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【STAFF INTERVIEW_vol.8】「PACの強み」を追求し、PR連携で軌道に乗せた2つのSNS広告事例

PACでは、これまでメディアPR活動を基盤としたマーティング支援施策による認知拡大施策を展開しています。近年のSNSマーケティングトレンドである、Instagramのディレクションや運用、SNS広告配信、サイトのオウンドコンテンツ制作まで、PRとデジタル領域を一貫して行うメリットであるブランドコミュニケーション活動の最大化を目指しております。

PACのSNS マーケティンググループ、デジタルADプランナーであるANJUさんは入社後から地道な努力を重ね、多い時で10ブランドまで担当し、着実に結果につなげています。クライアント、そして社員内でも信頼が厚い存在に成長を遂げる川瀬さんに、「メディア連動のバリューを活かした広告配信事例」についてお話を伺いました。

 

―SNS広告の取り扱い状況について教えてください

弊社では、国内外のブランドのアカウント運用実績がありますが、現在、広告運用領域においては、10億人のユーザーが利用するInstagram、3.4億人が利用するTwitterの2つに力を入れるブランドが大多数を占めております。最近の傾向として、若年層に強くショートムービーに特化した動画SNSの TikTokのアカウントも関心をもつブランドも増えてきている状況です。SNS広告は、ブランドの規模に関係なく、少予算からでも取り組み可能なことがメリットだと思います。

―徹底したブランド世界観の統一、ユーザーへの自然なアピール力など、PR会社らしい強みが生かされた?

2020年日本初上陸のカナダのコスメブランド「BLEU LAVANDE(ブルーラバンド)」は、カナダ東部ケベック州で生まれた天然のトゥルーラベンダー・エッセンシャルオイル(精油)製品を販売しているラベンダーブランドです。日本上陸後、ブランドの認知拡大に悩んでいたことから、弊社ではメディアPRやブランドの世界観の統一したSNSマーケティングも担当させていただきました。

SNSマーケティングでは担当者が2人の構成で、私がSNS広告配信し、もう一人はアカウント運用とUGCプロモーションを担当しておりました。
広告配信を行う際は、広告の配信結果の分析を行うだけでなく、PR活動によるメディア露出からのターゲットの選定やアカウント運用で獲得できているターゲット層およびその世界観を崩さないなど、PRとInstagramアカウントの連携を常に取りながら、ターゲティングセグメントや毎月数枚のバナーを作成しておりました。

―どのようにPDCAを回しましたか?

新しいアカウントの場合、UGCプロモーション戦略が信頼度向上に効果的ですが、UGCでのクリエイティブ素材の2次利用した広告配信も実現させました。主となるブランドの世界観の表現に加え、ユーザー目線が盛り込まれたクリエイティブを拡散することによって、広告バナーに対する新規ユーザーが感じる違和感が解消され、フォローバック率は市場平均の倍近くという結果となりました。ブランドサイトへの流入数は、運用開始時と比べ約5倍に伸び、製品売上へも繋がりました。メディアPRからSNSの広告配信まで一貫した戦略によって、最大限に自然な形でブランドの魅力を引き上げ、短期間でより多くのユーザーへ伝えていくことができたと実感しました。

―ターゲット選定に、メディアPRの連動性を生かす意味とは?

Instagram広告運用においてターゲットを明確にすることが肝要だと考えております。ターゲット選定の精度をあげるためバックアップとして、PRチーム連動の動きが機能していると思います。特に、メディア掲載や季節のおすすめ製品情報は、随時、Instagram のストーリー投稿を活用していきました。製品掲載メディアの読者層と広告ターゲット層をリンクさせ、1つの情報から幅広いリーチを獲得いたしました。メディア掲載自体が、製品のブランディング活動において、信頼性向上へと寄与します。弊社の長年のメディアとの信頼基盤を活かしたPR連動型広告配信こそ、ブランド活動においての様々な場面メリットにつながっていくのではないかと感じています。

「BLEU LAVANDE 」Instagram:https://www.instagram.com/bleulavande_japan/

―潜在顧客獲得を目的としたTwitter広告事例「Nature Lab Tokyo」はどうでしたか?

ブランド認知度拡大を目標に、2021年11月から2022年4月Twitter広告の取り組みを開始しました。これまで、2019年より「Nature Lab Tokyo」のPR活動及びInstagramマーケティング活動を弊社が担当していましたが、潜在顧客獲得を目的とし、Twitterでの広告配信を担当させていただきました。

Twitter広告特性として、興味関心というだけではなく、「フォロワーが似ているアカウント」や「キーワードターゲティング」の選定があります。この2つを掛け合わせて、Twitter上の美容感度が高い層へ注力しました。

前者では、ブランドイメージ、価格帯が似通ったブランドのほか、掲載獲得メディア、掲載目標であるメディア関連のアカウントまで幅広くターゲティングしました。後者では、「クリスマスコフレ」や「ホリデーギフト」などの季節性のキーワードを取り入れるほか、「Qoo10メガ割」「ベスコス」等の美容業界に独自に存在するトレンドキーワードをターゲティングしました。ターゲットのセグメント後、通常の投稿で高反応であった画像をセレクトし、バナー作成しました。

PDCA戦略としては、PR活動のメディア掲載の訴求軸、SNSエンゲージメント訴求軸、Instagram広告でのエンゲージメント訴求軸にセグメントし、訴求内容のPDCAを素早く回しました。結果としてKPIは毎月達成し、フォロワー獲得単価が目標値の1/4に抑えて配信することもできておりました。

「Nature Lab Tokyo」 Twitter:https://twitter.com/naturelabtokyo

―広告事例の成功要因は?

InstagramもTwitterの広告運用ともに、PRチームとの情報交換が非常に役立っています。ブランドターゲットのペルソナ理解、美容に強いキーワードの洗い出しまで、自分自身の学びも深まる機会だと思います。メディアPRが伴走することで、SNSマーケティング活動によるユーザーへの情報発信がより豊かなものとして寄与できると考えております。

―最後に川瀬さんが仕事をする上で大切にしていることはありますか?

私は、クライアントとの密なコミュニケーションを大切にしています。例えば、バナーデザインを作るとしても、ブランドの目指す方向性とお互いの意見とがマッチすることが大変重要です。市場のトレンドを反映することを優先課題にしても、丁寧にお話し、納得の上で進めていきます。Zoomミーティングの場では、細かくヒアリングさせていただいております。また、直近の事例でいうと、SNS広告配信と絡めたオウンドサイトのコンテンツ制作まで行いました。ソーシャルメディアから、オウンドメディアへ流入したユーザーへさらに良質なブランド情報をお届けできればと思っております。

「LUMIURGLAS」 https://lumiurglas.jp/pages/sp001

こちらより本オウンドコンテンツ事例をご覧いただけます。
https://www.pa-c.co.jp/post/news/lumiurglas_digital/

【スタッフプロフィール】

ANJUの画像

SNS Marketing Group / Digital AD Planner
ANJU

美容ブランドを中心に広告運用を担当。
担当ブランド:ルミアグラス、資生堂プロフェッショナル、ブルーラバンド、ネイチャーラボ、クラフトオーガニック etc…

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