dance design tuner | ヘアスタイリングブランドのリーフレット制作

サロン専売品のヘアスタイリングブランド「dance design tuner(ダンスデザインチューナー)」のリーフレット制作のディレクションを行いました。

ブランドデビューからしばらく絶ち、サロンさんから「使用感がわかるビジュアルが欲しい・・・」とリクエストがあり制作がスタートしました。

商品アドバイザーのヘアサロンLECO(レコ)の内田総一郎氏の他、LECOのスタイリストさんにご協力いただき、どんなライフスタイルの男女が使用しているヘアスタイリング剤なのか?を話し合いリーフレットのコンセプトや世界観を固めていきました。最終的には2つのサロンさんにサポートいただき一方的なブランドからの押し付けにならないよう、モデルさんのセレクトや衣装の選定を協力して行っていきました。

ファッションからも「自分らしさ」を表現できるように、衣装スタイリストさんには再熱しているヴィンテージショップで集めた古着をコーディネートに差し込んだり、スタジオでの撮影でもヘアカタログ特有のバストアップの写真だけではなくウエストアップで撮影した写真をレイアウトし、dance design tunerの世界観を表現できるように意識して進めていきました。

全国のサロンさんへリーフレットは納品され商品の使用感やイメージが付きやすくなったと好評です。また、世界観を表現できたからこそ店頭POPやInstagramでの投稿などにも派生し、ブランドの価値向上に繋がりました。

dance design tuner(ダンスデザインチューナー) / 株式会社アリミノ
公式サイト:https://dance.arimino.co.jp/lineup 
公式Instagram:https://www.instagram.com/dance.design_tuner

本件に関するお問い合わせ
担当者:半澤、桶川、川崎
TEL:03-6447-0395
FAX:03-6447-0396

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PACでは、お客様の課題に合わせて最適なサービスを提供しております!
お気軽にご相談ください。
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Daniella & GEMMA | スタイリストの起用したコラボレーション企画 をサポート

ブランドデビュー当時から30代以上の「ママ層」の支持が厚いシューズブランド「ダニエラアンドジェマ」で実施したスタイリストコラボレーション企画がインフルエンサーマーケティングの実施にまで広がりましたのでそちらの詳細になります。

今後のブランドの展望として「モード」を感じるワンランク上のブランドへの成長及び「トレンドに敏感なファッション層」のファン化を行っていきたいとご相談がありました。

モード誌や人気タレントのスタイリングを多く手掛けるスタイリストさんとのコラボレーション企画を提案しました。また、今までデザイン重視であまり語ってこなかった「履き心地」も十二分にブランドの魅力の1つになると感じたので、提案したスタイリストは「外反母趾」が小さな頃から悩みだけど「可愛いシューズが大好き」という2面性を持った方を推薦しました。単純に露出の多い人気スタイリストというだけでなくブランドとのマッチングを見極める1つとして、提案する人のライフスタイルをしっかり調べ「何故この人を起用するのか」をブランド側に説明しました。

コラボレーション第一弾が完成したのは20年秋冬シーズンになります。足の悩みが多いスタイリストだからこそ、シューズの制作に対する情熱が強く履き心地とデザインどちらも兼ね備えたバレエシューズが誕生しました。スタイリスト自身も大満足の仕上がりとなり多数のメディアへの露出及び、編集・ライター・モデル・タレントへのPRも積極的に行ってくださったことで「トレンドに敏感なファッション層」の足元をコラボレーションシューズで彩ることが自然発生的に実現できました。販売数も好調でコラボレーションは22秋冬シーズンも発売が決定しています。単発ではなく継続的に実施し「足の悩みを抱えている人」もブランドのファン及び継続購入者となっており、ブランドの当初の目的を達成しながら更に幅広いユーザーに指示されるブランドに成長しました。現在は一定の反響が予測できる状況なので、「デザインや価格帯」も挑戦できる状況となっており更に「モードやトレンド感」を表現できるブランディングも成功しています。

 

本件に関するお問い合わせ
担当者:半澤
TEL:03-6447-0395
FAX:03-6447-0396

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JAM Audio | 日本初上陸!ポップアップストアを開催

米国発のファッションオーディオブランド「JAM Audio」が、5月に日本初上陸しました。

JAM Audioポップアップストア

弊社では、上陸までのPRのプランニングからイベントに至るまでのサポートを実施。

本プロジェクトは、昨年から日本上陸を目指して着々と準備を進めていた同ブランドが、初上陸のタイミングを見計らいながら、ようやく売場や環境が整ったため実現したプロジェクトです!

 

PR・プロモーションに重きを置いたポップアップストア施策

JAM Audio POP-UP STORE内観(1)

初上陸には、PRイベントや記者会見等・・いくつかパターンがあります。コアターゲットが10代~20代の男女ということで、SNSやWebでの話題性と拡散、コア世代の嗜好にひもづけてPRをする、ということが重要な要素であると捉えました。そこで、他社との差別化を図るため、「ポップアップストア」という形で初上陸の展開をするに至りました。

JAM Audio POP-UP STORE内観(2)

場所も、原宿~表参道エリアの路面箇所のファッション感度が高いエリアを中心に選定。

JAM POP-UP STORE 店舗外観

コラボを絡めたPRプランを提案

また、単に「オーディオが原宿~表参道に登場」というだけでは話題性が薄いため、「カフェ」という切り口を使いながら、最終的に「オーディオ日本初上陸×期間限定ショップOPEN×話題のカフェ」、という3つを組み合わせたPRプランを立案し、実行することとなりました。

JAM Audio POP-UP STORE商品 HangUp ChillOut

カフェには、表参道界隈で定評のある、エアストリームガーデン様とコラボ。オリジナルのJAMドーナッツを開発し、ポップアップストアに花を添えることに。

JAM POP-UP STORE エアストリームガーデンコラボレーションドーナッツ

JAM POP-UP STORE エアストリームガーデンコラボレーションドーナッツ

メディアを巻き込んだプロモーションが大きな話題に

JAM POP-UP STORE イベントの様子(1)

約1ヶ月前から、公式サイトやSNS、各メディアに情報発信をし、当日を迎えます。

JAM POP-UP STORE FASHONSNAP.COM記事

JAM POP-UP STORE OMOHARAREAL記事

OPEN初日のプレスdayでは、トータル150名程の来場があり、ヤフーNEWSをはじめ、各メディアやインフルエンサーなどから情報発信を頂き、話題を集めました!

JAM POP-UP STORE PHILEWEB Yahoo!ニュース記事

JAM POP-UP STORE シブヤ経済新聞 Yahoo!ニュース記事

単に、オーディオだけはリーチできないメディアにも刺さったのが、本プロジェクトの成功点だったと思います。

JAM Audio POP-UP STORE イベントの様子(2)

JAM Audio POP-UP STORE イベントの様子(3)JAM Audio POP-UP STORE内観(4)

今後の「JAM Audio」の展開に乞うご期待!!

PACでは、「ポップアップストアに挑戦したい!」方たちや企業に向けた新しいオンラインサービス「Onestop」(ワンストップ)も手掛けています。

詳細については、下記の記事をご覧くださいませ。

新サービス「Onestop」を4月1日より開始!思い描いたポップアップストアをワンストップでサポート!

弊社が手掛けた施策実績については、「PROJECT STORY」で多数ご紹介しております。

PA Communicationへのお問い合わせはContactページへお願いします。

Happy Socks | The Rolling Stonesとコラボ !ロンドンバス・ポップアップストア開催

2019年3月5日に発表されたHappy SocksとThe Rolling Stonesのコラボレーションを記念して、3月16日 (土) & 17日 (日) に ロンドンバス・ポップアップストアを渋谷にオープンしました。

3月13日(水)~3月15日(金)には、ポップアップストアをオープンする渋谷エリア、Happy Socksが店舗を構える原宿エリア・新宿エリアでロンドンバスのPR走行を実施。

メディア掲載、SNSでの告知もあり、両日共に多くの方々にご来場いただけました。

ロンドンバスPR走行実施の様子

 

イベントの企画意図を教えてください。

ブランドのテーマでもある、「世界中にハッピーな気持ちを拡散」をリアルイベントで体感してもらいたい。

そのためには、コミュニティを活性化させることが重要だと感じました。
まずは認知度を上げる必要があったため、注目度が高まるようなイベントを実施。

ザ・ローリング・ストーンズの音楽をBGMとして流すことで、通りがかる人にも写真を撮っていただけたり興味を促すことができました。

ロンドンバスがスクランブル交差点を通行する様子

コラボの世界観を表現したロンドンバスでSNS映え意識

彼らのアイコンにもなっている「舌と唇 / Lips and Tongue」がプリントされている内装は、「SNS映え」するアイキャッチなフォトスポットと化し、「ポップでカラフル」なブランドイメージを象徴するSNS拡散型のプロモーションを意識しました。

また、ロンドンバスからはザ・ローリング・ストーンズのベストアルバムを流して、ロックな世界観を演出しました。

ロックな世界観のロンドンバス内部

SNSで多々取り上げられた様子

限定アイテムで購買意欲を促進

当日はポップアップストアで商品を購入すると、非売品の限定ロングスリーブTシャツやステッカーをプレゼント。

中には高額な商品もあったため、足を運んでくれるお客様に購入してもらうための意欲を駆り立てる必要がありました。

そこで、プレスリリースの時点から「非売品」や「限定商品」等のフレーズを意識的に使い、目を引くような工夫を行いました。

また、ロンドンバスの向かい側はフードトラックも用意。ストアの世界観が崩れないよう、販売員の方にもロングTシャツを着てもらうなど、雰囲気の演出にはかなりこだわりました。

ロンドンバス内部を楽しむ様子

今回のコラボ施策で一番難しかったことは?

なんといっても、国内外複数の取引先とのコミュニケーションです。

かなり大きなプロジェクトとなったため、Happy Socksだけでなく、The Rolling Stonesのレギュレーション問題も発生するなど、スケジュール管理を含めかなり慎重に行いました。

また、スウェーデンと日本は時差が7時間あるため、メールでのやり取りもなるべく工数を減らすように意識しました。

綿密なコミュニケーションから実現したコラボ施策

とはいえ、すべての意見や要望を実現するのは難しい。

ブランディングを崩さず、売上も考慮した上でのPR施策を可能にするためにはどうすればいいのか?

大切にしたのは、先方との密なコミュニケーションを心掛けることです。

それぞれが実現したい内容を丁寧にヒアリングし、とりまとめて整理をする。その結果、「世界観やデザインを重視」という共通認識からぶれることなく、かつ効果的なコラボ企画を可能にすることができました。

イベントを終えての反響は?

Instagram等のSNSでも反響を呼び、かなり評判が良かったです。

目標としていた売上も達成、たくさんのお客様に足を運んでいただけました。クライアント様も今回のイベントを気に入ってくださり、さっそく下期のプロモーションにも動いています。

ファンとの繋がりを作り、深めていく。「Happy Socks」らしいプロモーションを実現できました。

こちらのイベントは大きな話題となり、イギリスでも同プロモーションが実施される予定です!

Happy Socks(ハッピーソックス)とは

カラフルなデザインのソックスというちょっとした小物を取り入れ、ライフスタイルの中でおしゃれなアクセントをつけていこう、というコンセプトのもと、2008年4月、スウェーデン・ストックホルムで設立されたブランド。昨年はブランド設立10周年を迎え、現在90ヵ国以上の国にて販売されている。コーディネートの中心となるような旬なカラーと柄は、徹底したクリエイティビティによって構築された世界観から生まれる。足元から“ハッピー”に、日常を少しだけカラフルにアシストします。

Happy SocksWebsite

Instagram: @happysocksjapan

 

担当者:加藤翔哉

テンプル大学卒業後、2018年入社。海外留学の経験を活かし、1年目からFOREVER 21・FUEGUIA 1833・KAKAO JAPANなど外資系クライアントを主に担当。現在は、Happy Socksを中心にPRコンテンツやイベント等のプロデュースを手掛ける。

弊社が手掛けた施策実績については、「PROJECT STORY」で多数ご紹介しております。

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AOKI | 渋谷宮益坂店レディースエリアのフルリニューアルをクリエイティブディレクション

ビジネススーツ・オフィスカジュアルからフォーマルウェアまで豊富なラインナップを誇るAOKIの都心部旗艦店、渋谷宮益坂店の新装オープンにあたり、PAC執行役員/ifca showroom代表の斉山陽子が、AOKIレディースエリア改装のクリエイティブ・ディレクターを務めました。

「働く女性がビジネスファッションをもっと楽しむ」をコンセプトにAOKI渋谷宮益坂店レディースエリアのフルリニューアルをクリエイティブディレクション

20-40代の働く女性をはじめとする新規客層の拡大を図り、店内外のレディース商品ディスプレイ訴求を強化。店外通路ウィンドウにはレディースのコンセプトである「女性のための女性のスタイルがある日常」が演出されています。

ビジネスのイメージが持つメリハリ感と強さにレトロクラシカルが持つフェミニンな華やかさ・柔らかさを掛け合わせたハンサムキュートな外観。

 

内装は、通勤・オフィス・出張など働く女性が日々過ごす仕事のライフシーンに沿ってエリアが構成され、着用シーンがイメージできる作り込みに。1960年代の海外ドラマのセットをイメージしたビジュアルとともに、「ビジネスファッションを楽しむ」売場に。什器や試着室、ショッパーまで新しいコンセプトに刷新されています。

ビジネスの各シーンが連想される演出の中にもポップさ、エレガントさプラスし、「ビジネスファッションを楽しむ」売場空間を演出。

試着室にもこだわりが。包み込む様なピンクで試着室の空間に温かみを出しています。

ショッパーもこだわりのピンク。女性のための女性のスタイルがある日常、をトータルでクリエイティブディレクション。

売り方戦略・魅せ方戦略を紡ぎ出すクリエイティブ・ディレクションという仕事

抽象的な語感から、なかなか実像が見えづらいクリエイティブ・ディレクターのポジション。実際はどういうことをやっているのですか?

—— 時代の潮流に合わせてブランドの戦略を組み立てています。売り方や魅せ方の戦略は、マーケティングやブランディングを押さえていないとできません。また、クライアントやブランドの状態をみてポテンシャル、伸び代を見極めてアドバイスしていくので、大きなビジネスの構造を作り上げているとも言うことができます。

—— AOKIレディースの場合は、働く女性がもう一歩前に進む、その一歩の後押しするような、応援的なメッセージを盛り込みつつ「女性のための女性のスタイルがある日常」をコンセプトに打ち出しました。ワーキングスタイルを作る=女性の活躍を応援するが根幹にあります。また、AOKIは機能性に絶対的な自信があるので、そこも核としてぶれないようにしています。

 

AOKI渋谷宮益坂店レディースエリアコンセプトやテーマは?

—— 60年代を再評価しているところがポイントです。 働く女性がもう一歩前に進む後押しの前段として、女性の活躍が加速した60年代からIdentityのヒントを得ました。ビジネスでの装いは女性が働く自分自身を表現するツール、自信を与えるものにしたい、というブランドの想いも詰まっています。

—— クリエイティブ・ディレクションではブランドのfutureも描かなければなりません。売場をワクワクする場にして、ブランドイメージをより楽しい方向へ盛っていくようにしています。

 

どういう波及効果がありましたか?

—— クリエイティブ・ディレクションでは、売り方まで見据えることが重要だと感じています。今回は、その週の売上が1.6倍に増加し、レディースの売上にともないメンズの売上も増加しました。

—— 売り場の方々のモチベーションアップにもつながっています。

新卒で渋谷店に配属されたスタッフさんが、

「私、AOKIに就職して良かった。こんなかわいいお店で働けて夢みたい。毎日とっても楽しいです。ありがとうございます」

といってくれた事。これは一番嬉しかったですね。

また、キャリアがあるスタッフさんからも、

「こんなに忙しい渋谷店は私が知る中でははじめて。新しい什器や配置に早く慣れて、接客レベルを上げたい。リピーターのお客さまも店舗にくるモチベーションが上がっていて嬉しそうに買物していて私も嬉しい。」

「ライフスタイル軸でセット売りやコーディネートを販売する接客方法は具体的ですぐ実践できるので自信に繋がった。」

「ウインドウやプロップの写真を撮りたいといったお客様がいることがなんだか誇らしかった。」

というお声をいただきました。

店舗を訪れたスタイリストさんや、メディアの方にも好評で、

「AOKIが女性やキャリア層にはじめて本気で向き合いはじめた気合いを感じる。」

「働く女性のライフスタイル」
「まさに女性のための女性のスタイルを感じる」

などファッション関係者からも高い評価がありました。

 

—— 現在、次店舗のクリエイティブ・ディレクションの仕事も決定し企画が動いています。クリエイティブ・ディレクターは、クライアント、ブランドと向き合って未来を作る仕事ですね。

 

プロジェクトはどうやって進められましたか?

—— 各分野のプロフェッショナルがチームを組み、それぞれの役割からアイデアを出し、実施までのプロセスを遂行していきました。

今回ご一緒したチームメンバーの方々:

プロップスタイリスト 遠藤歩 氏

スタイリスト 林素子 氏

施工デザイン 津木茜(CMYK) 氏

プロジェクトマネージャー 成宮慎(SWELL) 氏

全体統括 吉原正悟(CIA)氏

 

AOKIレディースの商品企画コンサルティング

PACでは、店舗リニューアルと並行して商品企画コンサルティングにも携わっています。商品企画コンサルティングでは、購買層のライフスタイルやシーンにあわせた着心地などを想定し、AOKIレディースの売上拡大をサポートするためのコンサルテーションを行なっています。

 

商品企画/ Creative Director  齊山陽子

(PA Communication 執行役員 ifca showroom代表)

LAとTokyoを行き来するCreative Director。先日のWWDにてINDITEX(アパレル世界ランク現在No.1)本国の戦略パートナーとしての実績が取材されるなどメディア、ブランドからの評価も高い。

ユーザー目線でのコーディネート、ライフスタイルやコミュニケーション視点の商品企画や空間演出には定評があり、自身が商品コンサルティングに就任したブランドで前年比168%を叩きだしたり、企画した商品が三週間で700着売れた事もある。カンヌ広告賞(現カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)シルバー受賞歴あり。

過去、商品コンサルティングとして(株)WORLDのストリートブランド、オンリー、アマゾンファッション、オーガニックヘアプロダクツ、カフェカンパニーのワイヤードカフェ、2017年よりAOKI Ladiesの商品コンサルティングの活動もスタート。

※齊山陽子インタビュー記事はこちらからご覧いただけます。

 

 

 

 

milbon | ローンチPR施策

ミルボン商品イベント当日写真

  • 施策名 :ミルボン「milbon」 ローンチPR施策
  • 得意先 :株式会社ミルボン
  • 実施時期:2016年4月
  • 弊社担当:齋山陽子

担当領域:PR(web PR、雑誌)、PRイベント、キャスティング、空間プロデュース

BtoBからBtoBtoCへのブランディング戦略など

ミルボンと弊社との関りを教えてください。

とあるブランドのPRを担当していて、そこにお勤めされていた方の旦那さんがミルボンの方でした。その方から経営企画室の方を紹介いただいて、「将来1年半後ぐらいにこういう会社名のついたブランドを立ち上げたいのですが、どうですか?」というコンセプトの相談をされたのが最初です。

そこから何度も情報を重ねて、今までBtoBだったミルボンがBtoBtoCというカスタマーに向けたものへと変化する過程をブランディングするというのがお仕事でした。ミルボンは元々プロフェッショナルな商材で、美容室でしか置かれていないものもあって、今までの考え方はBtoB。それがBtoBtoCで、要はカスタマーの人まで考えて作っていくというのがお仕事となりました。

MILBON REPAIR展示

イベントの企画意図を教えてください。

ミルボンがミルボンという商品を発表するにあたって、一番大事にしていたことがアイデンティティでした。そのアイデンティティとは、日本出身のブランドであるということ、そして今後ミルボンはグローバルに成長していく確信があったということから、グローバルのインバウンドで需要が高いハイアットを選んだという経緯があります。

具体的に行ったプロジェクトでの仕事を教えてください。

グローバルミルボンと言われるミルボンの名前がついた商品の魅せ方、空間のプロデュース、プレスの誘致、全体的な演出を全て担いました。まず、今回のミルボンのパッケージがどんなライフスタイルシーンにも合うように作られていたため、ライフスタイル軸でのVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)の提案をしました。それは空間演出としてのステージングにあたって、どこに商品を置くか、ロゴをどこに置くか、照明をどう当てるかという空間的なプロデュースと、商品をみなさんに初めてお見せするので、それをどういう風に発表するかという部分まで考えました。

今回は、各ライフスタイルのテーマを決めて、それをInstagramなどで投稿すると考え、上から撮りやすいように、全てのテーブルで配置を変え、15パターンものVMDを作りました。プロップスタイリストの方や、演出家の方など1人ではなく様々な方が関わり、一緒に作り上げていきました。

また、私が空間を魅せるときに『息をしているもの』と『息をしていないもの』を一緒に置くように心がけています。ただ、商品を置けばいいということではなく、その商品を置いたことによって周りにどのような影響を与えるか、それを見た人がどう感じるかまで考えることが好きなので、今回はそういうことを中心に行いました。ポイントとしては、今回のプロジェクトはかなり新しい試みで、通常ビューティーがやる一部二部三部という構成ではなく、同じ空間に美容室のオーナーや美容師さんがいて、固い新聞系のメディアがいて、ファッション誌がいて、インフルエンサーがいるという4層もの人が一緒に混在するというイベントでした。それによってどんなライフスタイルでも想像できるような時間軸の構成の演出と魅せ方というのにフォーカスして考えたつもりです。

MILBON製品展示

このイベントでの成果、得たことはありますか?

このイベントが終わったあとにある大手美容室のオーナ様にお手紙を書いていただきました。そこには、『初めてBtoBtoCという形で、一般からメディアの方、そして美容師さんと向き合った本当に素晴らしいイベントでした。』とありました。そう言っていただけたことがすごく嬉しかったです。

また、今まで美容師さんというのは美容室で髪を切ったりしたときに、一緒にシャンプーなどをセット買いするというのが普通でしたが、今回は、イベント後に「この商品はありますか?」というお問い合わせが発生して、髪の毛を切っていなくても、シャンプーとリンスを買いに来たお客さんが多数生まれたというのを美容師さんから直接聞くことができたのは本当に嬉しかったです。

商品だけを買いに美容室に来ることが今後起こってくれば、髪の毛に合った商品を美容師さんが紹介するというカウンセリングが存在してくるようになり、そういったお客さんが増えてくれば良いなと思っています。そしてそれこそが本当にミルボンさんのやりたいことなので、ミルボンさんからそれですごく感謝されたことが本当に仕事としてやりがいがありました。

MILBON製品記念写真

ミルボンと今後どのように関わっていきたいですか

これからはより、美容師さんたちを大事にして、それをいかに継続していけるかというのが必要になっていると思います。特にミルボンは美容室での取扱いがNo.1になったので、業界最大手だからこその貢献を世間にしっかりと伝えていきたい。それは国内でもそうだし、国外でも同じように、例えば美容師さんたちが、“生涯美容師”という風に生涯ずっと美容師を続けられるような環境づくりをしたいというのをミルボンさんが発表していて…。私は本当にその通りだと思っていて、若いうちだからできる職業とかではなく、ライフスタイルを理解するコミュニティの場というのを啓蒙したいなと思っています。今後それができたら、すごく幸せ。

司会をする齋山陽子
企画者齋山自身が司会も行った。

齋山陽子

2009年に(株)PA Communicationに入社し現在は執行役員。 ワールドに出向しaquagirl ON THE STREETの商品企画など単なるPRにとどまらない幅広いプロデュース業務を経験し、現在は飲食「カフェカンパニー」のコンサルティングも手掛ける。 現在では「ミルボン」の総合プロデュース以外にホテル、アパレル等、PR、VMD、商品企画等の幅広いコンサルティング業務を展開。LAとTokyoのデュアルライフによりグローバルなプロジェクトも多数。

会社よりのコメント

ファッションを中心に行ってきた弊社が新しい分野として調整したビューティーの分野。その先駆けとして、美容業界のトップヘアケアブランド「ミルボン」の新商品発売という重要な施策にチャレンジ。日本発の同ブランドがグローバルに展開するということで海外のメディアも招いた発表会も実施するなど責任重大なプロジェクトを見事成功に導き、弊社のビューティー分野が確立するきっかけとなった。

さとふる | ふるさと納税のWEBサイト戦略PR

さとふる詩

プロジェクトの概要を教えてください。

PACでは、2015年6月より、ふるさと納税のポータルサイト「さとふる」のPR活動を開始。認知度の拡大からWEBサイトの利用促進につなげるPR・プロモーション施策を実施してきました。

今回のプロジェクト「ふるさと納税コンシェルジュ」は、さとふるが地方創生の拠点として話題性のある商業施設「まるごとにっぽん」に、日本初の実店舗を出店し(コンテンツの作成)、これを戦略的にメディアプロモートすることで自社サービスの認知拡大と利用者のWEBサイト誘導することを目的とした施策です。

年末に需要が拡大する市場環境(シーズナリティ)に着目すると同時に、社会性や話題性(トレンド)を伴ったPR施策の必要性を踏まえた戦略が功を奏し、2015年12月24日時点でTV 11番組、新聞:全国5紙以上に露出を獲得しました。

さとふるテレビ露出、新聞掲載

プロジェクトのミッションを教えてください。

今回、プロジェクトの達成目標を“テレビの露出獲得”に定め、店舗のレイアウトからコンシェルジュの衣装選び、オープン前日の内見会へのプロモート活動まで、十分な準備期間を設けてチームで動くことによって、地域創生をコンセプトにした館への出店意義や相乗効果などのメッセージをターゲットメディアを通じて伝えることが出来ました。

コンテンツを作成してもストーリーが話題性や社会性のあるものとして伝わらなければ訴求になりません。また、関係各所との連携・協力体制の確立という点でもコミュニケーションが求められました。

今回メディアからの取材を多数獲得した理由として、商業施設自体の話題性と年末駆け込み需要が発生するふるさと納税の“市場ニーズ”が合致したこと、更にプロジェクトチームが連携してテレビ・新聞などの幅広いターゲットメディアにアプローチ出来たことが成功の要因です。

まるごとにっぽんリリース

プロジェクトから得たことを教えてください。

WEBサイトというオンライン上のサービスで、プロダクツではないものをどうやってPRしていくつかの成功事例になりました。

また、今回の施策のように企業価値やサービス、お客様への安心感につながるコンテンツを生み出し、社会的にも有意義なPR活動に携わることによって、PR会社における仕事への責任感や楽しさを見出すことが出来ると確信しています。

プロジェクトマネージャー 奥村知明