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「ヴィブラムジャパン」ブランド初となるPOP-UPイベントを開催

2023年10月6日(金)~10月15日(日)の10日間、イタリアの世界的ソールメーカーの日本支社「ヴィブラムジャパン」は、ヴィンテージストア「FRONT 11201」とコラボレーションをし、ブランド初のPOP-UPイベントを期間限定で開催いたしました。


ヴィブラムでのリソール(ソールを張り替えること)を通してシューズを長く使うことの大切さを訴求し、ブランド認知とイメージの構築、ブランドや人とのリレーションづくりを目的に、代々木にある人気ヴィンテージストア「FRONT11201 神山町店」の店内の一角にヴィブラムのソール展示とリペア受付(事前予約)を設け、メディア・インフルエンサーを活用した情報拡散を展開。
今回のPOP-UPイベントでは、下記の戦略と手法を軸に実施しました。

ブランドの世界観を可視化

ヴィブラムは、古くからソールメーカーとして認知されているものの、ブランドの歴史や、ヴィブラムが持つ豊富なソールデザインを見ていただく機会が少なかったこともあり、ほんの一部ではあるものの様々なデザインのソールを展示。あわせてリペアされたシューズも数足展示することで、来場者がイメージを沸きやすように工夫を凝らしました。
また、ブランドとして「Repair If You Care(リペア・イフ・ユー・ケア)」というキャンペーンを展開し、製品の廃棄による環境負荷を軽減する持続可能な方法として、シューズのリユースやリペアについて消費者に啓蒙する活動を行っているため、このキャンペーンの認知と感心を得るために、ブース内にはオリジナルのPOPを設置するなどして、店頭訴求を行いました。

親和性の高いヴィンテージストアとのコラボレーション

今回、私たちはPOP₋UPイベントの会場としてヴィンテージストアをご提案。その中でも「FRONT 11201」は、トレンド性の高い立地とこだわりあるヴィンテージ商品を豊富に取り揃えていること、また、”モノを大切にすることの大事さ”という根底の想いが通じ合い、オファー。快く、お引受けいただくことができ、今回タッグを組むことになりました。
期間中は、「FRONT 11201神山町店」の店内の一角にヴィブラムのブースをご用意いただくだけではなく、SNSの共同投稿や告知、接客など多岐に渡りご協力いただきました。

実施期間内限定でシューズリペアオーダーを受付

POP-UPイベントでは、単にソールの展示をするだけではなく、実際にブース内にて、リペア職人によるカウンセリングを含むリペアオーダー受付を設けました。10日間の期間中に週末の数日・数時間限定で行い、希望者は事前に来店予約をしてもらう座組を作り実施。職人は、ヴィブラム社が認定しているリペア店2社に協力を仰ぎ、スタッフを派遣。長年、様々なシューズリペアを受けているプロの職人の目によるカウンセリングが可能となりました。

PR、SNS、オウンドメディアなど幅広いメディアを駆使した告知

今回実施するにあたり、PR・SNS・オウンドメディアと包括的に実施告知をすることを意識。ヴィブラムジャパンがもつ自社のオウンドメディア上で告知をするだけではなく、PR面では、事前にプレスリリースを作成し、メディアへ情報提供、POP₋UP開催前に記事掲載を狙う活動を行いました。そして開催初日には、現場にメディアを実際に招き取材対応、メディア提供用のオフィシャル撮影も行い、さらに周知させるために準備を行いました。SNSに関しては、タイミングよくPOP₋UP開催前にヴィブラムジャパンのオフィシャルInstagramアカウントを開設することが決まっていたため、開設時から告知投稿をするだけではなく、インフルエンサー数名に協力を仰ぎ投稿をいただいたり、広告配信、会場となる店舗側の公式Instagramとの共同投稿も同時に行うなど、あらゆる手法で告知を行いました。最終的には、POP₋UPの期間中に早々と予約枠が満枠となり予想を越える反響となりました。

Vibram-ism:https://vibram-jp.com/
Vibram Japan Instagram:https://www.instagram.com/vibram_japan/

インフルエンサーの起用

今回のイベントでは、よりシューズリペアへの興味関心を持ってもらい、イベントに参加してもらえるように、SNS上での拡散を狙うためインフルエンサーの起用を強化。ファッションやサステナブルの分野に精通する方々を中心に計16名の方にご協力をいただき、POP₋UPの告知やリペアの認知拡大に関するSNS投稿を依頼しました。この中でも数人には、POP₋UP開催前に事前にシューズリペアに参加いただき、シューズのbefore/afterを投稿いただくことで、実際にシューズリペアがどんなものなのかをイメージが湧きやすいように投稿内容を相談するなど、工夫を行いました。これにより、POP UP来店促進にも繋がっただけではなく、POP₋UP終了後にもSNS上での話題性、ヴィブラムジャパン公式Instagramアカウントへのタグづけ、新規フォロワー獲得に寄与しました。

総評

今回ブランド初となったPOP₋UP期間中は、実施店舗であるFRONT11201の既存客だけでなくこのイベントをフックに初めて来店するお客様が大半で、店舗の売上にも貢献。相互に送客に繋がり理想通りの展開をつくることが出来ました。そして、想定以上の予約人数、また当日の飛び込みのお客様も多く(広告等で認知)、協力いただいた修理店への売上や認知にも一定の貢献を果たせた施策となりました。

そして、ヴィブラムジャパンのオウンドメディア/メディアリレーション/SNSの連動を図ることで各所で話題性をつくることができ、実際にPOP₋UPにご来場いただいたお客様からは「SNSを見てソールを見たくて…」「●●(メディア)の記事を見て…」「大事な靴が履けなくなって修理したかった…」「元々ヴィブラムが好きで…」「たくさんソールがあって驚いた。他の靴も修理したい…」など、高評価のコメントを多くいただきました。POP₋UP終了後には、ご協力いただいたインフルエンサーに密着し取材を行った体験レポート記事もオウンドメディアに公開し、こういった反応はオウンドメディアやSNSの数値面にも大きく影響し、想定数以上の結果を叩き出すことが出来ました。

本施策自体が、ヴィブラム社グローバル全体でもブランド初の試みとなったことから、イタリア本国のスタッフも非常に興味を持ち高評価だったと、ブランド担当者様からの満足度も非常に高く、第2回を主要都市での実施を前向きに検討していただくだけではなく、弊社PA Communicationとしても新たな実績に繋がったと感じています。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社PA Communication
担当:小泉・小口・加納

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