

2025.08.24
2025.08.24
SNSを活用したプロモーションは、企業のブランディングや販売促進において欠かせない手法となっています。中でも、ユーザーの共感を呼び、拡散力を活かせるSNSキャンペーンは、費用対効果が高く、実際に多くの企業が成果を上げています。しかし「どんな施策が有効か?」「自社にはどのような事例が参考になるか?」という点で悩むマーケティング担当者は少なくありません。
本記事では、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、LINEといった主要SNSごとに、実際に話題を集めたキャンペーン事例を業界・施策別に紹介します。さらに、成功事例に共通するパターンや、効果を最大化する工夫についても徹底解説。自社施策への応用ポイントまでわかりやすくまとめているので、これからSNSキャンペーンを計画する方はぜひ参考にしてください。
目次
X(旧Twitter)は、リポスト機能とリアルタイム性の高さから、SNSキャンペーンとの相性が非常に良いプラットフォームです。特に「フォロー&リポスト型」の施策は拡散力が高く、実施コストも比較的抑えられるため、多くの企業が取り入れています。成功しているキャンペーンには共通して「参加のしやすさ」「即時性のある景品」「継続的な開催」の要素があり、ユーザーのエンゲージメントを高める設計がなされています。以下では、2025年に注目された代表的な3つのキャンペーン事例を紹介し、それぞれの工夫点や効果について詳しく見ていきます。
日本ペットフードは、「毎月11日は犬の日」として、定期的にフォロー&リポストキャンペーンを展開しています。毎月の実施により「この日に応募しよう」という期待感を醸成し、エンゲージメントが高まる設計が特徴です。景品も犬のおやつセットと明確で、参加ハードルが低く、ファンのロイヤルティ向上に成功しています。SNSアカウントそのものが「ペットライフ情報の発信源」として確立されているため、単なる販促以上のブランディング効果を生んでいます。
サーティワン アイスクリームは、「LINEギフト10周年記念」の一環としてXでキャンペーンを展開。参加方法は、公式アカウントのフォローと「#LINEギフト10周年おめでとう」をつけた引用リポスト。抽選で10名に「バラエティボックス(12個入り)」のデジタルギフト券を提供しました。引用リポストを利用したことでキャンペーンの視認性が向上し、話題性と拡散効果を両立。景品の「デジタルギフト」も参加・受取が手軽なため、ユーザーの心理的ハードルを下げる要因となりました。
ノーベル製菓は、人気キャンディ「シンサワーズ」のリニューアルを機に、「#天才の味」キャンペーンを実施しました。参加方法は、アカウントのフォローと引用リポストで、当選者には製品1001袋の山分けプレゼント。さらにWチャンスとして工場見学ツアーや商品食べ放題体験などユニークな特典を設定。応募は毎日可能で、ユーザーの再訪・継続参加を促す施策として秀逸でした。「参加したくなる仕掛け」を多重構造で組み込むことで、高いエンゲージメントを実現しました。
Instagramはビジュアル表現に特化したSNSで、フォトジェニックな投稿やストーリーズなどを通じて、拡散力が高い点が魅力です。キャンペーンでは「いいね」「フォロー」「ハッシュタグ投稿」「投稿コンテスト」などが効果的な施策として多く使われています。企業は魅力的な写真や参加の敷居を下げた投稿設計により、ユーザーが自ら投稿したくなる企画を生み出しています。以下、2025年に話題となった代表的な3例を紹介します。
アース製薬は、Instagramと連動した参加型施策として「ノーマットビンゴ」キャンペーンを実施。フォローに加え、指定のハッシュタグ付き投稿でユーザーが自らビンゴ形式のSNS投稿に参加できます。ビンゴ形式はゲーム感覚を取り入れた工夫で、興味を引きながら参加意欲を高め、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を促進。応募者の投稿を通して自然な拡散とブランド接点の増加に成功しました。
人気ジュースブランド「贅沢搾り」は、Instagram上で「モニター募集キャンペーン」を展開。フォロワーに対して新商品を先行体験してもらい、その感想やビジュアルを投稿してもらうという形式でした。この施策では、実際の使用シーンをユーザー視点で発信できるため、リアルな魅力が伝えられ、信頼性の高いUGC(ユーザー生成コンテンツ)を大量に獲得。「モニター投稿」がそのまま口コミとして機能し、効率的なPRに成功しました。
JA幕別町【公式】は、Instagram投稿キャンペーンで「アレンジレシピ付き投稿」を展開しました。自社の野菜や農産物を使ったアレンジレシピを投稿し、その投稿をフォロワーがシェアするという内容。ユーザーは見て楽しむだけでなく、「自分も作ってみたい」と感じる投稿に引き込まれ、レシピの取り入れによって共感を生む投稿コンテンツが豊富に生まれました。食への関心が高い層との接点づくりに成功した効果的な事例です。
TikTokは短尺動画が主体で、視覚インパクトやトレンドの吸引力が強く、ユーザーの自発的な投稿や拡散を促進しやすいプラットフォームです。特に「ダンスチャレンジ」「ハッシュタグ投稿」「エフェクト利用促進」といった仕掛けが有効で、他SNSよりも若年層への訴求力が高い点が特徴です。参加のハードルを下げながら「バズ」や「UGC(ユーザー生成コンテンツ)獲得」を狙う施策が多く見られます。以下に、注目された3つの企業キャンペーン事例を紹介します。
キユーピーは、料理番組「3分クッキング」60周年を記念してTikTok上で「#キユーピー3分クッキング踊ってみた」ダンスコンテストを実施。公式振り付け・楽曲に合わせたダンスをユーザーが投稿し、優秀作品は番組のオープニングで放映されるという豪華な特典付き。抽選で100名にキユーピー商品&オリジナルグッズのギフトセットも提供され、投稿数と注目度の両方で大きな盛り上がりを獲得しました。
丸亀製麺は、自社の新商品「シェイクうどん」のプロモーションとして、TikTokで「#シェイクうどんダンス踊ってみた」投稿チャレンジを実施。TV-CMと連動しながら、動画に指定ハッシュタグをつけて踊る形式で、入賞者にはオリジナルサコッシュなどを贈呈。TikTokとXの併用キャンペーンにより、認知の広がりとユーザー参加の促進を両立させたプロモーションとして成功しました。
ロッテによる「雪見だいふく」のキャンペーンでは、「#雪見のばしチャレンジ」と題し、おもちを伸ばしている動画を投稿するハッシュタグチャレンジを展開。投稿された動画には抽選で賞品が与えられるほか、入賞作品は正式に広告素材としてWeb広告に採用されるというユニークな特典も用意されています。商品の特徴を活かしたチャレンジ促進と、消費者投稿の広告活用という二段構えの仕組みが功を奏しました。
LINEは国内において月間アクティブユーザー約9,700万人を誇り、情報接触率が非常に高いプラットフォームです。友だち追加をきっかけにクーポン、抽選、インスタントウィンなどの報酬を提示するキャンペーンは、参加ハードルが低く、即効性の高いアプローチができる点が魅力です。特に、オープンキャンペーンとクローズドキャンペーンの使い分けによって、新規開拓と既存顧客のロイヤル化の両面で成果を上げている点も注目です。以下に、具体的な企業事例を3つご紹介します。
キッズアライズ公式LINEでは、友だち追加したユーザーを対象に「子育て応援グッズプレゼントキャンペーン」を実施しました。豊富なアイテムが応募対象になっており、プレゼント内容の魅力が高かっただけでなく、アンケートを併用してユーザーのニーズを把握する設計が秀逸です。その結果、友だち登録の増加だけでなく、今後のマーケティングにも活用できる顧客インサイトも獲得しました。
大手食品メーカー・明治は、LINEの友だち登録を条件に「乳幼児用ミルク商品」が毎月100名に当たるキャンペーンを展開。登録と同時にアンケートも実施する形式で、応募者からの情報取得にも成功しました。応募条件が簡潔で分かりやすく、なるべく多くの友だち登録を促す設計と、情報収集の両立に優れた構成です。
なんばマルイでは、LINEで友だち登録した方を対象に、先着3,000名に限り「100円クーポン」を配布するキャンペーンを実施しました。低コストのクーポンと先着方式の組み合わせにより、来店客の即時反応を促し、店舗への誘導に成功。さらに、多くの店舗で利用できる汎用性の高さも来店への後押しになりました。直近の来店客数増加という効果が見えやすい設計です。
SNSキャンペーンの成功を左右するのは、「企画の魅力」だけでなく、それが誰に、何の目的で、どのように届くかという設計です。戦略・演出・導線・検証を一体化させることで、成果が最大化されます。
以下に、複数の信頼ソースから整理した成功パターンをご紹介します。
まず「何のために」キャンペーンを行うか──認知拡大やフォロワー増、購入促進、コミュニティ形成など、目的に応じてKPIを設定し、ターゲットとプラットフォームを選ぶ段取りが不可欠です。これは単なる準備ではなく、PDCAの土台になります。
X(旧Twitter)では「フォロー&リポスト」が拡散に強い形式として多く使われ、InstagramやTikTokではUGC型(ハッシュタグ投稿やチャレンジ)が効果的。誰でも参加できる簡単設計が拡散の鍵です。
・インスタントウィンやクイズ診断型は「その場で当たる楽しい体験」を提供し、参加率を高めます。
・複数等級の景品設計で「参加するだけでもメリットがある」期待感を演出するのも有効です。
ターゲットに「これは自分のための企画だ」と思わせることは成功の分岐点。ペルソナ設計と言葉遣い、景品設定まで徹底し、自然にシェアしたくなる仕掛けが拡散を生みます。
キャンペーンはゴール設計と導線が明快であるほど目的に直結します。認知→参加→エンゲージメント→その先のファン育成や購入につながる流れを描くことが重要です。
SNSキャンペーンは、単なる「話題づくり」にとどまらず、認知拡大・ユーザー参加・データ取得・販売促進など多様な成果を得られる強力なマーケティング手段です。成功事例を通して見えてきた共通点は、「目的に応じた設計」「参加のしやすさ」「共感とシェアを促す仕掛け」「ゴールまでの明確な導線」でした。
これらは企業規模を問わず活用できる普遍的な要素です。重要なのは、事例を模倣するだけではなく、自社のリソースやブランド、顧客特性に即して最適化することです。以下では、自社でSNSキャンペーンを行う際に意識すべきポイントを体系的に整理します。
自社でSNSキャンペーンを実施する際は、次のステップに従うことで成功率が大きく高まります。
①目的を明確にする(例:認知拡大/商品理解/購入促進)
目的を曖昧にしたまま施策を開始すると、方向性がブレて失敗につながります。まずは「誰に」「何をしてほしいか」を明確にしましょう。
②ターゲット層に合ったSNSを選ぶ
③参加導線をシンプルに
④実施中のリアクション設計とエンゲージ対応
投稿をリポストしたり、コメントへの返信を行うことで、ユーザーのモチベーションを高めることが可能です。参加者が「自分の投稿を見てもらえた」と感じることが、ファン化に直結します。
⑤キャンペーン終了後の振り返りと次回施策への反映
参加データ・投稿内容・フォロワーの増減などをKPIとして振り返り、学びを次回に活かしましょう。可能であればキャンペーンを定期開催することで、ユーザーの習慣化も狙えます。
このように段階的な構造設計をもとに施策を立てることで、SNSキャンペーンは一過性のバズで終わらず、**継続的な関係性構築=“ファンマーケティング”**へと進化します。
なお、SNS戦略の設計やコンテンツ制作など、実務支援が必要な場合は、SNS施策を数多く支援してきた株式会社PA Communicationにお気軽にご相談ください。貴社の目的やブランドに応じた最適なプランをご提案いたします。
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