2024.04.24
PAC COLUMNPAC コラム
2022.04.26
【STAFF INTERVIEW_vol.2】ヘアケアブランドNatureLab TOKYO Twitter施策
フォロワー獲得につながるTwitter広告戦略
弊社では、2017年にアメリカで先行販売し、2020年に日本に上陸したD2Cヘアケアブランド「NatureLab TOKYO」のPR、SNSマーケティング、Eコマース(ELLE SHOP)や二子玉川にある蔦屋家電のポップアップでの販売などの支援を行っており、ローンチの段階から、包括的なマーケティング戦略構築に関わってきました。
TwitterやInstagramといった各SNSのアカウントの開設から運用にも携わり、フォロワー獲得にも貢献してきましたが、今回は、その中でも、結果的にフォロワーを増やすことに成功しエンゲージメント率を上げることができた事例として、Twitterのプレゼントキャンペーンの施策について担当のRISAさんとRINAさんにお話を伺いました。
目次
Twitterの広告キャンペーンを成功に導くには、企画の切り口が大切
―ローンチからサポートされていると聞いていますが、 NatureLab TOKYO のTwitter広告キャンペーンにいたる背景を教えていただけますでしょうか。
RISA:2020年4月の情報解禁に向けて、PR戦略の構築を行ってきましたが、6月にTwitterとInstagramのアカウントを開設し、PRだけではなくSNSマーケティングも含めた包括的なマーケティング戦略を行うことになり、Twitterのアカウント運用については、当初はオーガニックでフォロワーを増やすことに注力していました。
–Twitterの運用ではどのようなコンテンツを投稿していたのですか?
RINA:リツイートしてもらえるようなハウツーもののコンテンツを中心に、UGC投稿なども行っていましたが、フォロワーがなかなか増えないという課題がありました。
RISA:そんな中で、プレゼントキャンペーンを提案したところ、商品のラインナップが増えてきたことや、ブランドをより盛り上げる施策も必要になってきたこと、また、クリスマスも近づいてきてプレゼント企画に最適なシーズンになってきたことなどから、キャンペーンが実施されることになりました。
–キャンーペーンを成功に導く、企画の切り口はどのように決めたのでしょうか?
RINA:クライアントから、プレゼントキャンペーンで多く見られる「フォロー&いいね」のみではなく、面白い施策もしたいという声をいただいていたので、他の企業さんがやっていないような企画を考える必要がありました。
12月のキャンペーンでは、プレゼントとからめやすいホリデーシーズンのタイミングだったということもあり、自分だけでなく、プレゼントを贈りたい人にも商品が当たるという参加方法を設定することで、誰かにプレゼントをしたくなるホリデーシーズンのインサイトに刺さる切り口にし、インパクトと新しさを出すことにしました。
2回目は4月に行ったのですが、桜の季節に、サクラエキス配合の「パーフェクトボリュームシリーズセット」をペアでプレゼントする企画を提案しました。商品に桜のエキスが入っていることもあり、桜が咲く季節にぴったりで、新生活に新しく取り入れるヘアケア商品といったシーズナルな切り口と、コロナ禍で花見に行けないというインサイトに対して、「自分に取り入れる桜気分を誰かと共有しませんか?」といった切り口で訴求し、キャンペーンを盛り上げました。
Twitterのギフトキャンペーンでフォロワーを増やすポイントとは?
–Twitterでは、さまざまな企業がギフトキャンペーンを展開しているので、そうした差別化が大切なんですね。フォロワーを増やすには、どういった点に注意されたのですか?
RINA:Twitter独自のチャンネルとしての特性をいかして、今回は当たる商品を4つの中から選択できるようにして、自分と友達や家族へのギフトをどれにするか選ぶわくわく感も味わっていただけるようにしましたね。
贈る人にタグ付けすることで拡散力も高まりますし、選択方式にしたことで印象に残りやすく、キャンペーン参加への楽しさやギフト感を高めることができたのではないかと感じています。
ブランドのファンをつくるといった視点で企画の切り口を考えたことが結果的にフォロワーを増やすだけでなくその後の定着率の高さやファンの拡大につながった成功事例と言えます。
–なるほど、フォロワーを増やすことだけではなく、コミュニティやファン化も視野に入れていたのですね。ちなみに、フォロワー数はどれぐらい増えたのでしょうか。
RINA:12月のキャンペーンで1082人フォロワーを増やすことができました。この結果にクライアントも大変喜んでくださり、2回目のプレゼントキャンペーン実施へとつなぐことができました。
2回目のキャンペーンでは、結果的に1423人のフォロワーを獲得できたのですが、自分以外の誰かにプレゼントできるといった企画は残しながらも、参加方法を引用リツイートにしてシンプル化したことや桜の季節にぴったりのシーズナブルな商品だったこともあり、1回目よりも数字が上がったのかなと思います。
フォロワー獲得と同時に、リアルな声も聞けるのが広告キャンペーンのメリット
–1回目、2回目のキャンペーンによってフォロワー数が増え、キャンペーンも盛り上がったようですが、ユーザーからの反響はいかがでしたか?
RINA:12月のクリスマスキャンペーンでは、他の誰かに商品をプレゼントできるといった企画が目を引き、「今までににないキャンペーンで嬉しいです」というコメントをいただくなど、企画自体がユーザーの記憶に残っているような印象でした。離脱も少なく、コアなファンが獲得できたなと感じました。
「髪の悩みがあるお母さんにも贈ることができてうれしい」、「ハイトーンによる髪の傷みにこのシリーズが合いそうだから、私も試してみたい!」など商品の成分について興味を持つユーザーの方も多く、ブランドが訴求したい内容についてユーザーが触れてくださったのがとてもよかったと思います。
また、4月のキャンーペーンについては、「桜の香りに癒された」、「ピンクカラーがかわいいので、お風呂が華やかになりますね」など、香りやパッケージについてのコメントもあり、商品の魅力について触れてくださる方が多い印象でした。
広告キャンペーンを行うと、商品に対するユーザーのリアルな声も聞くことができるので、フォロワー数を増やす以外にもメリットがあると感じましたね。
–このキャンペーンによってNatureLab TOKYOからどのようなフィードバックをいただきましたか?
RINA: 12月のキャンペーンでフォロワーが増えたという結果から、キャンペーンに対する考え方がポジティブになったという声をいただきました。
キャンペーンの目的は、単にフォロワーを増やすということだけではなく、ユーザーとコミュニケーションをとるという点もあったので、キャンペーンを通じて実現できてよかったとも言っていただきました。
2回目は、1回目よりさらに上回るフォロワー数を獲得できたので、Twitterのアカウントとしての見え方もブランドの公式Twitterらしくなり、他にはないキャンペーンだとユーザーが良い反応してくれるという新しい発見ができたというコメントもいただきました。
–広告キャンペーンを通してユーザーから良い反応をいただけたことで、クライアントの意識も変わったんですね。信頼関係を築くことができたのではないでしょうか。
RINA:そうですね。広告キャンペーンを通して、クライアントと話し合ってブレストすることも多くなりました。そこからうまれた企画で結果を出すことができたので、クライアントから「アイディアを出し合うことは大事だという新しい発見ができた」という声をいただくことができました。
そういった意味でも、クライアントと一緒にアイディアを出し合い、他にはない企画をつくり、ブランドを盛り上げていくことが大切だということを知りましたね。クライアントに寄り添いながら企画を盛り上げていき信頼関係を築いていくコミュニケーションのあり方を見つけ出せたと思います。
- PR Planner Group Manager / Cosme Concierge
- RISA
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- 美容ブランドを中心にPRを担当。
- 担当ブランド:資生堂プロフェッショナル,La CASTA,C’BON,Diane Bonheur,Perfect You! etc…
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- SNS Marketing Group Planner
- RINA
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- ファッション・美容ブランドを中心にSNS(Instagram、Twitter)の運営を担当。
- 担当ブランド:Julier Yoga and Relax,NatureLab TOKYO,Lavons Holic,zoff,資生堂プロフェッショナル etc
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