

CLIENT:プチバトー
CLIENT:アシックス
PRの領域を超えて、WEB、店頭など幅広いコミュニケーションに関わる
目次
アシックスとのビジネスがスタートしたのは2011年8月からです。当初は「BC Walker」というウォーキングシューズのみの限定的な取り扱いで9月に小さな記者会見の仕事を受注しました。その後、「ASICS 33」というアシックスアメリカが企画した逆輸入シューズを翌年より発売することになり、そのデビュープロモーションの企画を競合で獲得し仕事の幅が広がり始めます。
2011年11月にはその「ASICS 33」のPR施策のためNYCマラソンへのメディアツアーを実施し、現地で日本のメディアをコーディネート。翌年2月には銀座のアシックスストアにてPRイベントを企画・実施し、TV等で大きく取り上げられました。このPRイベントの成功と担当したASICS 33の拡販でクライアントからの信頼も獲得し、PRだけでなくWEB、店頭ツール、イベント等、仕事の量も拡大して行きます。
入社以来、最初にメインで担当したクライアントなので思い入れもあります。2012年には自分が中心となりロンドンオリンピックへのメディアツアーも行いました。その後は、担当する商品も女性用のウォーキングシューズやアウトドア製品まで広がり、トータルな関わりが出来ました。また、各プロダクトだけでなく、アシックスジャパンのFaceBookの運用などブランディングなどに関することも増えました。
この「RUN you ready?」の企画もクライアントと課題を共有する中で、PRだけでなくトータルなコミュニケーションを構築しなくては、本当の拡販への貢献にはならないと考えつき、提案したものです。
高橋尚子さんの言葉をヒントに企画が立ち上がる。
Number DOの高橋尚子さんを起用したタイアップページも弊社で制作。
ASICSの課題として、ランニングシューズには世界的にも評価が高く、申し分の無い実績を上げていたのですが、アパレルに関してはそれに比べると評価が低い傾向がありました。メディアからもシューズの評価は絶大ながらアパレルに関しては外資系ブランドを選ぶ傾向がありました。
そこで、ランニングの楽しみ方がライフスタイルによって細分化されつつあるというポイントに焦点をあてて、シーン別の販促展開をPR~ビジュアル制作~店頭と連動した施策を考えました。「朝」「夜」「街」「夏」といった4シーンのランニングケースを見せることで、ユーザーが自分のランニングシーンを想像しランニングシューズとアパレルを合わせてトータルコーディネートを組むような流れをつくりました。
「朝」「夜」「街」「夏」といった4シーンのランニングシーンを展開した店頭ビジュアルも弊社の作品。
ある撮影のときに、アシックスのアドバイザーを務める高橋尚子さんより「夏はランニングの需要が落ちるが、実は鍛えるチャンス!」という話がありました。その際、その場にいた私やアシックス担当者の中で「だったら季節ごとにランニングの特徴や楽しみ方があるのでは?」という話が浮かび、そこから今の形に発展しました。
ちなみに、私が発案した「RUN you ready?」というコピーは、クライアントとの食事の席で思いつき、ブレストを重ねて今の形となりました。(笑)
平井理央さんや金メダリストが集結したPRイベント。 多くのTV番組で露出獲得。
PRだけでなく、ビジュアル制作、PRイベントの実施、雑誌タイアップ、WEB制作といったPR会社として異例のトータルな幅となりました。
ビジュアル制作に関しては、ビジュアルの全体ディレクションも行い全体を監修。ファッション業界で活躍するスタッフを起用し、今迄無いビジュアルと評価されました。
PRイベントを2014年4月に実施し、その制作とメディア招聘を担当しました。高橋尚子さんなどメダリストとタレントの平井理央さんをキャスティングし、テレビ等でも露出されました。
弊社で企画したコピー~ビジュアルが多くの店頭で使用されました。一般ユーザーだけでなく、メディアからも良い評価をいただきました。さらに、PRイベントもテレビ:7番組、新聞:41媒体、WEB:151媒体と大きな露出を獲得し、「シーン別のランニング」というコンセプトは拡散されました。
PRプロデュースグループ マネジャー。京都出身。佛教大学社会学部卒業。自動車会社、デザイン事務所、大手イベント制作会社を経て2010年弊社に入社。入社後のカシオ計算機の担当となる。その後、アシックスの担当となり、現在はマネジャーとしてアシックスを中心にプランニング、イベント等のプロデュースを手掛ける。
本企画は上半期の営業成績にも大きく寄与しました。また、弊社らしいPRからイベント、広告、店頭、ウエブと一貫したトータルにインテグレートされた企画となりました。今年から実施の「Best Project大賞」(上半期)を獲得しました。