

2025.04.17
2025.01.20
「ASPESI」、「DUNO」の事例にみるLINE公式アカウント運用方法のご紹介-ファッションブランドのPR戦略
ファッションブランド「ASPESI」、「DUNO」(豊田貿易)の事例からLINE公式アカウントの運用方法について事例と共に解説します。運用方法の全体像と、運用を始める前にやるべきことなどまとめました。ユーザーとのコミュニケーションを図りWebサイトや店舗への送客を実現します。
最近、LINE公式アカウントを登録する機会やクーポンを使う機会が増えてきたと感じているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか?自社のブランドや店舗販促でも活用したいと思いつつ、「具体的に何をしたらいいのか分からない」「成果を挙げるにはどうしたらいいのだろうか?」と悩んでいませんか?
LINE公式アカウントを計画的に運用すれば、低コストでメルマガよりも高い集客や販売促進効果が得られます。そのうえ、売上アップや認知拡大も期待ができます。
LINE公式アカウントの運用で大切といわれているポイントは3つです。
本記事では、LINE公式アカウントを運用の流れや、運用前の準備から運用時のコツ・注意点など、成果に繋げる運用のポイントを弊社の事例を交えながら解説します。
日本の人口の70%以上、約8,900万人という多くのユーザー数を誇るコミュニケーションアプリ「LINE」。その中で企業や店舗がユーザーに向けて情報を届けるために使用しているサービスが「LINE公式アカウント」です。現在、37万を超える企業や店舗がアカウントを開設してビジネスに活用しているといわれている為、聞きなじみのある方も増えているのではないでしょうか。。
近年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通して消費者とコミュニケーションを行い、ブランド理解を促しファンを獲得し、購買につなげていくSNSマーケティング活動が主流となってきています。さらには、Tik Tok売れなどの言葉も生れてきています。
しかし、上記のSNSマーケティングでは消費者とのタッチポイントとして各SNSのアルゴリズムが重要になっています。各SNS媒体(Instagram、Twitter、Tik Tokなど)ではそれぞれに媒体側が定めるアルゴリズムによって、ユーザーに表示される投稿が大きく変動する仕組みになっています。アルゴリズムは、開示されていない情報も多く、定期的に変更がされるため分析が困難な仕組みになっているのも特徴です。
それと比較して、LINE公式アカウントは企業側からユーザーに対してメッセージを確実に配信できるツールです。また、LINE公式アカウントは閉鎖的な空間であるものの興味・関心を持ったコアなユーザー層が多く集まるコミュニティーともいわれており、最近ではアーティストがファンクラブの様に活用する事例も目立っています。閉鎖的なプラットフォームの特徴を活用し、購買意欲の高い層に対し、販売促進、集客などに関するさまざまな施策を実施することが可能となっています。意外と知られていないですが、アカウントは無料で簡単に作成できるので、まずはアカウントを開設してみましょう。
LINE公式アカウント作成の手順を、解説していきます。お手元にスマーフォンもしくはパソコンがあれば準備はOKです。
LINE公式アカウントは、LINE for Businessのサイトな内にある「LINE公式アカウントの開設」から開設することができます。ページをクリックするとトップ右側に“LINE公式アカウントの開設(無料)”の赤いボタンが出てくるのでクリックしましょう。その後は、手順に沿って進めていけば数分で開設が完了します。
LINE公式アカウントの友だちとは、LINE公式アカウントを追加してくれたユーザーのことを、「友だち」と呼びます。友だちに対してメッセージを配信したり、チャット機能を使ってコミュニケーションをとることができます。どの様にして「友だち」を増やしていくかが公式LINEアカウント運用のコツになります。広告配信や店頭POPなどを活用する漠然なイメージがある方が多いかもしれませんね。どちらの手法も友だちを増やしていくために使われる手法です◎
友だちを増やす方法として大切になるポイントが4つ。
1つずつ読みといてみましょう。
皆さんは普段LINEを使っていて企業のLINE公式アカウントを登録するのはどの様なタイミングでしょうか?LINEアプリ内の広告表示をみた時、登録でスタンプが貰える時、店舗で登録するように促された時、コスメブランドでポイントカードをLINEで管理すると言われた時、飲食店に行った際にLINE登録で1杯無料のPOPを見た時等・・・。
この様に、友だち登録をしてもらうためには“きっかけ作り”であるタッチポイントを多く持たせることが重要になります。その仕掛け作りをより多く、定期的に実施していくことで友だち数を増やすことが期待できます。
広告配信や店頭POP等の施策を打つ際に重要になるのが、デザインの高さです。せっかくタッチポイントを増やしたのにデザイン性が欠けていたり、ブランドやターゲットに合っていないデザインは効果を低下させてしまいます。露出面等を加味したデザインを意識してユーザーの目を惹く工夫をしていきましょう。思わずユーザーが「気になる!」「なにこれ?」「登録してみたい!」と思う心理をイメージすることが大切です。
上記、①②をお伝えした上で次に大切になることが登録したことによるオファーを持たせることです。オファーというマーケティング用語を効聞く機会が増えましたよね。オファーとは、見込み顧客を獲得するためのメリットや提案をするコンテンツのことです。例えば、サブスクリプション型動画配信サービスが行っている「初月無料」やデリバリーサービスで「○○分以内に到着しなければ無料」等もすべて企業がユーザーに対して行うこともオファーの1つです。このオファーによって、サービス登録数が増え、売上アップに繋がる事例も多いそうです。
この様に、LINE公式アカウントを運用するう上でユーザーに対してのオファーは重要になっています。どれだけ魅力的なオファーを提示できるかによって、登録数は大幅に変動すると考えられますね。
オファーの例
上記に加え「LINE限定」とのワンワードを加えることで一層、特別感がだせます。他SNSと連動で施策を打つことはマーケティングにおいて重要ですが、LINE登録友だち数を増やす点に重きを置く場合は、限定といった手法が効果的と考えられます。
最後に、1~3を踏まえて一番重要になってくることがマーケティングチームとの連携です。当たり前の事と感じる方は多いかと思いますが、意外と社内で連携が取れていない企業様も多いのではないでしょうか。外注会社を入れている、マーケティングチームとSNS運用担当者の部署が違うなど様々な事情で連携がうまくとれないことがあるかと思います。
LINE公式アカウントの運用は断片的にみると運用担当者の裁量によって可能に見えますが、先ほどからお伝えしている友だちを増やす方法として大切になるポイントを押さえていくとなると、運用担当者のみでは点の施策しか行うことができないのです。
この様に友だちを増やす上で大切な点を押さえて運用を行っていきましょう。また、LINE公式アカウントは他SNS(Instagram、Twitter)と異なり、友だち数が多いことが重要とは限りません。重要になるのは、「コアな友だち」を増やすことです。より販促に近い友だちを増やすことで、顧客獲得やリピートへ繋がります。
友だちが一定数に達したらメッセージ配信を実施していきましょう。詳しいメッセージ配信方法はLINE公式アカウントの動画があるのでそちらからチェックしてみてください。
メッセージはテキストだけでなく、普段プライベートで使うような、スタンプ、画像や動画など様々な種類の配信が可能です。さらに、画像や動画にリンクを設置することもできるためリンク先に誘導もできます。WEBサイトへの遷移や購入に繋げる配信をする際に効果的な配信になります。その他、クーポンやアンケート機能の配信も可能になります。
配信内容に合わせて適切なメッセージ配信を実施していきましょう。
メッセージ配信を実施した後は、分析を実施することで次回以降の配信の改善を行ってきます。管理画面上の「分析」タブから確認することができます。
分析機能でみれること▼
最初は全ての項目を網羅して分析するにはハードルが高いですが、まずは3点の分析を強化してみましょう。
期間をセグメントして、追加数/ターゲットリーチ数/ブロック数をみることができます。それぞれ、7日前、30日前の数値と比較してみることもできるので変化を把握しやすいです。
友だちの属性、性別/年齢×性別/地域を表と数値でみることができます。ただし、こちらに関しては期間の設定ができないためリアルタイムでの数値となるため注意が必要です。
友だちの追加経路をみることができます。QRコードからの登録、広告配信、トークルーム内検索が主な経路になっておりそれぞれの内訳数も確認ができます。
メッセージ配信後、開封率とクリック率を確認できます。ただし、配信から取得日までの期間で数値が変動するため、数値取得の期間は統一した方がより精密な分析が可能です。
この様に、管理画面から多くの数値を取得できます。また、分析内容によってはCSVデータとしてダウンロードも可能ですので、社内での数値管理や他の資料への活用も可能です。
弊社では2020年より株式会社豊田貿易が展開するレディースブランドのPR・リース業務及びLINE公式アカウントの運用をサポートしております。ファッションブランド「ASPESI(アスペジ)」、アウターブランド「DUNO(デュノ)」、セレクトショップ「Gente di Mare(ジェンテ ディマーレ)」、シューズブランド「PHILIPPE MODEL(フィリップモデル)」などのイタリアブランドを中心に担当しています。
PR活動では主に、ブランディング、認知拡大、メディアとの関係構築を目的として、プレスリリースの作成、ニュースレター配信を実施しメディアへのアプローチを実施。また、ターゲット媒体への掲載を目指しプレス活動も合わせて行ってきました。外苑前に構える弊社ショールムに来場するスタイリストへ貸出業務やリレーション構築をサポート。
さらに、弊社では年に2回、PRを担当するブランドをご紹介する展示会を実施しております。来場者は主に、雑誌・Webメディアやスタイリスト、ライター、インフルエンサーなどメディア関係者の方々となり、実際に商品に触れ体験いただき、その後のPR活動によるメディアへの掲載、拡散を促すキックオフイベントとして年に2回(6月/12月)実施しています。
※PR業務は終了
PR活動と連動して4アカウントのLINE公式アカウントの運用をサポートしています。アカウント立ち上げから携わらせて頂いており、ブランドによって運用目的の設定を行い、配信内容の精査やテキスト内容・クリエイティブ制作までを担当しています。
LINE公式アカウントを運用する上で、友だち数をアップさせる課題がありました。その解決の1つとして「友だち追加広告」を弊社で運用しております。配信ターゲット、KPI設定、クリエイティブ制作、テキスト制作、広告運用までトータルでサポートを行っています。
運用している中でよく使用している機能をご紹介していきます。
LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能です。トーク画面を開いた時に画面を大きく表示されるためユーザーの目に留まりやすい部分にあります。また、クリエイティブに対してリンクを設定することも可能で、LINE公式アカウントの各機能のほか、外部サイトなどにユーザーを誘導することができます。そのため、戦略的に変更を行うことで効果的な反応を得ることができます。
リッチメッセージとは、画像や動画とテキスト情報を1つの吹き出しにまとめて配信できる機能です。画像や動画を使い視覚的にもわかりやすく、より多くの情報を伝えることが可能となっています。多くの企業が「チラシ」のようなクリエイティブを制作し発信をしていますよね。テキストで訴求を行うよりも画像内に「伝えたいこと」を記載することでユーザーに届きやすいと言われています。また、WEBサイトへの誘導を促すテキストをいれることにより、クリック率も向上します。
スマホの画面を提示することで洋服、飲食などの様々な買い物が割引になるクーポン機能です。自由にオフ率などの設定も可能になっています。友だちになっているユーザーのみに配信をすることができるため、LINE限定クーポンとして特別な訴求にも対応します。また、クーポンの使用率も分析機能で確認ができるため次回以降の改善にも繋げることができます。
① ~③でご紹介した機能は運用にあたって使用するタイミングが多いためマストで押さえておきたい機能です。その他にも、様々な機能があるため組み合わせ方を楽しんで運用することもオススメです。
弊社ではLINE運用サポートを行っております。LINE運用をしているが思うように運用が出来ていない、運用方法がわからない、運用まで手が回らない・・・などのお悩みをサポートさせて頂きます。お問い合わせページから、お気軽にお問い合わせください。
****************************************