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2023.03.15

クリエイターとはどんな仕事?職種や向いている人などを解説

近年、テレビやYouTubeなどで、クリエイターという職業を多く目にするようになりました。しかし、多く目にするものの、具体的にどんな職業がクリエイターに該当するのかを答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。

今回は、クリエイターについて深く知りたい人向けに、クリエイターと呼ばれる職種や、どういう人がクリエイターに向いているのかを解説します。

クリエイターとは

クリエイターとは

クリエイターとは、自分自身のスキルや能力を発揮し、価値や作品として提供できる人のことです。

組織では、デザインや制作、編集などを担当します。職業としては、デザイナーや芸術家、映画監督などが挙げられますが、現在ではIT技術の進歩のおかげで、クリエイターとしての幅はより広いものとなっています。

近年では、YouTuberやエンジニアなどもクリエイターと定義付けをされる場合があります。また、ディレクターやプロデューサーといった、組織を取りまとめる役割もクリエイターに該当する職業です。

このように、仕事内容や役割などで見方を変えると、クリエイターという定義の幅広さが分かるでしょう。

クリエイターの職種と仕事内容

クリエイターの職種と仕事内容

クリエイターという職種は、大きく分けて7種類とその他に分けられます。なかには、資格が必要な職種もあるため、希望している職業に資格が必要かどうかも合わせて確認しましょう。

マスコミ系クリエイター

マスコミとはマスコミュニケーションの略であり、メディアを通して不特定多数の人に情報を伝達することを指します。

メディアとは、具体的には新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどが該当します。マスコミ系クリエイターはまさに、このメディアを作る職種です。マスコミ系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・デザイナー
  • ・漫画家
  • ・イラストレーター
  • ・フォトグラファー
  • ・編集者
  • ・アートディレクター
  • ・フォトグラファー

メディアを作る際は編集者がまとめ役となり、絵やデザイン、写真など、コンテンツに必要な要素を各職業へ振り分けて、進行していきます。

数ある職種のなかでも、職業名からどんな仕事内容なのかを想像しやすいのが、マスコミ系クリエイターです。マスコミ系クリエイターを目指している場合は、自分が得意なものを基準にすると、職業を選びやすいでしょう。

エンターテイメント系クリエイター

エンターテイメント系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・CMディレクター
  • ・アニメーター
  • ・ゲームシナリオライター
  • ・キャラクターデザイナー
  • ・3Dデザイナー
  • ・パフォーマー
  • ・舞台監督
  • ・シンガーソングライター
  • ・作曲家
  • ・サウンドディレクター

人を楽しませることに重きを置くのが、エンターテイメント系クリエイターです。多数存在するクリエイターのなかでも、自ら創造して企画をしていく力がとくに重要です。

近年では、IT技術の進歩により、携わるメディア数は増加傾向にあります。具体的には、テレビ関係の仕事以外に、SNSや YouTubeなどのWebメディアでの需要が拡大しています。とくに、CMディレクターやキャラクターデザイナーの活動幅はより広がるでしょう。

建築・工業系デザイナー

建築物の外装や内装をデザインする職種です。建築・工業系デザイナーに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・建築士
  • ・インテリアデザイナー
  • ・空間デザイナー
  • ・プロダクトデザイナー
  • ・ランドスケープデザイナー
  • ・ガーデンデザイナー
  • ・ディスプレイコーディネーター
  • ・照明デザイナー
  • ・CGクリエイター

上記のなかでは、資格を持っていると有利になる職種が含まれています。実際に、建築士は国家資格が必須であり、インテリア関連の仕事はインテリアコーディネーターの資格を持った方が望ましい場合があります。

また、建築・工業系デザイナーはクリエイティブなセンスが問われる一方で、資材の仕入れやものの耐久性なども計算しなければなりません。よって、作るものと予算とのバランスも考える必要があります。

服飾・インテリア系クリエイター

服飾・インテリア系クリエイターに含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・服飾デザイナー
  • ・家具職人
  • ・ジュエリーデザイナー
  • ・ガラス工芸作家
  • ・鍛鉄家

上記の職種は、クリエイティブなセンスと合わせて、居心地や使い勝手のよさも問われます。理由としては、服飾・インテリア系クリエイターは、衣食住のなかでも「衣」と「住」に関わる仕事であるためです。

高い技術力を求められる職種でもあるため、知識や経験値を学校や現場で働くなどして、身につける必要があります。

美術・芸術家

美術・芸術家に含まれる職業は、以下のとおりです。

  • ・画家
  • ・彫刻家
  • ・版画家
  • ・書家
  • ・陶芸家
  • ・絵画修復士
  • ・立体造形作家

アートに携わる仕事が多く、オリジナリティ溢れる表現や、芸術的センスが求められる職種です。また、一人前として確立するまでに長い年月を要するため、忍耐強さも重要です。

上記のような仕事に就くまでのプロセスは、多数存在します。もし美術・芸術家として活動したい場合は、現役で活躍している方々から直接情報を得るのがおすすめです。

美術教育や普及・芸術家の支援 

クリエイティブなことをする人に対して、サポートを行う仕事です。美術教育や普及・芸術家の支援に携わる職業は、以下のとおりです。

  • ・中学校美術教員
  • ・美術館学芸員
  • ・幼児造形講師
  • ・デザイン専門学校教員
  • ・アートマネージャー
  • ・陶芸教室講師
  • ・ギャラリスト
  • ・アートセラピスト

相手がクリエイターとして持っているものを見抜く力や、その力を世へ発揮させるために適切に指導する力が求められます。

また、芸術に対する知的好奇心や、コミュニケーション能力も適性かどうかの基準となります。とくに、ほかの職種と比べて人と向き合う時間が長いため、コミュニケーション能力はより求められる職種ともいえるでしょう。

伝統工芸

長年受け継がれてきた技術で作られる工芸品のことを伝統工芸と呼びます。伝統工芸に携わる職業は、主に以下のとおりです。

  • ・染色家
  • ・絵付師
  • ・漆芸家
  • ・仏壇職人
  • ・能面師
  • ・刀鍛冶
  • ・彫金師
  • ・花火師

伝統工芸に携わる職人になるためには、長年の修行に対する忍耐力と高い技術力が求められます。何年の修行が必要であるかは職種によって異なり、免許や資格の取得が不要な職業がほとんどです。

たとえば、国家資格となっている伝統工芸士という資格は、受検できる条件の一部を「実務経験12年以上」と定めています。伝統工芸士は、技術を磨きながら後世まで伝統工芸の文化を語り継ぐ役割を担っています。

その他

世のなかを見渡してみると、クリエイターと呼ばれる職業はまだまだ多く存在します。

  • ・フィギュア原型師
  • ・ギター製作職人
  • ・フラワーアーティスト
  • ・時計作家
  • ・ペーパークラフト作家
  • ・飴細工職人

上記のクリエイターは、創作物をとおして新たな価値観を提供する一面が強い職種です。自身のクリエイティブさを存分に発揮し、見る人の心を躍らせます。

クリエイターに求められる能力

クリエイターに求められる能力

クリエイターとして地位を高めるために必要な能力として、代表的な能力を3つご紹介します。3つの能力のなかには、クリエイターだからこそ伸ばすべき能力もあれば、職業問わずどの仕事でも重要視される能力もあります。

セルフマネジメント能力

セルフマネジメント能力は、仕事をするうえでのベースとなる能力です。クリエイターとして、よいパフォーマンスを行うためにも重要な能力です。

セルフマネジメントとは、自己管理のことを指します。具体的には、業務タスクをこなすことや時間管理をすることが、自己管理の主な内容として当てはまります。

ほかにも、体調管理や感情のコントロールなど、自分自身の内面に関しての管理も、セルフマネジメントの一部です。セルフマネジメント能力を高めると、業務の効率化や自己成長へと大きく結びつきます。

アウトプット能力

クリエイターとして最大限に発揮させる能力が、アウトプット能力です。このアウトプット能力は、創作物というかたちとして具現化され、クオリティの高いものであれば人々の心に刺さる素晴らしいものとなるでしょう。

創作物のクオリティ次第で、クリエイターとしての活動幅が広がり、自分自身の地位を上げられる可能性も見込めます。

アウトプット能力を伸ばすためには、インプットが不可欠です。実際には本や映画など、好みの創作物からインプットし、自分の能力へと落としこみます。

世界的工業デザイナーである、奥山清行氏の例が分かりやすいでしょう。奥山氏の代表的作品であるフェラーリのエンツォという車は、自身が幼いころ大好きだったガンダムのプラモデルからインスピレーションを受け、デザインされています。

アウトプットする際には、自分の好きだったものが自身のクリエイティブさを発揮する原動力となる場合が多いです。インプットとアウトプットの繰り返しで、アウトプット能力を伸ばしていきましょう。

コミュニケーション能力

営業職や接客業で求められるイメージのあるコミュニケーション能力ですが、コミュニケーション能力はクリエイターに対しても求められます。

なぜなら、クリエイターもほかの職業と同様に、人に対して行う仕事であるためです。コミュニケーション能力がとくに必要となる場面は、主に以下のとおりです。

  • ・打ち合わせや会議のときに、クライアントが求めているものを引き出す
  • ・自分が作りたいものとターゲットのニーズを照らし合わせ、調整する
  • ・社内スタッフに対し、的確な指示を出す

コミュニケーション能力を伸ばすと、ほかのクリエイターとの差別化を図れます。クリエイターとしての成長を望むのであれば、コミュニケーション能力も伸ばしていきましょう。

クリエイターに向いている人

クリエイターに向いている人

クリエイターにも適性があります。今回は、クリエイターに向いている人の特徴を3点ご紹介します。

自分が持っている、あるいは伸ばしていきたいスキルや能力が3点のなかに含まれているかを考えながら読み進めると、クリエイターに向いているかどうかが見えてくるでしょう。

創作が好きな人

まずはなんといっても、創作自体が好きであるかどうかがクリエイターへの適性につながります。

創作に対する「好き」という気持ちは、すべての過程においてのベースとなるものです。創作には、多大な時間と労力を必要とします。そのため、好きという感情が前提にないと、クリエイターとして活動を続けることはなかなか難しいでしょう。

また、クリエイターは、ゼロの状態から何か新しいものを作成することが多い職業です。自分が携わった創作物を通じて、人々を魅了させたいという思いや、新たな価値提供をしたいと思っている人も、創作が好きな人の特徴ともいえます。

創作の過程から、創作物に対する人々のリアクションを観察するところまで総合的に見た結果「創作が好き」と感じる人は、クリエイターへの適性があるといえるでしょう。

表現能力がある人

クリエイターには、自分の考えやアイデアを形にしていく表現力が必要です。表現するためには、クライアントやターゲットが求めているものを引き出し、色や空間認識能力、情報を取捨選択する情報処理能力などを融合させながら、具現化していく作業が求められます。

ポイントとなるのは、自分のスキルを優先せず、クライアントやターゲットから求められているニーズを重要視することです。人々の目や心に刺さるような創作物をどう作成するか、常に心がけながら、表現能力を伸ばしましょう。

論理的な思考ができる人

論理とクリエイティブは一見かけ離れたような存在に見えますが、実はクリエイティブに論理的思考は不可欠です。

よい創作物には、理性的かつ客観的視点が求められます。それらの視点を創作物へつなげるために、論理的思考が必要です。

たとえば、クライアント側が求めているものをヒアリングし具現化するためにも、論理的思考が必要です。クライアント側のヒアリング内容をもとに、下記の3点を理性的かつ客観的視点でとらえていきます。

  • ・クライアント側のニーズ
  • ・ターゲット側のニーズ
  • ・クライアント側とターゲット側のニーズのマッチ具合

3点の内容を固めたあと、論理的思考で3点を組み立て、創作物へとつなげていきます。自分が手がけた創作物に対し、クライアント側とターゲット側はどういう受け取り方をするのかを重点的に考えましょう。

クリエイティブの意味や、クリエイティブな人の特徴や性格をこちらで紹介しています。あわせてご覧ください。
参考記事:クリエイティブとは何か?意味や性格の傾向をわかりやすく紹介

まとめ

まとめ

今回は、クリエイターの職種や向いている人などについて解説しました。クリエイターと呼ばれる職業は、豊富に存在しています。クリエイターの力を借りて、自主制作したコンテンツを大きくしようと挑む場合では、どんなクリエイターに頼るべきか悩むかもしれません。

その際は、株式会社PA Communicationに相談することをおすすめします。株式会社PA Communicationは、PR活動やコンテンツのプロデュースなど、幅広い戦略のなかからクライアントの要望に対して最適なアプローチを提案します。

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