサーが不適切な言動をした場合、その影響は広告主である企業にも波及します。また、フォロワー数を偽装しているケースもあり、効果を十分に発揮できないリスクも存在します。
  2. 成果が見えにくい場合がある
    インフルエンサーマーケティングでは、直接的な売上への影響が見えにくい場合があります。適切なKPIを設定し、効果を測定する仕組みを整える必要があります。
  3. キャンペーンのコントロールが難しい
    インフルエンサーの自由な表現に依存するため、企業側の意図と異なる内容で情報が発信される可能性があります。このようなズレを防ぐために、事前の取り決めや指示が不可欠です。
  4. 費用対効果のばらつき
    高額なインフルエンサーを起用した場合でも、期待した効果が得られないことがあります。特に、ターゲットが明確でない場合やインフルエンサー選定が不適切な場合はコストが無駄になる可能性が高いです。

デメリットを回避するためには、信頼できるインフルエンサーとの連携や、事前の調査・計画が欠かせません。また、リスクマネジメントの視点を取り入れることも重要です。

効果的なインフルエンサーマーケティングの進め方

インフルエンサーマーケティングを成功させるには、単にインフルエンサーを起用するだけではなく、戦略的なアプローチが必要です。本節では、効果的なインフルエンサーマーケティングの進め方を、インフルエンサーの選定、キャンペーン企画、成果測定の3つのステップに分けて解説します。

インフルエンサーの選び方|ターゲット設定とマッチング

  1. ターゲット層の明確化
    まず、キャンペーンの目的に基づき、ターゲットとする顧客層を明確にします。例えば、若年層向けの商品であればTikTokやInstagramで影響力を持つインフルエンサーが適しているでしょう。
  2. インフルエンサーの種類を理解
  3. マイクロインフルエンサー:フォロワー数1,000~10,000人で、特定のニッチ層に強い影響力を持つ。
  4. マクロインフルエンサー:フォロワー数10万人以上で、広範な層にリーチ可能。
    起用するインフルエンサーのタイプは、商品やサービスの特性に応じて選ぶべきです。
  5. 信頼性とフォロワーの質を確認
    フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率(いいねやコメントの割合)や、過去の投稿内容の信頼性を確認します。フォロワーが購入意欲を持つ可能性が高いことが重要です。
  6. マッチングプラットフォームの活用
    インフルエンサーを探す際には、インフルエンサー専用のマッチングプラットフォーム(例:Influence、Cure Media)を利用すると効率的です。

適切なインフルエンサー選びは、マーケティング効果を左右する重要なポイントです。慎重に選定を進めましょう。

キャンペーン企画のポイント|目的と目標の明確化

  1. キャンペーンの目的を設定
    インフルエンサーマーケティングを行う理由を明確にします。例として以下の目的が挙げられます:
  2. 新商品の認知拡大
  3. ブランドイメージの向上
  4. 特定商品の販売促進
  5. 具体的な目標を立てる
    キャンペーンの成果を評価するために、具体的かつ測定可能な目標(SMARTゴール)を設定します。例えば、「Instagramでの投稿リーチを10万件達成」「3週間で500個の商品販売」などが考えられます。
  6. コンテンツの内容を計画
    インフルエンサーにどのような内容を発信してほしいかを明確に伝えます。例えば、商品レビュー動画や体験談を含む写真投稿など、視覚的に訴えるコンテンツが効果的です。
  7. スケジュールと予算の設定
    キャンペーンのスケジュールと予算を事前に決めておくことで、計画をスムーズに進行できます。インフルエンサーとの連絡を密に行い、スケジュールに遅れが生じないよう注意しましょう。

キャンペーンの企画段階で緻密な計画を立てることで、成功の可能性を高めることができます。

成果測定と改善のプロセス|KPI設定と分析ツールの活用

  1. KPIの設定
    成果を測定するために、以下のようなKPI(重要業績評価指標)を設定します:
  2. リーチ数やインプレッション数
  3. エンゲージメント率(いいね・コメント数)
  4. ウェブサイトへの流入数や購入数
  5. 分析ツールの活用
    SNSプラットフォームに内蔵された分析機能や、Google Analyticsなどの外部ツールを活用して、データを収集・分析します。これにより、キャンペーンの効果を具体的に把握できます。
  6. 成果を基に改善する
    データ分析の結果に基づき、改善点を特定します。例えば、エンゲージメント率が低い場合は、投稿内容を変更したり、ターゲットを再設定することが考えられます。
  7. インフルエンサーからのフィードバック
    インフルエンサーにキャンペーンの感想やフォロワーの反応をヒアリングし、次回に向けた改善策を検討します。

効果測定と改善プロセスをしっかり行うことで、インフルエンサーマーケティングを継続的に最適化できます。

成功事例|業界別に見るインフルエンサーマーケティングの活用方法

インフルエンサーマーケティングは多くの業界で成果を挙げており、それぞれの業界で特徴的なアプローチが取られています。本節では、ファッション業界、食品・飲料業界、そしてスタートアップや小規模事業者の具体的な事例を紹介します。これらの事例を参考に、自社の取り組みに活かしてください。

ファッション業界の成功事例

ファッション業界では、視覚的な魅力が購買意欲に大きく影響します。そのため、InstagramやTikTokなどビジュアル重視のプラットフォームを活用したインフルエンサーマーケティングが効果的です。

成功事例:D2Cブランド「Everlane」
アメリカ発のアパレルブランド「Everlane」は、Instagramを中心にインフルエンサーマーケティングを展開しました。ブランドの「透明性」を訴求するため、サステナビリティや倫理的な製造に共感するマイクロインフルエンサーを起用しました。

  • アプローチ
  • 商品の製造過程や環境への配慮をインフルエンサーがSNSで紹介。
  • フォロワーの信頼を得ているインフルエンサーの「リアルな投稿」が共感を呼び、ブランド認知が向上。
  • 成果
  • 投稿後1週間で公式サイトのトラフィックが20%増加。
  • Instagramでのエンゲージメント率が30%上昇。
  • ファッション業界では、ブランドの世界観を共有できるインフルエンサーとのコラボレーションが、成功への鍵となります。

    食品・飲料業界の成功事例

    食品や飲料業界では、商品の味や見た目だけでなく、「使われるシーン」を提案することで消費者の購買意欲を刺激します。この分野でも、視覚的な要素が重要です。

    成功事例:コーヒーブランド「Blue Bottle Coffee」
    サードウェーブコーヒーの代表格「Blue Bottle Coffee」は、食品インフルエンサーやライフスタイルブロガーを活用し、InstagramやYouTubeでキャンペーンを実施しました。

    • アプローチ
    • コーヒーを使ったアレンジレシピをインフルエンサーが投稿。
    • カフェでの写真映えするシーンを紹介し、消費者の「体験したい」という欲求を刺激。
    • 成果
    • 投稿されたレシピ動画が100万回以上再生。
    • 店舗の来客数がキャンペーン期間中に25%増加。
    • 食品・飲料業界では、視覚だけでなく、インフルエンサー自身の体験談が購買行動に直結します。

      スタートアップや小規模事業者の活用事例

      スタートアップや小規模事業者は、限られた予算の中でインフルエンサーマーケティングを活用する必要があります。そのため、マイクロインフルエンサーの起用が多く見られます。

      成功事例:エコ商品ブランド「Bee’s Wrap」
      サステナブルな食品保存ラップを提供する「Bee’s Wrap」は、フォロワー数が数千人規模のエコ意識の高いインフルエンサーをターゲットにしました。

      • アプローチ
      • 商品の特徴をデモンストレーションする短い動画を投稿。
      • 環境に配慮したライフスタイルを提案し、フォロワーの共感を呼びました。
      • 成果
      • 売上が前年同期比で50%増加。
      • Instagramでのブランドメンション数が100%以上増加。
      • スタートアップや小規模事業者にとって、インフルエンサーを通じてターゲット層に直接アプローチする方法は、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。

        これらの成功事例は、業界や規模に関係なく、インフルエンサーマーケティングが幅広い場面で活用できることを示しています。次は自社のマーケティング計画にどう活かすかを検討してみましょう。

        インフルエンサーマーケティングを始める際の注意点

        インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、リスクやトラブルを事前に回避することが重要です。特に法規制や契約に関する問題を無視すると、後々大きな損害を被る可能性があります。本節では、規制やガイドラインの遵守、そして契約と透明性の確保について解説します。

        規制やガイドラインの遵守

        • 広告表示の義務
          インフルエンサーマーケティングでは、投稿が広告であることを明確にする必要があります。日本では、景品表示法や消費者庁のガイドラインに基づき、ステルスマーケティング(ステマ)と誤解されないよう「PR」「広告」と明示することが求められます。
        • 不当表示の禁止
          商品やサービスの効果を誇張することは、不当表示として法律違反にあたります。インフルエンサーには、実際の体験に基づいた正確な情報を発信してもらう必要があります。
        • 各プラットフォームの規定を確認
          InstagramやYouTubeなどの各SNSには、それぞれ広告に関する独自のポリシーがあります。事前に確認し、ポリシーに従った投稿を行いましょう。
        • 海外での規制にも注意
          海外市場をターゲットとする場合、各国の広告規制も把握しておく必要があります。たとえば、アメリカではFTC(連邦取引委員会)が広告の透明性を厳しく監視しています。

        規制を守ることで、消費者からの信頼を得るとともに、法的トラブルを未然に防ぐことができます。

        トラブル回避のための契約書作成と透明性の確保

        • 契約書の重要性
          インフルエンサーと企業の間で契約書を締結することは、トラブル防止の基本です。契約書には以下の内容を明記しましょう:
        • 透明性の確保
          インフルエンサーがフォロワーに対して信頼を保つには、透明性が欠かせません。例えば、商品の提供元やレビュー内容が広告であることをオープンにすることが必要です。これにより、フォロワーからの信頼を損なうリスクを回避できます。
        • インフルエンサーとのコミュニケーション
          双方の期待をすり合わせるため、インフルエンサーと密なコミュニケーションを取りましょう。投稿内容のテーマやトーンなどについて事前に合意することで、企業の意図とインフルエンサーの表現が一致します。
        • トラブルが発生した場合の対応策
          万が一トラブルが発生した場合に備え、契約書内に問題解決の手段(例:損害賠償の条件)を記載しておくことが重要です。

        契約と透明性を重視することで、双方にとって満足度の高い結果を得ることができます。

        まとめ

        インフルエンサーマーケティングは、消費者の購買行動やブランド認知を大きく左右する効果的な手段です。しかし、成功の鍵は単なるフォロワー数ではなく、ターゲットとの適切なマッチングや、透明性のある運用にあります。

        これからインフルエンサーマーケティングを始める企業や個人は、基本を押さえつつ、新しいトレンドを積極的に取り入れていくことが重要です。本記事が、あなたのマーケティング戦略を一歩前進させるきっかけとなれば幸いです。

        ▼弊社インフルエンサー施策の事例はこちら
        多岐にわたるインフルエンサー施策のご紹介

        ▼その他事例はこちら
        CITEN:ユナイテッドアローズ4店舗オープン販促施策の実施
        CHARLES & KEITH:インフルエンサーを起用したホテル宿泊ステイケーション施策をサポート

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Instagram広告の効果的な活用法と最新トレンド【2025年版】

Instagram広告は、ビジネスや個人のブランド認知を広げ、商品やサービスの購入促進を効果的にサポートするツールとして注目を集めています。2025年現在、Instagramは月間アクティブユーザー数が約30億人に達し、特に若年層から30代を中心とした幅広い層に利用されています。こうしたユーザー層の中で、視覚的に魅力的なコンテンツを届けるInstagram広告は、ターゲット層にリーチする強力な方法です。

この記事では、Instagram広告の基本的な仕組みや種類、さらに効果的な活用法と最新トレンドについて詳しく解説します。初めて広告を利用する方はもちろん、現在運用中でさらなる効果を求める方にとっても、実践的な情報をお届けします。

Instagram広告とは?基本概要と最新動向

Instagram広告は、SNSプラットフォーム「Instagram」を活用してユーザーに商品やサービスを効果的にアピールする広告手法です。視覚的な要素を重視した広告フォーマットや、精緻なターゲティング機能が特徴で、ブランドの認知度向上や購入促進に役立ちます。Instagram広告はFacebook広告と連携しており、Meta社が提供する広告管理ツールを通じて出稿が可能です。

2025年現在、Instagramは動画コンテンツの需要が急増し、リール(Reels)広告が特に注目されています。また、AIを活用したターゲティング精度の向上や、自動化されたクリエイティブ生成機能など、広告主にとって運用がより効率化される新機能が続々と追加されています。これらの動向を押さえることで、競争の激しいSNS広告市場でも成果を上げやすくなるでしょう。

Instagram広告の種類と特徴

Instagram広告には複数の種類があり、それぞれのフォーマットが異なるターゲット層や目的に応じて活用できます。以下は主な広告形式とその特徴です。

  • フィード広告:通常の投稿と同じようにフィードに表示される広告。視認性が高く、商品やサービスの詳細を伝えるのに適しています。
  • ストーリーズ広告:画面全体に表示され、インタラクティブな要素を取り入れることが可能です。短期間で認知度を向上させたい場合に効果的です。
  • リール広告:短尺動画を活用した広告形式で、特に若年層にアプローチしやすいのが特徴です。視覚的なインパクトが強く、エンゲージメント率が高いとされています。
  • ショッピング広告:商品の購入ページに直接遷移可能な広告で、ECサイトや商品販売を行う企業に最適です。
  • コレクション広告:複数の商品をまとめて紹介できる広告で、ユーザーにとって購入意欲を刺激するカタログ的な役割を果たします。

これらのフォーマットを目的に応じて組み合わせることで、効率的にターゲット層へリーチすることが可能です。

最新の配信面と入稿規定【2025年更新】

2025年現在、Instagram広告の配信面や入稿規定にはいくつかの重要な変更点があります。特に注目すべきは以下の点です。

  • 配信面の拡大:リールやストーリーズに加え、「Explore」タブや「メッセージ内広告」にも配信可能となりました。これにより、広告の露出機会が大幅に拡大しています。
  • クリエイティブの最適化:動画広告では縦型(9:16)のフォーマットが推奨され、短尺でインパクトのあるコンテンツが重視されています。また、リール広告では15秒以内のクリエイティブが効果的とされています。
  • 入稿規定の簡素化:Meta Ads Managerを通じた入稿では、AIを活用した推奨設定が導入され、初心者でも適切なフォーマットを簡単に選択できるようになりました。

こうした最新動向を把握し、適切な形式で広告を作成することで、配信効果を最大化することが期待できます。

Instagram広告のメリットとデメリット

Instagram広告は、多彩なフォーマットや精密なターゲティング機能を備えた効果的な広告手段です。しかし、そのメリットだけでなく、運用の際にはデメリットも考慮する必要があります。ここでは、Instagram広告の利点と課題を具体的に解説します。

Instagram広告の主なメリット

Instagram広告が多くのマーケターに選ばれる理由は、以下のようなメリットにあります。

  1. 幅広いユーザー層へのリーチ
    Instagramは全世界で約30億人のユーザーを抱え、特に若年層や30代の利用者が多いプラットフォームです。多様なフォーマットを通じて、商品やサービスをターゲット層に直接届けることが可能です。
  2. 高いエンゲージメント率
    他のSNS広告と比べ、Instagram広告はエンゲージメント率が高いことで知られています。魅力的なビジュアルやストーリーテリング型の広告は、ユーザーの関心を引きやすいです。
  3. 精密なターゲティング機能
    Facebook広告と連携しているため、ユーザーの年齢、性別、興味、行動データなどを基にした高度なターゲティングが可能です。広告の効果を最大化できます。
  4. 多様な広告フォーマット
    フィード広告やストーリーズ広告、リール広告など、目的に応じて最適なフォーマットを選択できます。これにより、広告キャンペーンの幅が広がります。
  5. 小規模予算での運用可能
    少額から運用を開始できるため、中小企業や個人事業主でも気軽に試せるのが魅力です。

考慮すべきデメリットとその対策

一方で、Instagram広告にはいくつかのデメリットや課題も存在します。これらを事前に把握し、適切な対策を講じることが重要です。

  1. 競争の激化
    Instagramの広告市場は競争が激しく、クリック単価(CPC)が高騰することがあります。対策として、特定のニッチ市場を狙ったターゲティングを行うことで費用対効果を向上させることが可能です。
  2. 成果が視覚的要素に依存
    Instagram広告では、視覚的に魅力的なコンテンツが求められます。クリエイティブ制作にリソースを割く必要があるため、専用ツールや外部パートナーを活用すると効果的です。
  3. ユーザーのスキップ率の高さ
    ストーリーズやリール広告は視聴時間が短く、ユーザーがスキップすることが多い形式です。対策として、冒頭数秒で視聴者の興味を引くようなコンテンツ設計を行うと効果が期待できます。
  4. データ分析の難易度
    広告運用後の成果を測定・分析するには、ある程度の専門知識が必要です。Meta Ads Managerを活用し、重要な指標(インプレッション、クリック率、コンバージョン率など)を定期的にチェックすることが欠かせません。
  5. ブランドイメージの統一性が必要
    広告の見た目がブランドイメージと合致しない場合、逆効果となることがあります。クリエイティブガイドラインを事前に設定し、一貫性のあるデザインを心がけることが重要です。

これらのメリットとデメリットを理解することで、Instagram広告をより効果的に運用するための道筋が見えてきます。

効果的なInstagram広告の作成方法

Instagram広告を成功させるには、ターゲティング設定やクリエイティブ制作が鍵となります。これらの要素を適切に組み合わせることで、広告の効果を最大限に引き出すことが可能です。このセクションでは、効果的な広告作成に必要な具体的な方法を解説します。

ターゲティング設定のポイント

広告のターゲティングは、効果的な広告運用において最も重要なステップです。Instagram広告では、Meta Ads Managerを通じて以下のようなターゲティングオプションを設定できます。

  1. デモグラフィックデータを活用
    年齢、性別、地域といった基本的な属性を指定することで、広告のリーチを効果的に絞り込むことができます。例えば、20代女性向けの化粧品広告では、都市部在住の20~30代女性をターゲットに設定するのが効果的です。
  2. 興味や行動データを利用
    ユーザーの興味・関心(例:ファッション、旅行、グルメ)やオンライン行動(例:特定の商品ページへの訪問)に基づいたターゲティングが可能です。この機能を活用することで、見込み客へのリーチが期待できます。
  3. 類似オーディエンス(Lookalike Audiences)
    既存の顧客データを基に、似た特性を持つ新しい顧客層を発見できます。例えば、自社のECサイトで購入履歴のあるユーザーをもとに、類似の購買行動を持つInstagramユーザーをターゲットにできます。
  4. リマーケティング
    過去に自社サイトを訪れたが購入に至らなかったユーザーを再びターゲットにするリマーケティング広告は、高いコンバージョン率を狙える手法です。
  5. 地域ターゲティング
    特定のエリアに絞った広告配信が可能で、店舗ビジネスや地域イベントの告知に役立ちます。

適切なターゲティング設定を行うことで、広告予算を効率的に活用し、ROI(投資対効果)を向上させることができます。

クリエイティブ制作のコツ

Instagram広告では、視覚的に訴求力のあるクリエイティブが成果を左右します。以下に、効果的なクリエイティブを制作するためのポイントをまとめます。

  1. 短時間でメッセージを伝える
    ストーリーズやリール広告では、最初の3秒でユーザーの注意を引くことが重要です。キャッチーなフレーズや目を引くビジュアルを活用しましょう。
  2. ブランディングの一貫性を保つ
    ブランドのロゴやカラーパレットを広告全体に統一的に使用することで、ユーザーに印象を残すことができます。
  3. ユーザー参加型の要素を取り入れる
    ストーリーズ広告ではアンケートやクイズ機能を活用し、ユーザーとのインタラクションを促します。これにより、広告のエンゲージメントが向上します。
  4. 動画コンテンツを活用
    動画は静止画に比べて情報量が多く、注目度も高いです。特にリール広告では、ストーリーテリングを意識した動画が効果的です。短尺でもストーリー性を持たせることで、ユーザーの共感を引き出します。
  5. 高品質なビジュアルを使用
    Instagramはビジュアル重視のプラットフォームです。写真や動画の解像度を高く保ち、広告全体がプロフェッショナルに見えるよう工夫しましょう。
  6. CTA(行動喚起)を明確にする
    広告の最後に「購入はこちら」「詳細を見る」といった明確なCTAを設定し、ユーザーが次のアクションを取りやすくします。

これらのポイントを押さえたクリエイティブは、ユーザーにとって魅力的で効果的な広告となります。

事例で解説!Instagram広告運用方法のご紹介
ヨガウェアブランド・オーディオブランドのInstagram広告運用事例を元に広告運用のご紹介をいたします。

広告運用を事例と共にステップ解説!

「このワンピースかわいい!」「なにこの新しいシャンプー!」・・・。通勤中や就寝前にSNSを見て「いいね!」を押したり、リンクをクリックして思わず商品を購入したりなんて経験ありませんか?初めて出会ったブランドなのに気が付いたら心が動かされて興味がわいていることってありますよね。

“ブランドが出会いたいユーザー”と“ユーザーが出会いたいブランド”を繋げられる手法の1つがInstagram広告です。この様にターゲット層に集中的に広告を出すことができるのが魅力の1つです。

本記事では、Instagram広告運用の流れや、運用前の準備や他の広告との違いなど、初心者でも簡単に始めることができるInstagram広告の運用のポイントを弊社の事例を交えながら解説します。

Instagram広告ステップ

改めてInstagram広告とは、日本国内で3300万人以上(2019年6月現在)のユーザーを誇るInstagramのフィード(タイムライン)、ストーリーズ、リール上に掲載される広告のことです。ユーザーがフォローしているアカウントと同じように広告が掲載されるため、ターゲティングされた利用者は自然と目につくことになります。Facebookの情報やユーザーの動向をもとにターゲット設定を行うことができるため、ターゲット層に対して集中的に広告出稿を行うことができます。この様に、多くの目に触れることが期待できるため、最近はInstagram広告の価値も上がっており、多くの企業が効果的なPR施策として取り入れている手法の1つとなっております。

とはいえ、以前まではInstagram広告は非常に高額と言われており、広告アカウントを持っているのは限られた大手企業のみでした。しかし、2015年10月からセルフサーブ型と言われる、自社で予算や配信期間を調整できる運用広告サービスが始まり、幅広い業種・規模の企業でInstagram広告を扱うことが可能になりました。

「誰でも簡単にInstagram広告を実施できて、効果的なのは理解できたけど、出稿方法が難しいのでは?」

このように心配されていませんか?実はInstagram広告は初心者でも簡単に出稿することができます。。

ここからは具体的にInstagram広告の出稿方法について以下の3ステップに分けて解説します。

1.アカウントの開設
2.FacebookとInstagramのアカウントのリンク
3.出稿

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①アカウントの開設

Instagram広告を出稿するには、Instagramアカウント、Facebookアカウントの他にFacebookページが必要になります。

①-1 Facebookページを作成
Facebookの登録画面にアクセスし、「ビジネスまたはブランド」を選択します。
▶Facebook|ページを作成

①-2 ビジネスアカウントを取得
Instagram広告はFacebookページからも出稿が可能ですが、ビジネスマネージャの中にある広告マネージャの使用がおすすめです。
▶Facebook | ビジネスマネージャを作成

②FacebookとInstagramのアカウントのリンク

Instagram広告を出稿するためには、FacebookページとInstagramのアカウントをリンクさせる必要があります。FacebookページとInstagramのアカウントをリンクさせる手順は以下の通りで簡単に可能です。

1.①-1で作成をしたFacebookページにアクセスし、右上の設定をクリック
2.左側の管理画面メニューから、Instagramをクリック
3.画面中央に現れるログインボタンをクリックし、リンクさせたいInstagramのユーザネームとパスワードを入力し、確認ボタンを押下

以上の手順でFacebookページとInstagramのアカウントのリンクが完了します。

③出稿

アカウントの作成とアカウント同士のリンクが整ったところで、広告出稿の準備をしていきます。出稿するには初心者にも利用しやすい広告マネージャというツールを選択するのがおすすめです。

 

出稿のステップ

1. キャンペーンの設定
・・・どういった目的で配信するのかを決める階層になります。キャンペーンの目的は大きく「認知目的」と「獲得目的」の2つに分けられます。広告の目的に合わせて最適なキャンペーンを設定していきましょう。

2. 広告セットを作成する
・・・どのようなターゲットに対して配信を行っていくのかを決める階層になります。1つのキャンペーンの中に複数の広告セットの作成が可能です。広告セットごとに配信していきたいターゲット層をセグメントすることによって戦略的な配信が可能となります。

3. 広告を作成する
・・・実際に配信するバナーを追加する階層になります。ターゲットに沿ったデザイン(色やフォント)を意識して作成していきましょう。広告配信の状況をみてデザインの変更は適宜行っていき“勝ちパターン”を見つけることがポイントです。また広告フォーマット選ぶ際、Instagramでは1枚の画像、複数枚の画像、動画、スライドショー、コレクションから選択することが可能です。それぞれのメリット・デメリットを把握して活用していきましょう。

※広告キャンペーンとは・・・広告を管理するための単位のこと。キャンペーンは、商品やサービスのカテゴリごとに作成するのが一般的といわれています。

※広告セットとは・・・自社で作成したFacebook広告をどのように配信するかという方針を指定するものです。広告を優先的に配信するターゲットを指定したり、予算や広告配信のスケジュールを決めたりすることが可能です。

準備が整ったら実際に運用をしてみましょう!そしてInstagram広告を多くのユーザーに見てもらい、コンバージョンまでつなげるためには、広告出稿のゴールを明確にすることが大切です。「フォロワーを増やしたい」「売上を増やしたい」などの曖昧なものではなく、具体的に「いつまでに」「なにを」「どのくらい」「どうする」と細分化して考えることが大切です。また、出稿後もコンスタントに配信状況を分析し(計画・実行・検証・改善のサイクル)を回し続けることが大切です。分析を行うことで新たな発見があることも多いためブランディングの参考にも活かすことが可能です。

 

他の広告との違い・特徴

ここからはInstagram広告以外の広告との比較をしていきます。それぞれの広告の特徴を知ることで目的に合ったより最適な広告運用ができるのでその点を踏まえて違いの理解を深めていきましょう。

①リスティング広告とは

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示される広告のことで、検索結果に表示されるため「検索連動型広告」とも呼ばれています。

例えば下記の写真の様に「美容」と検索をした時に赤枠に表示される部分を指します。ユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果にテキスト形式で表示される広告のことです。普段から調べものをする際に目にする方も多いかもしれませんね。

リスティング広告でできることは・・・

・ユーザーの検索キーワードに合わせて広告を配信できる
→つまり、確度の高いユーザーにアプローチできる
・表示される広告文を自分で決められる
・広告費用の上限を自分で決めることができ、一日あたりの予算を自由に設定できる

このように自由度が高く且つ商品やサービスと親和性の高いユーザーに絞ってアプローチができる広告になります。特に検索連動型広告においては、ユーザー自身が目的を持ってキーワードを入力して検索しているため、興味・購入の意欲が高まっている状態と考えられ、最適なタイミングで効果的に広告を出せるというメリットがあります。一方で、デメリットもあります。この場合、何らかのキーワードで検索しているユーザーに対して広告を配信するため、一定のニーズが定っていないため、自主的に情報を知りたいと思っていない様な潜在層にはアプローチしづらいという点があります。

その点において、Instagram広告は潜在層に対してのアプローチを得意としています。ブランドに合うターゲットに対して表示がされる仕組みになっているため、ターゲット設定次第で多くの層に情報を届けることが可能となっています。

②Twitter広告とは

Twitter上のタイムラインや検索結果に出すことができる広告で、他のSNSと比較して、二次拡散性が高いことが最大の特徴です。広告を見た1人のユーザーがリツイート・いいねをすることで自分をフォローしている人や関連する人のタイムラインに表示され、さらにそれを見た人がリツイート・いいねをし拡散されていきます。

Twitterの広告には以下のように3つのメニューがあります。

1. プロモツイート
プロモツイートは主にタイムラインに表示される広告のことをさします。基本的に「プロモーション」のタグが付いたものになりますが、一般のツイートと見た目はほぼ同じ体裁になります。フォロワー外を含めた投稿の閲覧数を伸ばしたり、コンバージョンを増加させたり、投稿に対するクリックやいいね、リツイートなどの反応数(エンゲージメント)を増やす目的でおこなうことが多く、通常のツイートと同様にリプライ(返信)やいいね、リツイートをすることができるため二次拡散が期待できます。

2. プロモアカウント
フォロワー数の獲得を目的とした広告でタイムラインやアカウントの下部など様々な場所に表示されます。表示は興味・関心の高そうな潜在層に向けてされます。

3. プロモトレンド
タイムライン・検索タブ内にある“おすすめ”の2番目や”トレンド”の1番目に表示される 広告のことです。1で紹介した、プロモツイートに比べ大きいキャンペーンやイベントを宣伝する目的で使用されることが多く、表示時間は24時間と定められています。

月間利用者数が4,500万といわれているTwitter。さらに他のSNSとは比較にならない「拡散力」の高さが特徴的。さらに、ユーザーがフォローした相手やツイート内容、リツイートなどの情報をもとに関連性の高い広告が表示されるので、ターゲットを的確にしぼりやすいのが特徴的です。しかしユーザーが検索をする対象として「ワード」がメインとなっています。ワードに紐づき関連性の高いものが表示されるTwitter。それに対し、Instagram広告はビジュアルを使いブランドの世界観のアプローチを得意とします。

③LINE広告とは

LINE広告とは、「LINE」に広告出稿するための運用型広告配信プラットフォームです。 LINE広告を利用した広告戦略の全般をLINEマーケティングといい、 生活インフラとして定着しているLINEはユーザー数が多く集客ツールとしても効果的です。また、日本の約70%以上が利用しているといわれており幅広い層にアプローチが可能になっているのも特徴的です。

LINEの広告には7つのキャンペーンがあり目的に合わせて広告フォーマットを選ぶことができます。その中でも多く利用されている2つをご紹介。
1. ウェブサイトへのアクセス
 ウェブサイトへのアクセス数を増やすことを目的としたい際に選択し、リンクをクリックする可能性が高い人に広告を表示します。

2. 友だち追加
LINE公式アカウントの友だち数を増やしたい場合に利用し、友だち追加する可能性が高い人に広告を表示します。LINE公式アカウントを立ち上げたけど、思う様に友だち数が増えない時に最適な広告です。LINE公式アカウントは他のSNSと異なり閉鎖的なためブランド側からアクションを起こすことで新規ユーザーとの接触回数を増やすことでアカウントの認知に繋げることが可能です。

LINEは月間の利用者のうち86%のユーザーが1日1回以上利用しているといわれており、他のSNSの月間のアクティブ率(Facebook:約50%、Twitter約70%)よりも圧倒的に高い数値です。普段連絡手段として使われているアプリの特性からしてこの数値は当然ではあるものの、アクティブ率の高さは驚異の数値といえます。そんなアクティブユーザーが多いLINEでの広告配信は幅広い層をおさえることができる有効的なプラットフォームと言えます。

LINE関連の記事はこちら

④Tik Tok広告とは

ここ数年、脅威の影響力を持つSNSであるTik Tok。主なユーザーは10〜20代の若年層が主体ですが、平均年齢は34歳と年々上昇しており幅広い層へのアプローチが可能になってきています。様々なジャンルのトレンドが生まれるプラットフォームとして注目されているTik Tokでは広告を活用したブランド戦略も活発に行われています。TikTok広告は予約型の純広告と運用型広告に大きく分かれています。

Tik Tok広告のメリットは大きく2つに分かれています。

1. 広告を受け入れてもらいやすい
一般ユーザーの動画コンテンツに馴染んだクリエイティブ制作がされている他、スクロール一つで広告をスキップすることができるため押しつけ感を軽減されユーザーへの負荷が少ないといわれています。

2. リアル行動へ繋がる
「Tik Tok売れ」という言葉がマーケティングにおいて重視されているほど、Tik Tokをきっかけに“物”が動くといわれています。実際に、プチプラコスメやハイブランドのアイテムまでたった1つの動画がバズったことにより売上がアップした事例もでてきており、購買に対する影響力がかなり高くなっています。
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このように、それぞれの広告にはメリット・デメリットがあることがわかりますね。一概にInstagram広告を配信するのではなく、「目的」と「KPI」を明確にすることでどの広告を配信することが適切かを見極めていきましょう。

弊社では、PRと連動をした各SNS(Instagram・Twitter・LINE)やリスティング広告を得意としています。何から手をつけたらいいかわからない・・・、一度、話を聞いてみたい方はぜひお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。

【Julier(ジュリエ)のInstagram支援事例】

2020年より株式会社ビギが展開するヨガウェアブランド「Julier Yoga and Relax」のInstagram運用のサポートをスタートしております。「Julier Yoga and Relax」は、エコ素材や天然素材を中心とした上質な素材を使用し、国内の工場で縫製しているメイドインジャパンなヨガウェアブランドです。

■Instagram運用
2020年11月よりInstagramの公式アカウントの運用をサポート開始。投稿案・クリエイティブの制作から仮説検証・分析、コンテンツ制作などを担当しています。

■広告施策
Instagramを運用する上で目的としていた「フォロワー数1万人」を達成させるため、アカウントのプロフィールへと遷移させる「フォロワー獲得広告」を弊社で運用していました。現在ではフォロワー数がKPIを達成しましたので、フォロワー獲得広告からECサイトへ遷移させるための「サイト遷移広告」を運用しています。広告配信ではターゲットの設定、クリエイティブの制作、テキストの制作、広告運用までトータルでサポートを行っています。

■支援プロセス
Instagramのフォロワー数の目標を1万人に設定していたのですが、目標になかなか達成しないという課題を解決したいという背景から、弊社がフォロワー数1万人に向けてのアカウント運用方法を分析し、実行することになりました。運用スタートしてから、なるべく早い段階で1万人を達成したいというご要望がありましたので、効率よく質の良いフォロワーを獲得できるよう、フォロワー獲得の広告配信をご提案をし、実施となりました。

■ヒアリング
自社で広告配信をしていた際、配信成績はよかったものの、広告に関して分析や仮説検証を行っていませんでした。現状の配信の何が良くて、何を改善できるのかを明確化し、より高パフォーマンスで配信ができるような提案を行う内容でサポートを行っています。

■広告施策
フォロワー数を獲得するためのInstagram広告なので、これまでのアカウント運用で行ってきた分析結果を反映させたクリエイティブで配信をしました。ユーザーからクリックされやすいクリエイティブで配信をすることで効率よくプロフィールに遷移させる仕組みづくりを行いました。また、アカウントのトンマナに揃えたクリエイティブでの配信、ターゲット設定を行い、プロフィールに遷移したその後のフォローバック率の向上に努めました。

■配信結果
これまでのアカウント運用の分析結果に基づいた内容での配信でしたので、クリック率やクリック単価、フォロワー獲得単価などの数値はシュミレーションを上回る結果で配信ができました。また、高パフォーマンスな広告配信を継続的に行ったことで、アルゴリズムが好循環になり、エンゲージメント率やフォロー率などが向上し、アカウント全体の底上げを行うことができました。

【オーディオブランドのInstagram支援事例】

2019年より某有名オーディオ機器メーカーのInstagram運用および広告配信を担当しておりました。

■Instagram運用
2020年よりInstagramアカウントのコンサルティングサポートを開始。毎月の投稿の分析や仮説検証、改善施策の提案などを担当していました。

■広告施策
ーファン醸成に向けて
Instagram運用でエンゲージメントの高い投稿のサポートを行っておりましたが、より多くのユーザーにリーチするための施策としてInstagram広告の運用を開始。Instagram内でのキャンペーン行う際やブランドとのコラボやイベントがある際に潜在層に向けて配信を行うことで、キャンペーンやブランドの告知を行うだけでなく、配信している公式アカウントをきっかけにブランドを認知するだけでなくファンになっていただく仕組みを形成しました。

ーユーザー分析と他施策との連動
定期的に配信をすることで、このブランドが好かれやすいInstagramユーザーの傾向を知ることができ、結果として広告のパフォーマンス上がるだけでなく、通常運用にも活用ができ、広告と通常運用の両軸でアプローチをすることができました。

■配信
ー戦略設計
そのブランドやキャンペーンの内容によって、最適な配置面(フィードやストーリーズ)や広告形態(動画や静止画バナーなど)やターゲットなどが異なるため、この3つのPDCAを回しながら、それぞれの効果的に配信できるものが重要となります。

ーターゲット戦略
同ブランドでは、配信毎に新しいバナーを用意し、ブランドに合わせたターゲティングを複数設定しながら、配置面を洗い出すことで、配信結果の検証行いました。配信毎ごとのデータを見比べながら良かった点を洗い出し、次回配信時に良かった点を繋げてきました。

結果
結果的にKPIに対し最高372%達成。その後も継続して効果検証を行うことで、安定した広告の配信を行うことができております。また最適なターゲットを洗い出せた結果、通常運用時にも同様のターゲットに対してアプローチをすることで、通常運用でのパフォーマンスも向上させることができました。

 

お問い合わせ・相談窓口
【ライティング・スタッフプロフィール】
SNS Marketing Group Planner / Manager
小口実菜
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【お問い合わせ・相談窓口】
担当:小口
SNSマーケティングについて:https://www.pa-c.co.jp/about/#service_02
お問い合わせ:https://www.pa-c.co.jp/contact/

【STAFF INTERVIEW_vol.3】タフでカラフルなデジタルウォッチ「BABY-G」動画マーケティング施策

Z世代に向けた動画マーケティングを成功に導くポイントとは?

弊社では、PR、SNSマーケティングの他にも、企業の課題に合わせて最適なマーケティング戦略を提供するために、動画マーケティングにも精通しており、SNSとからめた施策をあらゆる角度から提案しております。今回は、Z世代の認知拡大を狙った動画マーケティングの成功事例としてCASIOさんの「BABY-G」の動画制作プロジェクトについて、担当のAMIさんにお話しを伺いました。

 

成功する動画マーケティングにはインフルエンサーのキャスティングが鍵

−「BABY-G」のプロモーションとして、動画による認知拡大の施策を企画されたと伺いましたが、本施策に至った経緯についてお聞かせください。

AMI:もともと「Girl’s Party」というCASIOさんのオウンドメディアへの出演候補者を弊社の目線でピックアップしてもらいたいというご依頼があり、出演者のキャスティングからコンテンツの内容を弊社の方から提案していく中で、動画マーケティングの施策に至りました。

「Girl’s Party」は、スチールと記事といった構成のコンテンツがメインでしたが、CASIOさんの目的はZ世代の間でBABY-Gの認知を高めることでしたので、Z世代によりリーチできる動画コンテンツの方が訴求できるのではないかと提案したのです。

−なるほど、Z世代によりリーチできるプロモーションとして動画マーケティングを提案したということですね。

AMI:そうですね。もともとオウンドメディアの記事コンテンツ制作のご依頼でしたが、Z世代のユーザーが自発的に記事を読みにサイトをチェックするのかが気になる点でした。Z世代は、 TikTokなどの利用率も高く、情報収集もすべてSNSで完結する世代です。このようなZ世代の動向から、オウンドメディアで完結することなく、そこから拡散する戦略としてSNSを軸とした動画マーケティングがやはり効果的だと判断したのです。

−動画マーケティングには、まずインフルエンサーのアサインが重要になるかと思いますが、アンエンユリさんはどのような経緯でキャスティングされたのでしょうか。

AMI:おっしゃるように、動画マーケティングで重要なのは、キャスティングだと思います。動画を観てユーザーにわくわくしていただくために、ブランドと親和性の高いインフルエンサーをキャスティングすることが大切ですね。

 

AMI:「Girl’s Party」がアクティブな女性のためのオウンドメディアでファッションをはじめ、ダンスや音楽といったカルチャーなどのコンテンツを発信しているので、ファッション性も高い上にダンスや音楽といった幅広い活動でZ世代に人気のアンエンユリさんが候補に上がりました。

アンエンユリさんは、元々E-Girlsのメンバーだったのですが、事務所から退所され独立したタイミングだったこともあり、認知度が高いというだけでなく話題性があり、また、元気な感じポップな雰囲気がブランドのトーンにもあっていたところもポイントでした。

運営しているSNSもInstagramをはじめ、Youtube、 TikTok、Twitterと幅広く、拡散力があるのも魅力で、さまざまな角度から分析して彼女たちを起用することを提案しました。

SNSでバズる動画を制作する上で気をつけるポイントとは?

−さまざまなSNSツールを使用した動画マーケティングを実施したと伺っているのですが、制作過程で、気をつけたポイントを教えてください。

AMI:事務所とお話して内容や構成を詰めていきましたが、すでにアンエンユリさんが複数のブランドでYoutubeのコンテンツを作っておられ、特にダンス動画で話題を集めていたので、今回もダンス動画を制作することになりました。SNSでバズらせることを意識して構成を作っていったのですが、こうしたダンス系のコンテンツの場合Youtubeでは、3分〜5分くらいがよく見られるという傾向が出ていたので、今回はまず3分のMVとしての動画をYOUTUBE用に制作し、その動画の一部をTikTok用に切り取って踊っていただきました。

撮影の方法も、それぞれのSNSに合わせて手法を変え、Youtubeはダンス用の特殊なカメラで撮影し、ビジュアル重視のInstagramはフィルムカメラでおしゃれに撮影、 TikTokはあえて親近感を出すために、アンエンユリさんのスマートフォンで撮影いただきました。

−なるほど!ひとつのコンテンツをそれぞれのSNSに合わせて撮影方法や見せ方を変えていったのですね。

AMI:そうですね。TikTokは、「踊ってみた」動画で取り上げてもらえるよう、ダンスの中で真似しやすく、時計が見えやすい箇所をフィーチャーしてバズらせる箇所を決めて踊っていただきました。TikTokは最初の数秒が重要で、エフェクトやダンス動画のトレンドもあるので、実際に運用してファンと交流しておられるアンエンユリさんにある程度お任せする形で進めましたね。

−クリエイティブにおいて、インフルエンサーにお任せする部分もあったというのは、面白いですね。お話を伺っていると、ますますインフルエンサー選びが重要なのが伝わります。

AMI:ユーザーにわくわくしてもらえるコンテンツにするために、ユーザーと常に交流を持ちそのインサイトも理解しているインフルエンサーの方に、制作過程でも協力してもらえれば、より訴求力の高いコンテンツができると思います。今回の施策では、今の若者が時計離れしている背景から、時計としての機能というより、ファッションの一部として、時計を楽しむ、そんなファッション性の高いコンテンツを作ることを目指していたので、彼女たちのダンス動画を通して、ブランドの世界観をユーザーに感じていただくことができたのではないかと思います。

動画マーケティングを成功に導く拡散のコツとは?

−今回は多数のSNSでコンテンツを拡散していったそうですが、動画マーケティングにおける拡散のポイントについてお聞かせください。

AMI:オウンドメディアの動画コンテンツを、YoutubeからTikTok、Instagram、Twitterと多数のSNSで拡散し、さらに、これらのSNSを活用しているアンエンユリさん本人のアカウントなどでも投稿いただき広く拡散しました。より多くのSNSを戦略的に巻き込むことがポイントだと思います。

また、ファンに期待感を持っていただくよう告知などもお2人のInstagramやTwitterなどで投稿していただき、公開の際は、ブランドとアンエンユリさんの各SNSで同時公開して盛り上げました。

−結果的にどのような反響を得たのでしょうか。

AMI:動画総再生数は約50万回近く、総LIKE数も約11万とかなりの反響を得ることができました。TikTokでは、広告を打ったこともあり、ターゲットであるZ世代にもリーチでき、アンエンユリさんへのコメントとして、「ダンス×時計って面白い」といったユーザーの声もあり、Z世代に向けてファッションの一部として時計をコーディネートする魅力を伝えるこができたと思います。

−すごい反響ですね!クライアントからの反応はどのようなものだったのでしょうか。

AMI:CASIOさんからは「普段よりも10代を中心としたZ世代が反応してくれた!」という言葉をいただきました。CASIOさんとしても今までにないダンス動画というコンテンツで、主要SNS全て巻き込むような施策は初めてだったということもあり、社内の方で好評を得ることもできました。施策の目的だったZ世代の認知拡大という点に関してご満足いただけたと思います。

−最後に、動画マーケティングを成功に導くコツをお聞かせください。

AMI:「動画をPRっぽくみせない」ことがポイントで、いかにユーザーをわくわくさせるかが勝負だと思います。そういう意味でも、インフルエンサーの選定は重要ですね。

動画という特性上、ユーザーに楽しんでいただけるようなコンテンツづくりが、ポイントだと思います。より多くのSNSを巻き込む形でエンターテイメント性の高い動画を作ることで、より広い拡散につながると思います。

スタッフプロフィール

  • Communication Planning Group Planner / PRESS
  • AMI
  • ファッション・美容ブランドを中心にPR・プレス業務を担当。
  • 担当ブランド:BABY-G,AMATERAS,zoff,Diane Be True,MYTREX etc…

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【STAFF INTERVIEW_vol.2】ヘアケアブランドNatureLab TOKYO Twitter施策

フォロワー獲得につながるTwitter広告戦略

弊社では、2017年にアメリカで先行販売し、2020年に日本に上陸したD2Cヘアケアブランド「NatureLab TOKYO」のPR、SNSマーケティング、Eコマース(ELLE SHOP)や二子玉川にある蔦屋家電のポップアップでの販売などの支援を行っており、ローンチの段階から、包括的なマーケティング戦略構築に関わってきました。

 

TwitterやInstagramといった各SNSのアカウントの開設から運用にも携わり、フォロワー獲得にも貢献してきましたが、今回は、その中でも、結果的にフォロワーを増やすことに成功しエンゲージメント率を上げることができた事例として、Twitterのプレゼントキャンペーンの施策について担当のRISAさんとRINAさんにお話を伺いました。

 

Twitterの広告キャンペーンを成功に導くには、企画の切り口が大切

―ローンチからサポートされていると聞いていますが、 NatureLab TOKYO のTwitter広告キャンペーンにいたる背景を教えていただけますでしょうか。

RISA:2020年4月の情報解禁に向けて、PR戦略の構築を行ってきましたが、6月にTwitterとInstagramのアカウントを開設し、PRだけではなくSNSマーケティングも含めた包括的なマーケティング戦略を行うことになり、Twitterのアカウント運用については、当初はオーガニックでフォロワーを増やすことに注力していました。

–Twitterの運用ではどのようなコンテンツを投稿していたのですか?

RINA:リツイートしてもらえるようなハウツーもののコンテンツを中心に、UGC投稿なども行っていましたが、フォロワーがなかなか増えないという課題がありました。

RISA:そんな中で、プレゼントキャンペーンを提案したところ、商品のラインナップが増えてきたことや、ブランドをより盛り上げる施策も必要になってきたこと、また、クリスマスも近づいてきてプレゼント企画に最適なシーズンになってきたことなどから、キャンペーンが実施されることになりました。

–キャンーペーンを成功に導く、企画の切り口はどのように決めたのでしょうか?

RINA:クライアントから、プレゼントキャンペーンで多く見られる「フォロー&いいね」のみではなく、面白い施策もしたいという声をいただいていたので、他の企業さんがやっていないような企画を考える必要がありました。

12月のキャンペーンでは、プレゼントとからめやすいホリデーシーズンのタイミングだったということもあり、自分だけでなく、プレゼントを贈りたい人にも商品が当たるという参加方法を設定することで、誰かにプレゼントをしたくなるホリデーシーズンのインサイトに刺さる切り口にし、インパクトと新しさを出すことにしました。

2回目は4月に行ったのですが、桜の季節に、サクラエキス配合の「パーフェクトボリュームシリーズセット」をペアでプレゼントする企画を提案しました。商品に桜のエキスが入っていることもあり、桜が咲く季節にぴったりで、新生活に新しく取り入れるヘアケア商品といったシーズナルな切り口と、コロナ禍で花見に行けないというインサイトに対して、「自分に取り入れる桜気分を誰かと共有しませんか?」といった切り口で訴求し、キャンペーンを盛り上げました。

Twitterのギフトキャンペーンでフォロワーを増やすポイントとは?

–Twitterでは、さまざまな企業がギフトキャンペーンを展開しているので、そうした差別化が大切なんですね。フォロワーを増やすには、どういった点に注意されたのですか?

RINA:Twitter独自のチャンネルとしての特性をいかして、今回は当たる商品を4つの中から選択できるようにして、自分と友達や家族へのギフトをどれにするか選ぶわくわく感も味わっていただけるようにしましたね。

贈る人にタグ付けすることで拡散力も高まりますし、選択方式にしたことで印象に残りやすく、キャンペーン参加への楽しさやギフト感を高めることができたのではないかと感じています。

ブランドのファンをつくるといった視点で企画の切り口を考えたことが結果的にフォロワーを増やすだけでなくその後の定着率の高さやファンの拡大につながった成功事例と言えます。

–なるほど、フォロワーを増やすことだけではなく、コミュニティやファン化も視野に入れていたのですね。ちなみに、フォロワー数はどれぐらい増えたのでしょうか。

RINA:12月のキャンペーンで1082人フォロワーを増やすことができました。この結果にクライアントも大変喜んでくださり、2回目のプレゼントキャンペーン実施へとつなぐことができました。

2回目のキャンペーンでは、結果的に1423人のフォロワーを獲得できたのですが、自分以外の誰かにプレゼントできるといった企画は残しながらも、参加方法を引用リツイートにしてシンプル化したことや桜の季節にぴったりのシーズナブルな商品だったこともあり、1回目よりも数字が上がったのかなと思います。

フォロワー獲得と同時に、リアルな声も聞けるのが広告キャンペーンのメリット

–1回目、2回目のキャンペーンによってフォロワー数が増え、キャンペーンも盛り上がったようですが、ユーザーからの反響はいかがでしたか?

RINA:12月のクリスマスキャンペーンでは、他の誰かに商品をプレゼントできるといった企画が目を引き、「今までににないキャンペーンで嬉しいです」というコメントをいただくなど、企画自体がユーザーの記憶に残っているような印象でした。離脱も少なく、コアなファンが獲得できたなと感じました。

「髪の悩みがあるお母さんにも贈ることができてうれしい」、「ハイトーンによる髪の傷みにこのシリーズが合いそうだから、私も試してみたい!」など商品の成分について興味を持つユーザーの方も多く、ブランドが訴求したい内容についてユーザーが触れてくださったのがとてもよかったと思います。

また、4月のキャンーペーンについては、「桜の香りに癒された」、「ピンクカラーがかわいいので、お風呂が華やかになりますね」など、香りやパッケージについてのコメントもあり、商品の魅力について触れてくださる方が多い印象でした。

広告キャンペーンを行うと、商品に対するユーザーのリアルな声も聞くことができるので、フォロワー数を増やす以外にもメリットがあると感じましたね。

–このキャンペーンによってNatureLab TOKYOからどのようなフィードバックをいただきましたか?

RINA: 12月のキャンペーンでフォロワーが増えたという結果から、キャンペーンに対する考え方がポジティブになったという声をいただきました。

キャンペーンの目的は、単にフォロワーを増やすということだけではなく、ユーザーとコミュニケーションをとるという点もあったので、キャンペーンを通じて実現できてよかったとも言っていただきました。

2回目は、1回目よりさらに上回るフォロワー数を獲得できたので、Twitterのアカウントとしての見え方もブランドの公式Twitterらしくなり、他にはないキャンペーンだとユーザーが良い反応してくれるという新しい発見ができたというコメントもいただきました。

–広告キャンペーンを通してユーザーから良い反応をいただけたことで、クライアントの意識も変わったんですね。信頼関係を築くことができたのではないでしょうか。

RINA:そうですね。広告キャンペーンを通して、クライアントと話し合ってブレストすることも多くなりました。そこからうまれた企画で結果を出すことができたので、クライアントから「アイディアを出し合うことは大事だという新しい発見ができた」という声をいただくことができました。

そういった意味でも、クライアントと一緒にアイディアを出し合い、他にはない企画をつくり、ブランドを盛り上げていくことが大切だということを知りましたね。クライアントに寄り添いながら企画を盛り上げていき信頼関係を築いていくコミュニケーションのあり方を見つけ出せたと思います。

スタッフプロフィール

  • PR Planner Group Manager / Cosme Concierge
  • RISA
  • .
  • 美容ブランドを中心にPRを担当。
  • 担当ブランド:資生堂プロフェッショナル,La CASTA,C’BON,Diane Bonheur,Perfect You! etc…
  • SNS Marketing Group Planner
  • RINA
  • .
  • ファッション・美容ブランドを中心にSNS(Instagram、Twitter)の運営を担当。
  • 担当ブランド:Julier Yoga and Relax,NatureLab TOKYO,Lavons Holic,zoff,資生堂プロフェッショナル etc

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  • PACでは、お客様の課題に合わせて最適なSNSマーケティングを提供しております!
  • お気軽にご相談ください。

 

【STAFF INTERVIEW_vol.1】ヨガウェアブランドJulier Yoga and RelaxのInstagram施策

ファッションブランドのInstagram運用における勝ちパターンをご紹介

弊社では、ヨガウェアとリラックスウェアを展開するJulier Yoga and RelaxのInstagram運用を行っています。

Julier Yoga and Relaxは、株式会社BIGIさんが国内で縫製している日本のブランドで、ヨガをライフスタイルに取り入れている女性を中心に支持を集めています。弊社には、Instagramのフォロワー増加の伸び率やエンゲージメントについてご相談があり、クリエイティブやコンテンツの勝ちパターンを仮説検証し運用することになりました。

今回は、ファッションブランドのInstagram運用の勝ちパターンを見つけフォロワー増加に貢献した本プロジェクト担当のRINAさんにお話を伺いました。

 

ファッションブランドのInstagram運用で分析すべポイントとは?

–Julier Yoga and Relaxのインタスタグラム運用に至った経緯についてお聞かせください。

RINA:Julier Yoga and Relaxは、Instagramのフォロワー数の目標を1万人に設定していたのですが、目標になかなか達成しないという課題を解決したいという背景から、弊社がフォロワー1万人に向けての運用方法を、分析し実行することになりました。

–Instagram運用では、まずアカウントの分析を徹底的に行なったそうですが、こちらについて、詳しくお聞かせください。

RINA:アカウントの分析としては、まずプロフィールの分析からスタートし、次にクリエイティブの分析、そしてコンテンツの分析をしてどういったコンテンツが保存につながっているのかなどをチェックしました。プロフィール、クリエイティブ、コンテンツといった順番で分析を毎月進行していましたね。

–ひと月ごとに分析をしていったんですね。プロフィールの分析は具体的にどのようなことを行なったのでしょうか。

RINA:プロフィールについては、改善する前は、ブランドが発信したい内容を書いておられたんですが、最初の3行が表示されるため、箇条書きで1行ずつ簡潔な文章にして、どんなブランドかわかるように書き直しました。

ハイライトも、情報が多く古いものもあったため、ユーザーがタップしやすいように、送料無料などのお得なキャンペーンや、最新の商品情報が前にくるように設定するなど、さまざまな工夫をしていましたね。

ファッションのアカウントはクリエイティブの分析が一番大切

–ファッションブランドのInstagram運用は、ブランディングの観点から、フォロワーを惹きつけるポイントがあるかと思います。そのあたりについて教えてください。

RINA:ファッションブランドは、カタログっぽいフィードの見せ方が向いているので、新しいシーズンの始まりなどのタイミングでは、横3投稿や6投稿、9投稿などのグリッド投稿などをして、ブランドの世界観を伝えました。

また、アカウント運用に関しては、クリエティブの分析が一番大切だと感じます。コスメなどのビューティプロダクトの場合、物撮りが多いかと思いますが、ファッションブランドの場合は、物撮りの他に、ウェアを着用しているモデルの写真も多くバリエーションがあるので、見せ方を工夫する必要がありますね。

クリエイティブに関しては、フィードの見え方も大切ですが、文字の入れ方などを2、3ヶ月かけてリサーチし、どんなクリエイティブが良いのかなどをしっかり分析したのは良かったかなと思います。結果として、エンゲージメント率もあがったので、クリエイティブの分析を細かくすることはやはり重要ですね。

–ファッションブランドのInstagram運用では、クリエイティブの分析を細かくすることが大切なんですね!コンテンツの分析についてはいかがでしょうか?

RINA:コンテンツの分析に関しては、新商品やヨガ動画をはじめ、最初はさまざまなコンテンツを投稿して、反応が良かったものを残していくようにしました。

–どのようなコンテンツに対して反応が良かったのでしょうか。

RINA:やはりヨガウェアのブランドですので、アンバサダーさんによるヨガのレッスン動画の反応が良かったです。また、季節にからめたまとめ投稿も人気で、シーズナルのコンテンツも反応が良いですね。

ECサイトの売上にもつながるInstagram運用のポイント

–クリエイティブやコンテンツを分析して、フォロワー増、エンゲージメント率も高めていったかと思いますが、そのあたりもお聞かせください。

RINA:2、3ヶ月でクリエイティブの分析、その後、コンテンツの分析をして、ようやくクリエイティブとコンテンツを掛け合わせて投稿することができたのですが、こういった段取りでしっかり分析したことで、保存数も約4倍に増加しました。

また、動画コンテンツはエンゲージメント率が高いと言われているので、月1回、リール投稿とIGTV投稿をしているのですが、クリックされやすくするために、表紙も何パターンか考えるなどの工夫もしています。

–新商品やクライアントが売り出したい商品に対するエンゲージメントはどのように高めていったのでしょうか。

RINA:クリエイティブとコンテンツの勝ちパターンで投稿していくことはもちろん、クライアントから、ECサイトへの遷移についてのご要望もありましたので、新商品などの投稿にはタグを必ず付け、また、テキスト欄に商品紹介を書かずに、「詳しくはタグを見てください」とユーザーにタグを見てもらい、ECサイトへ誘導するよう工夫をしました。

–ECサイトの売上も意識してアカウントを運用されているんですね。クライアントからはどのようなフィードバックをいただいているのでしょうか。

RINA:最初はInstagramの運用やSNSのトレンドについて、クライアントさんも知識を深めていきたいとおしゃっていたので、そういったデジタル周りの知見を共有することで信頼もどんどん得てきたのではないかと思っています。また、分析や今後の提案についての詳細なレポート出させていただいているのですが、このような分析に関しても高く評価をいただいておりまして、こうしたコミュニケーションを続けることで、クライアントさんとの信頼関係を構築できてきたのではないかと思っています。

 

スタッフプロフィール

  • SNS Marketing Group Planner
  • RINA
  • ファッション・美容ブランドを中心にSNS(Instagram、Twitter)の運営を担当。
  • 担当ブランド:Julier Yoga and Relax,NatureLab TOKYO,Lavons Holic,zoff,資生堂プロフェッショナル etc…

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